TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025041170
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2023148299
出願日
2023-09-13
発明の名称
肛門狭窄化治療法
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
31/167 20060101AFI20250318BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】便通を可能にしつつ肛門の開きを狭窄化させる治療方法を提供する。
【解決手段】(a)肛門部にアルコール消毒を施した後に、リドカイン塩酸塩ゼリー(キシロカインゼリー)2%を塗布し、(b)肛門及びこれに接続する直腸の表面近傍の皮膚、粘膜部及び筋肉部にリドカイン1%液を注射し、(c)肛門と直腸の表面近くの皮膚、粘膜部及び筋肉部の複数個所に、ヒアルロン酸を注射し、(d)前記ヒアルロン酸を注射した箇所をアルコール消毒してガーゼを貼る、各処置から成る。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
肛門が拡張状態を治療し便失禁を治療するべく肛門の開きを狭窄化させる治療方法であって、
(a)肛門部にアルコール消毒を施した後に、リドカイン塩酸塩ゼリー(キシロカインゼリー)2%を塗布し、
(b)肛門及びこれに接続する直腸の表面近傍の皮膚、粘膜部及び筋肉部にリドカイン1%液を注射し、
(c)肛門と直腸の表面近くの皮膚、粘膜部及び筋肉部の複数個所に、ヒアルロン酸を注射し、
(d)前記ヒアルロン酸を注射した箇所をアルコール消毒してガーゼを貼る、
各処置から成る肛門狭窄化治療法。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
処置(b)に替えてまたは処理(b)と共に、静脈麻酔又は笑気麻酔による全身麻酔を行う、請求項1に記載の肛門狭窄化治療法。
【請求項3】
前記ヒアルロン酸液の注射箇所と注入量は、肛門の拡張状態に応じて決める請求項1又は2に記載の肛門狭窄化治療法。
【請求項4】
処置(b)におけるヒアルロン酸の注射は、エキソソーム複合体又は幹細胞を含む物質の注入と共に行う、請求項3に記載の肛門狭窄化治療法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、肛門のしまりが緩くなったりまたは肛門が拡張状態のままになってしまい、その結果、便(大便)漏れやその他の支障を生じさせる状態を改善し、便通を可能にしつつ肛門の開きを狭窄化させる治療方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
肛門は、例えば日常的な便秘、痔、加齢、先天的要因、性行為等によって、そのしまり具合が緩くなったり、肛門が拡張したままになることがある。これを放置すると、軟便の際に失禁(便漏れ)してしまいおむつやシートを付けて生活せざるを得なくなったり、肛門部に痛みや違和感が生じてしまい、日常生活に支障が生じてしまう。また、LGBTの方々にとって、性行為が味気ないものになってしまうこともある。
【0003】
肛門のしまり具合が緩くなることから生じる軽い便失禁等の治療は、食事や水分摂取の調整を伴う日常生活の改善、肛門を意識した筋肉運動などにより改善できる場合もある。しかし、肛門の拡張状態が正常な状態に改善しない場合の治療法としては、従来から主に外科手術によって、肛門部と肛門に繋がる下部直腸部の一部を切除して、切除した箇所を縫い合わせて肛門を狭窄化させる治療法が執られてきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、大腸においては水分の吸収が主であり、消化作用は行われることは殆どない。直腸は肛門に繋がる大腸の部位であり、粘膜、筋層及び漿膜の3層の膜により構成されるが、下部直腸及び肛門は、腹腔外にあるため漿膜は存在しない。
【0005】
直腸の上皮は単層円柱上皮で覆われており、肛門の表面は機械的な刺激に強い重層扁平上皮(英語版)で覆われている。肛門の真上では内輪筋が発達しており内肛門括約筋が構成され、平滑筋による括約筋のほかに、横紋筋による外肛門括約筋がある。
【0006】
そして、肛門の開閉は、平滑筋で構成された括約筋により反射的に行われ、横紋筋で構成された外肛門括約筋は意思に従って肛門の開閉動作が行われる。
【0007】
このため、従来より行われている外科手術による肛門及び肛門に繋がる直腸下部の外科用メス(電気メスを含む)を用いた切除術は、粘膜と筋層のみならず、括約筋や横紋筋の筋肉組成を切り取ってしまうことから、切除後に切除箇所を縫い合わせても、手術した部位の自然治癒力による回復を待つしかなく、その間、排便ができない。
【0008】
このことから、完治するには、概ね2週間から1か月程度の長時間を要し、完治していない状態で排便したり軟便が手術部位に沁み渡ったりすると傷口が悪化し、いつまでも回復しないこともあった。この場合、大便には多くの大腸菌が含まれているので、手術部位の傷口から大腸菌が感染した場合、化膿してしまい、抗生物質の投与等により傷口の化膿を時間を掛けて治療しなければならないことが多々生じていた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このため、本願は、上記した種々の課題を解決するべく、肛門の拡張状態を治療し便失禁を治療するべく肛門の開きを狭窄化させる治療方法を提供するものであって、(a)肛門部にアルコール消毒を施した後に、リドカイン塩酸塩ゼリー(総称名:キシロカインゼリー)2%を塗布し、(b)肛門及びこれに接続する直腸の表面近傍の皮膚、粘膜部及び筋肉部にリドカイン1%液を注射し、(c)肛門と直腸の表面近くの皮膚、粘膜部及び筋肉部の複数個所に、ヒアルロン酸を注射し、(d)前記ヒアルロン酸を注射した箇所をアルコール消毒してガーゼを貼る、各処置から成る。
【0010】
ここで、前記処置(b)に替えてまたは処理(b)と共に、静脈麻酔又は笑気麻酔による全身麻酔を行うようにする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
1か月前
個人
歯茎みが品
2か月前
個人
鼾防止用具
1か月前
個人
洗井間専家。
13日前
個人
脈波測定方法
1か月前
個人
白内障治療法
27日前
個人
脈波測定方法
1か月前
個人
マッサージ機
2か月前
個人
導電香
2か月前
個人
片足歩行支援具
2か月前
個人
クリップ
2か月前
個人
ホバーアイロン
1日前
三生医薬株式会社
錠剤
24日前
個人
車椅子持ち上げ器
27日前
個人
口内洗浄具
1か月前
個人
眼科診療車
3か月前
個人
避難困難者救出台車
3か月前
個人
服薬支援装置
22日前
株式会社コーセー
化粧料
2か月前
株式会社結心
手袋
1か月前
株式会社 MTG
浴用剤
2か月前
個人
除菌システム
2か月前
株式会社コーセー
美爪料
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
1か月前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
27日前
個人
腰用サポーター
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
1か月前
個人
尿バッグカバー
2か月前
個人
歯列矯正用器具
1か月前
個人
手指と掌のマッサージ具
15日前
香栄興業株式会社
皮膚外用剤
27日前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
17日前
個人
癌治療装置
2か月前
株式会社ダリヤ
化粧料組成物
28日前
続きを見る
他の特許を見る