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公開番号
2025040577
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147467
出願日
2023-09-12
発明の名称
マイナーアクチノイドの核変換方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G21F
9/00 20060101AFI20250317BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】高速炉によるマイナーアクチノイド(MA)の核変換量を向上できる核変換方法の提供。
【解決手段】使用済み核燃料の溶液からU及びPuを分離した廃液である高レベル放射性液体廃棄物からMAを分離する処理を行い、MAを含む第1の放射性組成物を得るステップと、前記第1の放射性組成物にUを添加して第2の放射性組成物を得るステップと、前記第2の放射性組成物からMAとUの酸化物固溶体を得るステップと、前記酸化物固溶体に含まれる高発熱性のMAを減衰させるための保管ステップと、保管後の前記酸化物固溶体を用いて、炉心燃料、径ブランケット燃料、上部軸ブランケット燃料、及び下部軸ブランケット燃料を含む燃料を製造するステップと、製造された前記燃料を高速炉の炉心に装荷し、前記燃料に含まれるMAの核変換を行うステップと、を有するMAの核変換方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
使用済み核燃料の溶液からU及びPuを分離した廃液である高レベル放射性液体廃棄物からマイナーアクチノイドを分離する処理を行い、マイナーアクチノイドを含む第1の放射性組成物を得るステップと、
前記第1の放射性組成物にUを添加して第2の放射性組成物を得るステップと、
前記第2の放射性組成物からマイナーアクチノイドとUの酸化物固溶体を得るステップと、
前記酸化物固溶体に含まれる高発熱性のマイナーアクチノイドを減衰させるための保管ステップと、
保管後の前記酸化物固溶体を用いて、高速炉の炉心の中心領域に配置される炉心燃料、前記中心領域の径方向外側の径ブランケット領域に配置される径ブランケット燃料、前記中心領域の軸方向上側の上部軸ブランケット領域に配置される上部軸ブランケット燃料、及び前記中心領域の軸方向下側の下部軸ブランケット領域に配置される下部軸ブランケット燃料を含む燃料を製造するステップと、
製造された前記燃料を高速炉に装荷し、前記燃料に含まれるマイナーアクチノイドの核変換を行うステップと、
を有する、マイナーアクチノイドの核変換方法。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記燃料が、前記中心領域に配置される内部ブランケット燃料をさらに含む、請求項1に記載のマイナーアクチノイドの核変換方法。
【請求項3】
前記核変換を行った後の燃料を再処理するステップをさらに有する、請求項1又は2に記載のマイナーアクチノイドの核変換方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイナーアクチノイドの核変換方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
軽水炉等から発生する使用済み核燃料の再処理においては、使用済み核燃料の溶液からU(ウラン)及びPu(プルトニウム)が回収される。U及びPuを回収した後に残る高レベル放射性液体廃棄物(Highly Active Liquid Waste)(以下、HALWとも記す。)には、核分裂生成物(Fission Products)(以下、FPとも記す。)のほか、Np(ネプツニウム)、Am(アメリシウム)、Cm(キュリウム)等のマイナーアクチノイド(Minor Actinide)(以下、MAとも記す。)が含まれる。HALWは、濃縮工程を経てガラス固化体とされ、地層処分される計画となっている。
【0003】
MAは、1万年オーダの長半減期を持つ核種があり、HALWの処分における負荷増大の要因となっている。そこで、HALWからMAを分離し、分離したMAを、高速炉や加速器(ADS)を用い、異なる元素に変換する核変換技術が検討されている。
特許文献1~2には、MA核変換用の燃料であるターゲットを、炉心燃料が収容された中心領域と、ブランケット燃料が収容されたブランケット領域との間に収容した炉心が開示されている。また、特許文献1~2では、MAの消滅率を高めるために、水素化物燃料をターゲットに含有させることが開示されている。
特許文献3には、MAなどの超ウラン元素(TRU)を含む燃料を、中心領域に非均質的に配置した炉心が開示されている。また、特許文献3では、炉心特性を改善するために、炉心の中心領域に配置される内部ブランケット領域にMA元素を混合することが提案されている。
【0004】
一方、HALWから回収されるMAには一般に、燃料製造に適さない高発熱性の核種(
244
Cmなど)が含まれる。
そこで、特許文献4には、HALWから回収したMAを固化体とし、長期保管して高発熱性の核種を減衰させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-134296号公報
特開2020-153758号公報
特開平5-180971号公報
特開2020-125989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来の核変換技術では、年間のMA核変換量はたかだか0.006~0.02t-MA/(GW・年)である。六ヶ所再処理工場の再処理量(800tHM/年)を想定した場合、MA年間発生量が約1.0t-MA/年であるため、MA発生量に対して、高速炉によるMA核変換が追いつかない状況となる。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、高速炉によるMAの核変換量を向上できるMAの核変換方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係るMAの核変換方法は、使用済み核燃料の溶液からU及びPuを分離した廃液であるHALWからMAを分離する処理を行い、MAを含む第1の放射性組成物を得るステップと、前記第1の放射性組成物にUを添加して第2の放射性組成物を得るステップと、前記第2の放射性組成物からMAとUの酸化物固溶体を得るステップと、前記酸化物固溶体に含まれる高発熱性のMAを減衰させるための保管ステップと、保管後の前記酸化物固溶体を用いて、高速炉の炉心の中心領域に配置される炉心燃料、前記中心領域の径方向外側の径ブランケット領域に配置される径ブランケット燃料、前記中心領域の軸方向上側の上部軸ブランケット領域に配置される上部軸ブランケット燃料、及び前記中心領域の軸方向下側の下部軸ブランケット領域に配置される下部軸ブランケット燃料を含む燃料を製造するステップと、製造された前記燃料を高速炉の炉心に装荷し、前記燃料に含まれるMAの核変換を行うステップと、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係るMAの核変換方法は、高速炉によるMAの核変換量を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第一実施形態に係るMAの核変換方法を説明するフロー図である。
高速炉の構成を示す縦断面図である。
第一実施形態における炉心の構成を示す径方向断面図である。
図3の炉心のIII-III断面の模式図である。
炉心燃料集合体の構成を示す斜視図である。
炉心燃料要素の構成を示す斜視図である。
MAを含むブランケット燃料及びMAを含まないブランケット燃料の配置の一例を示す軸方向断面図である。
MAを含むブランケット燃料及びMAを含まないブランケット燃料の配置の一例を示す軸方向断面図である。
第二実施形態における炉心の構成の一例を示す径方向断面図である。
図9の炉心のX-X断面の模式図である。
第二実施形態における炉心の構成の他の一例を示す径方向断面図である。
図11の炉心のXII-XII断面の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書において、MA(マイナーアクチノイド)は、アクチノイドに属する超ウラン元素のうちPuを除いた元素であり、主にNp、Am、Cmを示す。
本明細書において、ブランケット燃料は、径ブランケット燃料、上部軸ブランケット燃料、下部軸ブランケット燃料及び内部ブランケット燃料を総称である。
数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値および上限値として含むことを意味する。
図面における各部の縮尺は、説明の便宜上、実際とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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