TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025041207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148359
出願日2023-09-13
発明の名称加速空洞
出願人三菱重工機械システム株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H05H 13/04 20060101AFI20250318BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】複雑な機構を用いることなく荷電粒子のエネルギーを切り替え可能な加速空洞を提供する。
【解決手段】加速空洞は、導電性を有する筒形状であり、中心軸に沿った平面で複数に分割された分割部材を平面に沿った分割面同士が隙間を空けて対向した状態で設けられる筐体と、筐体の内部に当該筐体の中心軸の軸線方向に並んだ状態で配置され、荷電粒子を通過可能な連通部により互いに連通された複数のセル部と、筐体の隙間に配置され、平面に沿って隙間を移動可能であり、移動により荷電粒子を加速させる電界の大きさを切り替えるスイッチ部材とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
導電性を有する筒形状であり、中心軸に沿った平面で複数に分割された分割部材を前記平面に沿った分割面同士が隙間を空けて対向した状態で設けられる筐体と、
前記筐体の内部に当該筐体の中心軸の軸線方向に並んだ状態で配置され、荷電粒子を通過可能な連通部により互いに連通された複数のセル部と、
前記筐体の前記隙間に配置され、前記平面に沿って前記隙間を移動可能であり、移動により前記荷電粒子を加速させる電界の大きさを切り替えるスイッチ部材と
を備える加速空洞。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記筐体の内部に設けられ、隣り合う前記セル部同士を前記中心軸からオフセットした位置で連通する結合空洞を更に備え、
前記スイッチ部材は、前記結合空洞に出没するように配置される
請求項1に記載の加速空洞。
【請求項3】
全ての前記結合空洞は、前記セル部に対して前記中心軸に直交する方向について同じ側に配置される
請求項2に記載の加速空洞。
【請求項4】
前記結合空洞は、前記セル部に接続される第1空間部と、前記第1空間部に対して前記中心軸に対して径方向の外側に離れた位置に配置される第2空間部と、前記第1空間部と前記第2空間部とを前記径方向に接続する接続部とを有し、
前記スイッチ部材は、前記接続部に出没するように配置される
請求項2に記載の加速空洞。
【請求項5】
前記隙間を介して複数の前記セル部に接続された真空マニホールドを更に備え、
前記結合空洞は、前記第2空間部が前記真空マニホールドに接続される
請求項4に記載の加速空洞。
【請求項6】
前記筐体は、前記スイッチ部材の可動範囲の少なくとも一部に、前記分割面同士の距離が前記隙間よりも大きくなる移動用隙間を有する
請求項1に記載の加速空洞。
【請求項7】
前記筐体の外部で発生する駆動力を前記スイッチ部材に伝達する伝達機構を更に備える
請求項1に記載の加速空洞。
【請求項8】
前記伝達機構は、前記平面に対して垂直な方向に延在する
請求項7に記載の加速空洞。
【請求項9】
前記伝達機構は、前記スイッチ部材が前記中心軸に直交する方向に沿った回動軸を中心として回動するように前記駆動力を伝達する
請求項7に記載の加速空洞。
【請求項10】
前記伝達機構は、前記スイッチ部材が前記中心軸に沿った方向にスライドするように前記駆動力を伝達する
請求項7に記載の加速空洞。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加速空洞に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
加速空洞は、高周波が入力されることで内部に加速電界を発生させ、電子等の荷電粒子を加速させる。このような加速空洞として、例えば中心軸の軸方向に並ぶ複数のセル部が設けられ、セル部同士が連通部により連通された構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平1-107499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような加速空洞においては、加速電界の大きさを切り替えることで、荷電粒子のエネルギーを切り替え可能とする構成が提案されている。このような加速空洞においては、複雑な機構を用いることなく荷電粒子のエネルギーを切り替え可能な構成が求められている。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、複雑な機構を用いることなく荷電粒子のエネルギーを切り替え可能な加速空洞を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る加速空洞は、導電性を有する筒形状であり、中心軸に沿った平面で複数に分割された分割部材を前記平面に沿った分割面同士が隙間を空けて対向した状態で設けられる筐体と、前記筐体の内部に当該筐体の中心軸の軸線方向に並んだ状態で配置され、荷電粒子を通過可能な連通部により互いに連通された複数のセル部と、前記筐体の前記隙間に配置され、前記平面に沿って前記隙間を移動可能であり、移動により前記荷電粒子を加速させる電界の大きさを切り替えるスイッチ部材とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、複雑な機構を用いることなく荷電粒子のエネルギーを切り替え可能な加速空洞を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る加速空洞の一例を示す平面図である。
図2は、図1におけるA-A断面に沿った構成を示す図である。
図3は、図2におけるB-B断面に沿った構成を示す図である。
図4は、スイッチ部材を移動させる構成の例を示す図である。
図5は、スイッチ部材を移動させる構成の例を示す図である。
図6は、スイッチ部材を移動させる構成の例を示す図である。
図7は、スイッチ部材を移動させる構成の例を示す図である。
図8は、スイッチ部材を移動させる構成の例を示す図である。
図9は、スイッチ部材を移動させる構成の例を示す図である。
図10は、加速空洞の他の例を示す図である。
図11は、加速空洞の使用態様の一例を示す図である。
図12は、加速空洞の使用態様の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る加速空洞の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
図1は、本実施形態に係る加速空洞100の一例を示す平面図である。図2は、図1におけるA-A断面に沿った構成を示す図である。なお、図2では、断面ではないが分割面12にハッチングを付した状態で示している。図3は、図2におけるB-B断面に沿った構成を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
放電器
7日前
愛知電機株式会社
盤フレーム
1日前
個人
静電気排除専用ノズル。
13日前
個人
静電気除去具
2日前
個人
day & night.
12日前
株式会社遠藤照明
照明システム
15日前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
アズビル株式会社
係止構造
2か月前
富士電子工業株式会社
判定方法
1か月前
住友ベークライト株式会社
基板
1か月前
日本精機株式会社
フラッシャ駆動回路
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
26日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
東洋電装株式会社
点灯回路
1か月前
株式会社クラベ
線状体及び面状ユニット
2か月前
愛知電機株式会社
ブッシングの取付金具
23日前
タニコー株式会社
加熱調理器
2か月前
株式会社JVCケンウッド
処理装置
1日前
個人
電波吸収体の製造方法および電波吸収体
1か月前
三菱電機株式会社
電子機器
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
2か月前
ローム株式会社
発光素子駆動回路
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
19日前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
株式会社国際電気
取っ手付き機器
8日前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
27日前
富士通株式会社
コネクタの取り外し方法
1か月前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
1か月前
学校法人金沢工業大学
マイクロ波加熱装置
1か月前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
2か月前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
2か月前
株式会社クラベ
コード状ヒータとヒータユニット
27日前
続きを見る