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公開番号2025037746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144872
出願日2023-09-06
発明の名称放射線防護服
出願人株式会社メディカルリーダース
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類G21F 3/02 20060101AFI20250311BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】作業者が容易に洗濯することができ、短時間で着脱可能な防護服を提供する。
【解決手段】
本発明は、着用者の放射線の被ばくを防護する放射線防護ジャケット1であって、前記放射線防護ジャケット1の表地11と裏地12とにより構成され、かつ、前記表地11と前記裏地12とが内部空間30を設けるように構成されたアウター部10と前記内部空間30に配置され、かつ、放射線遮蔽板を有するインナー部20と、前記アウター部10と前記インナー部20のそれぞれに配置された連結部105、205と、を備え、前記連結部105、205において前記アウター部10と前記インナー部20とが着脱可能に連結されることを特徴とする放射線防護ジャケット1を提供するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着用者の放射線の被ばくを防護する放射線防護ジャケットであって、
前記放射線防護ジャケットの表地と裏地とにより構成され、かつ、前記表地と前記裏地とが内部空間を設けるように構成されたアウター部と、
前記内部空間に配置され、かつ、放射線遮蔽板を有するインナー部と、
前記アウター部と前記インナー部のそれぞれに配置された連結部と、
を備え、
前記連結部において前記アウター部と前記インナー部とが着脱可能に連結されることを特徴とする放射線防護ジャケット。
続きを表示(約 57 文字)【請求項2】
前記連結部が面ファスナであることを特徴とする請求項1に記載の放射線防護ジャケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療現場および原子力発電所などの放射性物質存在下で作業員が使用する放射線防護服に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、医療現場及び原子力発電所などの放射性物質存在下では、放射線遮蔽素材を内皮層に積層された放射線防護服について開示されていた。
【0003】
例えば、特許文献1には、散乱エックス線及び電子線を遮蔽する内皮層と、内皮層に積層された、ガンマ線を遮蔽する中皮層と、中皮層に積層された、中性子線を遮蔽する上皮層とを備える放射線遮蔽素材を用いて、着用者の体表面を覆うように形成された放射線防護服であって、着用者の甲状腺周りの放射線遮蔽素材は、上皮層上に中性子線を遮蔽する第二の上皮層を積層する放射線防護服について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-076694
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されている防護服は作業者の全身を覆う生地などの内皮層に比重の重い放射線遮蔽素材が用いられており、当該防護服を長時間着用した場合、防護服内が蒸れてしまい、作業員などの作業効率が低下及び悪臭の原因となっていた。放射線遮蔽素材を含む防護服は洗濯することが困難であり、当該防護服は使用後に交換する必要があり、洗濯可能な防護服が求められていた。また、特に医療現場では、従来タイプの全身を覆うタイプの防護服では利便性に乏しく、作業者が短時間で着脱可能な防護服が求められていた。
【0006】
そこで、本発明の目的は、作業者が容易に洗濯することができ、短時間で着脱可能な防護ジャケットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を達成するため、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、着用者の放射線の被ばくを防護する放射線防護ジャケットであって、前記放射線防護ジャケットの表地と裏地とにより構成され、かつ、前記表地と前記裏地とが内部空間を設けるように構成されたアウター部と前記内部空間に配置され、かつ、放射線遮蔽板を有するインナー部と、前記アウター部と前記インナー部のそれぞれに配置された連結部と、を備え、前記連結部において前記アウター部と前記インナー部とが着脱可能に連結されることを特徴とする放射線防護ジャケットを見出し、本発明に至った。
【0008】
本発明の放射線防護ジャケットによれば、連結部でアウター部とインナー部とが着脱可能に連結されるので、着用者は、放射線防護ジャケットの使用後にアウター部を取り外し洗濯することができる。
【0009】
本発明の放射線防護ジャケットは、前記連結部が面ファスナであることを特徴とする放射線防護ジャケットとすることもできる。
【0010】
本発明の放射線防護ジャケットによれば、前記連結部が面ファスナとすることができるので、着用者は、より簡便に放射線防護ジャケットの使用後にアウター部を取り外し洗濯することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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