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公開番号
2025065084
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2024175425
出願日
2024-10-05
発明の名称
装置、加速器、減速器、核変換システム
出願人
個人
代理人
主分類
G21B
3/00 20060101AFI20250410BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】ミュオンを用いて原子核を核変換するシステムを検討する。ミュオン標的に炭素原子を用いた標的を用いると炭素原子が高エネルギーの陽子照射を経て高度に放射化される問題があり、ミュオン標的が放射化しにくくなる系を考案したい。標的の交換の負担を減らすシステムを考案したい。またミュオンは高速のため標的の原料原子と反応しにくい可能性もあった。
【解決手段】宇宙線により生成された宇宙ミュオンや原子衝突により生成した中間子由来の高速なミュオンを電場・減速手段を用いて減速させ核変換に用いる系を考案する。レーザー航跡場を用いた減速器と電場を形成する素子を用いた減速器を提案する。ミュオンは例えば炭素12や窒素・ホウ素等と水素を結合させ核変換に用いる。
【選択図】図18
特許請求の範囲
【請求項1】
ミュオン粒子、又は宇宙線を用いて生成されたミュオン粒子、又は宇宙線ミュオン粒子を減速器を用いて減速可能な特徴を有する核変換システムであって、
前記減速器によって減速された前記ミュオンを核変換させたい原料原子に結合可能な核変換システムであって、
前記減速器は、
レーザー航跡場を用いて、若しくは電場を用いて、若しくは磁場を用いて、
若しくは材料内の電場を用いて、若しくは材料内の磁場を用いて、
若しくは複数積層したキャパシタ又は積層キャパシタを用いて、
若しくはキャパシタにより生じた電場を用いて、
若しくは材料を用いて、若しくはミュオン核変換において減速された前記ミュオンを結合させたい原料原子を含む材料を用いて、若しくは誘電体材料を用いて、若しくは絶縁体材料を用いて、若しくはイオン化冷却を用いて、若しくは摩擦冷却を用いて、
前記ミュオン粒子を前記減速することが可能な特徴を有する減速器を用いた核変換システムであって、
前記減速器にて前記減速されたミュオンを、
前記原料原子に輸送可能な、
若しくは前記減速器と原料原子を接続可能な、
若しくは前記減速器に備えられた原料原子に結合可能な、
若しくは前記減速器に含まれる原料原子に結合可能な、核変換システム。
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【請求項2】
前記核変換させたい原料原子よりも原子番号の小さい原子に核変換する工程を有する請求項1に記載の核変換システム。
【請求項3】
前記原料原子はホウ素・炭素・窒素・酸素・フッ素の原子であって、前記減速された前記ミュオンを前記原料原子に照射・投入する工程を有する、請求項2に記載の核変換システム。
【請求項4】
宇宙線を用いて生成されたミュオン粒子又は宇宙線ミュオン粒子を減速器を用いて減速可能な特徴を有するミュオン粒子減速器を備えた核変換システム。
【請求項5】
前記減速器によって減速された前記ミュオンを核変換させたい原料原子に結合可能な請求項4に記載の核変換システム。
【請求項6】
第1の前記原料原子である水素原子・ヘリウム原子・リチウム原子・ベリリウム原子・ホウ素原子・炭素原子・窒素原子・酸素原子・フッ素原子・ネオン原子・ナトリウム原子・原子核融合させたい原子Aと、
第2の前記原料原子である水素原子・ヘリウム原子・リチウム原子・ベリリウム原子・ホウ素原子・炭素原子・窒素原子・酸素原子・フッ素原子・ネオン原子・ナトリウム原子・原子核融合させたい原子Bとを、前記減速された前記宇宙ミュオンを用いて核変換させる特徴を有する、請求項4に記載の核変換システム。
【請求項7】
第1の前記原料原子である水素原子と、
第2の前記原料原子であるリチウム・ベリリウム・ホウ素原子・炭素原子・窒素原子・酸素原子・フッ素原子とを、前記減速された前記宇宙ミュオンを用いて核変換させる特徴を有する、請求項4に記載の核変換システム。
【請求項8】
前記核変換させたい原料原子よりも原子番号の小さい原子に核変換する工程を有する請求項4に記載の核変換システム。
