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公開番号2025040995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148031
出願日2023-09-13
発明の名称焦点調節装置、焦点調節方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/34 20210101AFI20250318BHJP(光学)
要約【課題】安定したAFを実現可能な撮像装置を提供すること。
【解決手段】焦点調節撮像装置は、第1の方向の一対の像の位相差から第1のデフォーカス量を、第2の方向の一対の像の位相差から第2のデフォーカス量を、取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたデフォーカス量を用いて前記撮像光学系の焦点調節の制御を行う焦点調節手段とを有し、前記焦点調節手段は、所定の条件が満たされる場合、順次取得される前記第1のデフォーカス量と前記第2のデフォーカス量のうち一方を固定的に選択して用いて焦点調節の制御を行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
撮像光学系の瞳部分領域を通過した光束により形成された像を光電変換する第1の焦点検出画素からの信号に基づいて、第1の方向の一対の像の位相差から前記撮像光学系の第1のデフォーカス量を取得し、前記第1の焦点検出画素とは異なる前記撮像光学系の瞳部分領域を通過した光束により形成された像を光電変換する第2の焦点検出画素からの信号に基づいて、前記第1の方向とは異なる第2の方向の一対の像の位相差から前記撮像光学系の第2のデフォーカス量を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたデフォーカス量を用いて前記撮像光学系の焦点調節の制御を行う焦点調節手段とを有し、
前記焦点調節手段は、所定の条件が満たされる場合、順次取得される前記第1のデフォーカス量と前記第2のデフォーカス量のうち一方を固定的に選択して用いて焦点調節の制御を行うことを特徴とする焦点調節装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1の焦点検出画素と前記第2の焦点検出画素は、画素群の中心を対称の中心とする点対称の位置関係となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
【請求項3】
前記第1の焦点検出画素と前記第2の焦点検出画素の各々は、前記第1の方向及び前記第2の方向に2n個(nは2以上の整数)に分割された光電変換部を備え、複数の光電変換部は、前記撮像光学系からの光束のうち分割された光束により形成された複数の被写体像を光電変換して位相差の検出に用いられる焦点検出信号を出力する機能を備えていることを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
【請求項4】
前記所定の条件は、検出されるデフォーカス量が予め決められた閾値以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
【請求項5】
前記所定の条件は、前記第1のデフォーカス量と前記第2のデフォーカス量との差分が予め決められた閾値以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
【請求項6】
前記焦点調節手段は、焦点検出結果のばらつき、基線長、及びコントラストの少なくとも一つを用いて前記一方を選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
【請求項7】
前記焦点調節手段は、主被写体以外のエッジ情報を用いて前記一方を選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
【請求項8】
前記前記第1の焦点検出画素と前記第2の焦点検出画素を有する画素群を備えた撮像素子と、
請求項1に記載の焦点調節装置とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項9】
撮像光学系の瞳部分領域を通過した光束により形成された像を光電変換する第1の焦点検出画素からの信号に基づいて、第1の方向の一対の像の位相差から前記撮像光学系の第1のデフォーカス量を取得し、前記第1の焦点検出画素とは異なる前記撮像光学系の瞳部分領域を通過した光束により形成された像を光電変換する第2の焦点検出画素からの信号に基づいて、前記第1の方向とは異なる第2の方向の一対の像の位相差から前記撮像光学系の第2のデフォーカス量を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得されたデフォーカス量を用いて前記撮像光学系の焦点調節の制御を行う焦点調節工程とを有し、
前記焦点調節工程では、所定の条件が満たされる場合、順次取得される前記第1のデフォーカス量と前記第2のデフォーカス量のうち一方を固定的に選択して用いて焦点調節の制御を行うことを特徴とする焦点調節方法。
【請求項10】
請求項9に記載の焦点調節方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像素子を用いて位相差式焦点検出を行う焦点調節装置及び焦点調節方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
撮像装置の自動焦点検出(AF)方式として、撮像素子が焦点検出用センサとして用いられる、撮像面位相差焦点検出方式が知られている。第1の瞳分割方向における焦点検出と、第1の瞳分割方向とは異なる第2の瞳分割方向における焦点検出を行い、複数の焦点検出の結果から1つを採用する構成が提案されている(特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3584691号公報
特開2015-22264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1,2の構成では、採用された検出結果が不安定である場合、AF動作が不安定になることがある。例えば第1の瞳分割方向における焦点検出結果と、第2の瞳分割方向における焦点検出結果が大きく異なり、交互に焦点検出結果を採用すると、2つの焦点検出結果の間を交互にレンズが移動してしまう。
【0005】
本発明は、安定したAFを実現可能な焦点調節装置及び焦点調節方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての焦点調節装置は、撮像光学系の瞳部分領域を通過した光束により形成された像を光電変換する第1の焦点検出画素からの信号に基づいて、第1の方向の一対の像の位相差から前記撮像光学系の第1のデフォーカス量を取得し、前記第1の焦点検出画素とは異なる前記撮像光学系の瞳部分領域を通過した光束により形成された像を光電変換する第2の焦点検出画素からの信号に基づいて、前記第1の方向とは異なる第2の方向の一対の像の位相差から前記撮像光学系の第2のデフォーカス量を取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたデフォーカス量を用いて前記撮像光学系の焦点調節の制御を行う焦点調節手段とを有し、前記焦点調節手段は、所定の条件が満たされる場合、順次取得される前記第1のデフォーカス量と前記第2のデフォーカス量のうち一方を固定的に選択して用いて焦点調節の制御を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、安定したAFを実現可能な焦点調節装置及び焦点調節方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態の撮像装置のブロック図である。
第1の実施形態の撮像素子の画素配列の概略図である。
第1の実施形態の画素の平面図と断面図である。
第1の実施形態の画素と瞳分割の説明図である。
第1の実施形態の撮像素子と瞳分割との対応関係を示す図である。
第1の実施形態の第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係図である。
第1の実施形態の焦点検出方法を示すフローチャートである。
第2の実施形態の焦点検出の構図の一例を示す図である。
第2の実施形態の焦点検出方法を示すフローチャートである。
第2の実施形態の撮像素子の画素配列の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態の撮像装置の一例であるレンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルカメラ10のブロック図である。デジタルカメラ10は、レンズユニット100(交換レンズ)とカメラ本体120とを有する。レンズユニット100は、図1中の点線で示されるマウントMを介して、カメラ本体120に着脱可能に取り付けられる。
【0010】
なお、デジタルカメラは、本実施形態ではレンズ交換可能に構成されているが、レンズユニット(撮像光学系)とカメラ本体とが一体的に構成されてもよい。また、本発明は、デジタルカメラに限定されるものではなく、ビデオカメラやスマートフォン等の他の撮像装置にも適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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