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公開番号
2025041094
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2023148186
出願日
2023-09-13
発明の名称
放送受信装置、設定方法
出願人
株式会社JVCケンウッド
代理人
個人
主分類
H04B
1/16 20060101AFI20250318BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】車両の走行速度に適した送信所の周波数をプリセットする技術を提供する。
【解決手段】第1取得部20は、受信継続時間を取得する。第2取得部22は、自車位置と走行速度とを取得する。第1算出部24は、走行速度と受信継続時間とをもとに受信継続距離を算出する。第2算出部26は、放送局データベースを参照して、自車位置における各送信所から送信される放送波の電界強度と、各送信所から送信される放送波の受信可能距離とを算出する。設定部28は、受信可能距離が受信継続距離以上となる送信所の中で、電界強度の大きい送信所の送信周波数を優先的にプリセットする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載された放送受信装置であって、
1つの送信所から送信される放送波を継続して受信すべき時間の最小値である受信継続時間を取得する第1取得部と、
前記車両の自車位置と走行速度とを取得する第2取得部と、
前記走行速度と前記受信継続時間とをもとに、前記1つの送信所から送信される放送波を継続して受信すべき距離の最小値である受信継続距離を算出する第1算出部と、
放送事業者により運用される複数の送信所のそれぞれに対する送信所設置位置と送信周波数と送信出力とが少なくとも示された放送局データベースを参照して、前記自車位置における各送信所から送信される放送波の電界強度と、各送信所から送信される放送波の受信可能距離とを算出する第2算出部と、
前記受信可能距離が前記受信継続距離以上となる送信所の中で、前記電界強度の大きい送信所の送信周波数を優先的にプリセットする設定部と、
を備える放送受信装置。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記第1取得部において取得する前記受信継続時間は変更可能である請求項1に記載の放送受信装置。
【請求項3】
前記第2取得部において取得する前記走行速度に応じて、前記第1算出部と前記第2算出部と前記設定部の処理の実行間隔を変更する請求項1または2に記載の放送受信装置。
【請求項4】
車両に搭載された放送受信装置での設定方法であって、
1つの送信所から送信される放送波を継続して受信すべき時間の最小値である受信継続時間を取得するステップと、
前記車両の自車位置と走行速度とを取得するステップと、
前記走行速度と前記受信継続時間とをもとに、1つの送信所から送信される放送波を継続して受信すべき距離の最小値である受信継続距離を算出するステップと、
放送事業者により運用される複数の送信所のそれぞれに対する送信所設置位置と送信周波数と送信出力とが少なくとも示された放送局データベースを参照して、前記自車位置における各送信所から送信される放送波の電界強度と、各送信所から送信される放送波の受信可能距離とを算出するステップと、
前記受信可能距離が前記受信継続距離以上となる送信所の中で、前記電界強度の大きい送信所の送信周波数を優先的にプリセットするステップと、
を備える設定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送受信技術に関し、特に周波数をプリセットする放送受信装置、設定方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車載用の放送受信装置にはエリアプリセット機能が設けられる。エリアプリセット機能では、送信所毎に受信可能な地域の情報(以下、「放送局データベース」という)が記憶されており、現在の車両位置において受信可能な放送局のチャンネルデータが検索され、検索された受信可能な放送局のデータが表示される。放送局データベースを蓄積することなく、エリアプリセットを実行することが求められる。そのために、放送局を中心とする複数の受信地点を設定し、地表高に関する標高データと該放送局の高さとをもとに、受信地点における電界強度をそれぞれ設定し、設定された受信地点における電界強度をもとに電界エリアが決定される(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-193501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、表示する放送局の周波数を決定する際に、高い精度で自車位置における各送信所の受信状況(電界強度など)を求める手法が提案されており、停止した状態であれば自車位置において最適な周波数がプリセットされる確率が高くなっている。しかしながら、例えば大規模送信所の受信エリア内において発生する地理的・地形的難聴の対策目的で設置される放送エリアの狭い中継局の周波数についてもプリセットの対象となる。このような放送エリアの狭い中継局の電界強度が最大と判断された場合、この中継局の周波数がプリセットされる地域が存在する。このような地域で選局操作をすると、放送エリアの狭い中継局を選局するため、車両が高速で移動受信している場合、僅かな時間で放送エリア外に移動してしまう。その結果、継続視聴のためのサーチ機能がない受信機の場合は受信不能になる可能性が高くなる。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の走行速度に適した送信所の周波数をプリセットする技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の放送受信装置は、車両に搭載された放送受信装置であって、1つの送信所から送信される放送波を継続して受信すべき時間の最小値である受信継続時間を取得する第1取得部と、車両の自車位置と走行速度とを取得する第2取得部と、走行速度と受信継続時間とをもとに、1つの送信所から送信される放送波を継続して受信すべき距離の最小値である受信継続距離を算出する第1算出部と、放送事業者により運用される複数の送信所のそれぞれに対する送信所設置位置と送信周波数と送信出力とが少なくとも示された放送局データベースを参照して、自車位置における各送信所から送信される放送波の電界強度と、各送信所から送信される放送波の受信可能距離とを算出する第2算出部と、受信可能距離が受信継続距離以上となる送信所の中で、電界強度の大きい送信所の送信周波数を優先的にプリセットする設定部と、を備える。
【0007】
本発明の別の態様は、設定方法である。この方法は、車両に搭載された放送受信装置での設定方法であって、1つの送信所から送信される放送波を継続して受信すべき時間の最小値である受信継続時間を取得するステップと、車両の自車位置と走行速度とを取得するステップと、走行速度と受信継続時間とをもとに、1つの送信所から送信される放送波を継続して受信すべき距離の最小値である受信継続距離を算出するステップと、放送事業者により運用される複数の送信所のそれぞれに対する送信所設置位置と送信周波数と送信出力とが少なくとも示された放送局データベースを参照して、自車位置における各送信所から送信される放送波の電界強度と、各送信所から送信される放送波の受信可能距離とを算出するステップと、受信可能距離が受信継続距離以上となる送信所の中で、電界強度の大きい送信所の送信周波数を優先的にプリセットするステップと、を備える。
【0008】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、車両の走行速度に適した送信所の周波数をプリセットできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例に係るカーナビゲーション装置の構成を示す図である。
図1の制御装置の構成を示す図である。
図1の不揮発性メモリに記憶される放送局データベースのデータ構造を示す図である。
図2の設定部において生成される放送事業者毎の送信所リストのデータ構造を示す図である。
図1のカーナビゲーション装置によるプリセット手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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