【請求項9】
前記原料原子はホウ素・炭素・窒素・酸素・フッ素の原子であって、前記減速された前記ミュオンを前記原料原子に照射・投入する工程を有する、請求項4に記載の核変換システム。
【請求項10】
核融合反応によって生成した原子・粒子の原子核の電荷が核融合燃料物質の原子・粒子の原子核の電荷より小さい特徴を持つ核融合反応系を用いる、ミュオン核融合又はミュオン核変換を行う核変換システムであって、
前記核融合燃料物質はホウ素原子を含み、前記核融合燃料物質は固体ではない水素化ホウ素若しくは液体又は気体の水素化ホウ素を用いるミュオン触媒核融合システムであって、
前記水素化ホウ素に前記減速された前記ミュオンを照射・投入する工程と、前記ミューオンを照射・投入された前記水素化ホウ素を圧縮する工程を有する、ミュオン触媒核融合システムを含む、請求項1に記載の核変換システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
<参照による援用>本発明、
本出願は、西暦2023年09月18日に出願された日本国特許出願、特願2023-150635号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2023年09月19日に出願された日本国特許出願、特願2023-151787号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2023年10月6日に出願された日本国特許出願、特願2023-174791号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2023年10月6日に出願された日本国特許出願、特願2023-174037号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2023年10月6日に出願された日本国特許出願、特願2023-174
180号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2023年11月17日に出願された日本国特許出願、特願2023-196029号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2023年11月19日に出願された日本国特許出願、特願2023-196327号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2024年1月29日に出願された日本国特許出願、特願2024-011
380号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2024年3月31日に出願された日本国特許出願、特願2024-058388号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2024年4月14日に出願された日本国特許出願、特願2024-065053号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2024年4月26日に出願された日本国特許出願、特願2024-072096号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、2024年4月28日に提出された国際出願番号・PCT出願番号PCT/JP2024/016620号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2024年5月22日に出願された日本国特許出願、特願2024-082974号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本出願は、西暦2024年7月29日に出願された日本国特許出願、特願2024-122
912号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により組み込まれる。
本発明は、原子力に関連する考案・発明である。本発明はミューオン触媒核融合システムに関するものである。(アイデアによる出願であって、実証が必要である)
続きを表示(約 6,600 文字)
【背景技術】
【0002】
非特許文献1のようにミューオン触媒核融合方式(ミュオン触媒核融合)が公知である。
