TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025015775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024201739,2023517143
出願日2024-11-19,2022-03-17
発明の名称吸引器用の電源ユニット
出願人日本たばこ産業株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類A24F 40/51 20200101AFI20250123BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】安全性とユーザの利便性の両立に有利な吸引器用の電源ユニットを提供する。
【解決手段】エアロゾル源を加熱するためのヒータに電源からの電力を供給する、吸引器用の電源ユニットが提供される。前記電源ユニットは、前記電源ユニットの動作を制御する制御部と、前記電源および前記制御部を収容する筐体と、前記筐体の表面に取り外し可能に装着されるパネルと、前記パネルの前記筐体からの取り付けまたは取り外しを検知する検知部とを有する。前記制御部は、前記検知部により前記パネルの取り外しが検知された場合に、前記制御部が制御する複数の機能に対する機能制限を行うように構成される。前記制御部は、複数の動作モードを有し、各動作モードに応じて前記機能制限の内容が異なる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル源を加熱するためのヒータに電源からの電力を供給する、吸引器用の電源ユニットであって、
前記電源ユニットの動作を制御する制御部と、
前記電源および前記制御部を収容する筐体と、
前記筐体の表面に取り外し可能に装着されるパネルと、
前記パネルの前記筐体からの取り付けまたは取り外しを検知する検知部と、
を有し、
前記制御部は、前記検知部により前記パネルの取り外しが検知された場合に、前記制御部が制御する複数の機能に対する機能制限を行うように構成され、
前記制御部は、複数の動作モードを有し、各動作モードに応じて前記機能制限の内容が異なる、
ことを特徴とする電源ユニット。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記筐体に配置された操作ボタンを更に備え、
前記制御部は、前記複数の動作モードのいずれにおいても、前記パネルが取り外されている状態では、前記機能制限として、前記操作ボタンの操作を無効にする、
ことを特徴とする請求項1に記載の電源ユニット。
【請求項3】
表示部を更に備え、
前記複数の動作モードは、前記表示部による表示を行うとともに前記操作ボタンを用いたロック解除操作の検知を待機する待機モードと、エアロゾルを生成するために前記ヒータへの電力供給を行うエアロゾル生成モードとを含み、
前記制御部は、前記待機モードにおいて前記パネルが取り外されている状態で前記ロック解除操作が検知されたときは、前記機能制限として、前記エアロゾル生成モードには遷移しない、
ことを特徴とする請求項2に記載の電源ユニット。
【請求項4】
前記制御部は、前記エアロゾル生成モードにおいて、前記検知部により前記パネルの取り外しが検知された場合には、前記機能制限として、前記ヒータへの電力供給を禁止する、ことを特徴とする請求項3に記載の電源ユニット。
【請求項5】
前記制御部は、前記ヒータへの電力供給を禁止した後、所定時間内に前記検知部により前記パネルの取り付けが検知された場合には、前記ヒータへの電力供給の前記禁止を解除する、ことを特徴とする請求項4に記載の電源ユニット。
【請求項6】
前記複数の動作モードは、前記待機モードにおいて前記電源ユニットに対するユーザ操作がない無操作状態が所定時間継続した場合に前記表示部による表示を停止し節電状態で待機するスリープモードと、前記電源ユニットと外部通信装置とを関連付けるペアリングを実行可能なペアリングモードを更に含み、
前記制御部は、前記スリープモードにおいて前記パネルが取り外されている状態で前記操作ボタンを用いたペアリング操作が検知されたときは、前記機能制限として、前記ペアリングモードには遷移しない、
ことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の電源ユニット。
【請求項7】
前記制御部は、前記ペアリングモードにおいて、前記検知部により前記パネルの取り外しが検知された場合には、前記機能制限として、前記ペアリングの実行を禁止する、ことを特徴とする請求項6に記載の電源ユニット。
【請求項8】
前記複数の動作モードは、前記操作ボタンを用いたロック解除設定操作が行われたことに応じて、前記ロック解除操作の設定を実行可能なロック解除設定モードを更に含み、
前記制御部は、前記パネルが取り外されている状態で前記操作ボタンを用いたロック解除設定操作が検知されたときは、前記機能制限として、前記ロック解除設定モードには遷移しない、
ことを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載の電源ユニット。
【請求項9】
前記制御部は、前記ロック解除設定モードにおいて、前記検知部により前記パネルの取り外しが検知された場合には、前記機能制限として、前記ロック解除操作の設定の実行を禁止する、ことを特徴とする請求項8に記載の電源ユニット。
【請求項10】
前記複数の動作モードは、外部電源を用いて前記電源の充電を行う充電モードを更に含み、
前記制御部は、前記充電モードにおいて前記検知部により前記パネルの取り外しが検知された場合であっても前記電源の充電を継続する、
ことを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に記載の電源ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸引器用の電源ユニットに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
加熱式たばこ等の吸引器は、エアロゾル源および香味源を含む基材と、基材を収容し、電源からの電力をヒータに供給して基材を加熱する電源ユニットとを含みうる。電源ユニットは、使用時にユーザが持つ部分であり、操作部や表示部も備えうる。特許文献1には、電源ユニットに対応するアセンブリの表面に、取り外し可能な部材(パネル)が取り付けられたエアロゾル供給システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-500032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
外装部材等の特定の部品が取り外された場合に装置の安全性の観点から機能制限を行うことは一般に行われていることである。
【0005】
しかし、装置の機能の内容に応じて機能制限を制御しないと、ユーザの利便性を損なうおそれがある。
【0006】
そこで、本発明は、例えば、安全性とユーザの利便性の両立に有利な吸引器用の電源ユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面によれば、エアロゾル源を加熱するためのヒータに電源からの電力を供給する、吸引器用の電源ユニットであって、前記電源ユニットの動作を制御する制御部と、前記電源および前記制御部を収容する筐体と、前記筐体の表面に取り外し可能に装着されるパネルと、前記パネルの前記筐体からの取り付けまたは取り外しを検知する検知部と、を有し、前記制御部は、前記検知部により前記パネルの取り外しが検知された場合に、前記制御部が制御する複数の機能に対する機能制限を行うように構成され、前記制御部は、複数の動作モードを有し、各動作モードに応じて前記機能制限の内容が異なる、ことを特徴とする電源ユニットが提供される。
【0008】
一実施形態によれば、前記筐体に配置された操作ボタンを更に備え、前記制御部は、前記複数の動作モードのいずれにおいても、前記パネルが取り外されている状態では、前記機能制限として、前記操作ボタンの操作を無効にする。
【0009】
一実施形態によれば、表示部を更に備え、前記複数の動作モードは、前記表示部による表示を行うとともに前記操作ボタンを用いたロック解除操作の検知を待機する待機モードと、エアロゾルを生成するために前記ヒータへの電力供給を行うエアロゾル生成モードとを含み、前記制御部は、前記待機モードにおいて前記パネルが取り外されている状態で前記ロック解除操作が検知されたときは、前記機能制限として、前記エアロゾル生成モードには遷移しない。
【0010】
一実施形態によれば、前記制御部は、前記エアロゾル生成モードにおいて、前記検知部により前記パネルの取り外しが検知された場合には、前記機能制限として、前記ヒータへの電力供給を禁止する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許