【0003】
重水素Dや三重水素Tを含む水素分子を液体とし、そこへミューオン(ミュオン)を投入しミュオンが核融合の触媒のようにふるまい核融合反応をさせる。しかし水素分子では核融合後の原子核の電荷が水素原子の+1からヘリウム原子の+2に増え、+2の電荷をもつ核・へリウム核・アルファ粒子核によりミューオンがクーロン力的に捕捉・トラップされて前記ミュオン触媒核融合が停止する(反応しにくくさせる)課題があった。
【0004】
非特許文献2によれば、陽子とホウ素を用いる熱核融合方式が公知である。熱核融合炉ではD-T、D-D反応で核融合炉を放射化させうる高エネルギーの中性子線が問題になっており、その解決の例として中性子を放出しない、しにくい、陽子とホウ素を用いる系(P-11B系、陽子ホウ素系)が検討されている。前記P-11B系を熱核融合炉で行う場合、熱核融合を起こさせる温度がD-T系より10倍高温にする必要がある課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
高エネルギー加速器研究機構KEK、ミュオン触媒核融合[インターネット、WEBページ、URL:https://www2.kek.jp/imss/msl/muon-tour/fusion.htmll、令和5年9月18日閲覧]
【非特許文献】
【0006】
核融合科学研究所NIFS、先進的核融合燃料を使った核融合反応の実証- 中性子を生成しない軽水素ホウ素反応を利用したクリーンな核融合炉への第一歩 -[インターネットWEBページ、URL:https://www.nifs.ac.jp/news/researches/230309-01.html、令和5年9月18日閲覧]
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
<課題>水素原子・水素分子を用いるミューオン触媒核融合の系において、ミューオンがクーロン力的に捕捉・トラップされて前記ミューオン触媒核融合が停止する(反応しにくくさせる)問題である。また、ミューオン核融合において重水素Dや三重水素T等を用いる系では核融合炉や核融合システムの部材を放射化する虞のある中性子が発生するが、中性子の発生しない系があってもよいかもしれない。
<0033><課題>公知のミューオン触媒核融合において、水素・重水素D・三重水素T等の核融合燃料物質でなく核融合後の生成物質であるヘリウムにミューオンが付着・捕捉・トラップされ触媒核融合が停止する課題があった。ミューオンが核融合燃料物質でなく核融合後の生成物質に補足されミューオン触媒核融合反応が進みにくい問題を解決したいと考えた。また中性子を発生しにくい系も考案したい。
<0059><課題>公知のミューオン触媒核融合において、水素・重水素D・三重水素T等の核融合燃料物質では核融合後の生成物質であるヘリウムにミューオン(ミュオン)が付着・捕捉・トラップされ触媒核融合が停止する課題があった。ミューオンが核融合燃料物質でなく核融合後の生成物質に補足されミューオン触媒核融合反応が進みにくい問題を解決したいと考えた。
<0060><課題>ミューオン核融合炉を停止せずにミュオン標的を取り換えやすくしたい。(標的交換時のダウンタイムを減らしたい。標的寿命を増やしたい。)またミュオン生成部・加速器を小型化したい。
<0061><課題>発明が解決しようとする課題<ミュオン標的の放射化と取り換え保守やミュオン生成できないダウンタイム低減の課題>ミュオンを発生させる際に加速された高エネルギー陽子ビームを炭素やリチウムのミュオン発生用ターゲット部に照射し、パイオン・パイ中間子、ミュオンを生成させる。この際に陽子ビーム照射を受けるパイオン・ミュオン発生用ターゲット部・ミュオン標的は使用するにつれ劣化・放射化し交換が必要である。標的はヒトの接近しにくいレベルに高度に放射化する。ミュオン標的の交換はミュオン発生装置やミューオン核融合システムを停止させる課題があった。そこで標的部が回転することで照射された時間を回転可能なディスクの他の部分に分散・平均化させる回転型ミュオン標的が開発されている。ミューオン核融合システムにおいてもミュオン標的の取り換えや保守をミューオン核融合システム駆動時にミュオン生成部を停止しないで行えると(・ミュオン生成できないダウンタイム低減できると)商業的に(ミューオン核融合発電所が例えばミュオン標的交換の為、半年に一回、三週間等スパンで発電停止せずに済み)好ましいかもしれない。
<0066><課題><ミュオンを生じる装置の小型化、小型加速器・小型ミュオン発生器の必要性>ミュオンを発生させるシステム(加速器・加速空洞・偏向磁石)を小型化する事が好ましい。輸送機器・宇宙機・宇宙船・航空機・車両・船舶・潜水艦や各種設備・ロボット類に前記核融合システムを搭載したい場合、加速器・ミュオン生成装置を含むシステムの大きさを小さくできると好ましい。
<0077><課題>ミュオン標的に炭素原子を用いた炭素素材・バルクの炭素からなる標的を用いると炭素原子が高エネルギーの陽子照射を経て高度に放射化される問題がある。またベリリウムやリチウムを前記標的に用いた場合も同様に問題があるかもしれない。ミュオン標的が放射化しにくくなる系を考案したい。またミュオン標的がノックアウト反応し標的内の原子核が変換されアルファ線等になって抜けていき空隙が増えてもろくなり利用できなくなり標的の交換が必要であるが、標的の交換の負荷・工数を減らすシステムを考案したい。
<0082><課題>ミュオンを減速する装置を検討する。天然の宇宙線由来の宇宙ミュオンを減速する構成を大面積に減速したい。加速器により加速された粒子を衝突させる等の人工的な装置手段で得た中間子から得たミュオンを減速したい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ミューオン触媒核融合において核融合前の燃料物質である水素原子にミューオンを近づけて核融合させたいが、核融合後の原子核のヘリウム原子核は核融合前の水素原子核よりも電荷が増えてミューオンを捕捉しやすくなる。そこで本発明ではその電荷の変化を逆にする系として、陽子とホウ素を用いる系を例1として図1に開示する。またそれを搭載した宇宙船3・輸送機器3の想定例を図5に記載する。
<0033><課題><解決手段>ミューオン触媒核融合において原子核が核融合する際に、核融合により生成した物質の原子核の電荷が、核融合燃料となる原子の原子核の電荷より小さい特徴を持つ、核融合反応系を用いる。具体的には核融合燃料に陽子とホウ素、若しくは陽子を水素分子としてホウ素とともに含むジボランを用いるミューオン触媒核融合系を提案する。
<0027>図1において陽子をホウ素に照射しているが、図6に示すように、予めホウ素と陽子・水素原子が結合したボラン、ジボランB2H6、水素化ホウ素をターゲット部T1に利用してよい。例えば液化した、液体のジボランを核融合燃料F1またはターゲットT1部に用いてよい。図6の系では水素・陽子を含むジボランを用いるので図1等に記載の陽子導入部P1が不要になる利点があるかもしれない。<0028>図7に、ジボランを加圧・圧縮・循環させミューオンを照射し核融合させようとする系1F-SYS-RAMを記載する。(図7は図6の実施例・実施形態の1つである。)図7は公知のラムジェット部を持つ核融合燃料流体がクローズドループ系にて循環する系に、本願ジボランを用いる系を適用した場合の想定図である。
<0029>図7の1F-SYS-RAM系内にあるジボランは圧縮機PUMPにより加圧、圧縮され循環している。加圧された流体のジボランは圧縮装置部RAMによりさらに圧縮され、圧縮されたBH1部(PBH1部)を形成する。ミューオン照射部M1よりPBH1にミューオンが照射され、核融合を促す。(ジボランは圧縮されているため密度が高くなり、ミューオンと接触・近接・触れ合いやすくなり、前記触媒核融合反応が起きやすいことを期待している。) <0030>図7の系1F-SYS-RAMでは陽子とホウ素を水素とホウ素の結合したジボランとして共にシステムに供給できる利点がある。陽子導入部P1が不要である上に、系への燃料の追加や系からのHeの除去(デガス)も可能である。(ヘリウムHe除去部、ジボラン燃料供給部等、フィードコントロール部FEEDCを利用)
<0031>またホウ素より原子番号が大きい不純物の混入しやすさを考慮すると、固体ホウ素よりも、精製可能な気体のジボランのほうがよいかもしれない。(固体ホウ素は固体結晶として生成・精製・精錬が必要。)本願段落0024で水素化ホウ素ナトリウムNaBH4を例として述べたように、本願は核融合燃料の原子番号より大きな原子番号の原子・核融合後生成物EX1あるいは燃料中不純物の存在を存在を好まないと考えられる。
*陽子ホウ素の核融合の系を例として示したが、発明の範囲を限定しないように、より一般的に本発明の条件を開示すると、原子核が融合する際に生成した物質の電荷が核融合燃料となる原子の電荷より小さい系であれば良いかもしれない。(そしてなおかつ中性子の発生しない系・しにくい系があってもよいかもしれない。)
【0009】
<0060><課題><解決手段>円形加速器(固定磁場強収束加速器FFAG加速器、MERITリング・MERIT加速器*MERIT:多重エネルギー回復内部標的法、Multiplex Energy Recovery Internal Target)において楔形又は薄い円板・板の(挿入可能な)可動な標的を用いる。可動な標的は取り換え装置により交換可能でもよいし、可動な標的部とミュオン捕獲用ソレノイド・ミュオン取り出し部を2つ以上備えさせ可動な標的部を加速器の外周から内周側に向けて出し入れ・前後移動(図12のMOVEの箇所)できてよい。可動標的に陽子粒子ビームを照射させパイオンミュオンを生成させてよい。
<0062><解決手段>
<課題を解決するための手段>
<発明を実施するための形態>
<回転ミュオン標的MU-DISK-TGTによるミュオン標的長寿命化、ダウンタイム低減>円形加速器2MU-ACC-RING(FFAG加速器2MU-FFAG、MERITリング・MERIT加速器2MU-MERIT-RING)において、(特にMERIT型リングにおいて、)楔型に飛び出るよう配置されたミュオン標的部であって、外周の細い・鋭利な(鋭利な形で・楔形に飛び出た)薬研車型の回転標的部、若しくは外周部が細く・薄く・鋭い回転鋸のようになったレコード盤・ディスク形状の回転標的部MU-DISK-TGT(図10・図11・図12の、外周の先端が鋭利になった細く薄い円板、或いは、楔形になった楔形回転ミュオン標的MU-WEDGE-DISK-TGT)とすることでMERIT式の楔形ミュオン標的(固定式のミュオン標的)の放射化を抑える・平均化させミュオン標的の寿命を延ばし、放射化を遅らせ、ミュオン標的を利用可能な時間を増加させる事を試みる。※例えば、図10・図11・図12の、円板の片側の断面が外周方向に向けて薄くなる楔形・三角形でもよい(薄い円板でもよい)回転ミュオン標的MU-WEDGE-DISK-TGT・MU-DISK-TGTと、回転ミュオン標的を回転させるモータなど回転手段・ベアリングなど回転支持手段を備えた可動ミュオン標的ユニット(2MU-GEN-ROT-TGT)を構成してよく、加速器の外周部の粒子の軌道に向けて前記ミュオン標的部MU-MOVABLE-TGT・MU-DISK-TGTを加速器(2MU-FFAG、2MU-ACC-RING、2MU-MERIT-RING)の粒子ビームの軌道部に挿入(・引き抜き)できてもよい回転ミュオン標的部2MU-GEN-ROT-TGTをミュオン生成装置2MUの標的部・パイオンミュオン生成部に備えさせて良い。(※円状加速器をドーナツ形状に見立てて、ドーナツの外周側の粒子の循環する部分・MERITリングの楔の飛び出し部にポロイダル方向に回転鋸のような回転ミュオン標的を挿入・引き抜き・MOVE可能な、リングに回転鋸にて切れ込みをいれ、若しくは引き抜きするような動作を行える回転標的が図10や図12の2MU-MERIT-RINGに挿入・抜き差しできてよい。)※図10のように、楔形回転ミュオン標的MU-WEDGE-DISK-TGT、若しくは薄型の板状の可動部を持つ回転ミュオン標的MU-WEDGE-DISK-TGT(標的MU-WEDGE-DISK-TGTは回転可能でよく、標的の形状はMERIT方式の粒子ビームが標的に命中したのちに粒子がMERITリング・円形加速器内部で再度エネルギー回復できる形状・楔形・リング部に飛び出た部分が薄い形状・薄板形状でもよい。※図10では真空にした粒子加速器・円状加速器・FFAG・MERITリングの円状・ドーナツ状のトロイダル方向に垂直になるように粒子の通過する外周側を切断する回転鋸のように前記(楔形形状・薄くなる部分を持つ形状の)回転ミュオン標的MU-WEDGE-DISK-TGTが加速器断面の外周側一部に(加速され外周部を周回する粒子ビームの軌道に衝突するように)挿入され回転可能になっている。図10・図11・図12・図13において真空を維持しながら粒子加速器の動作と回転または可動なミュオン標的の挿入・移動(MOVE)ができてよく、可動なミュオン標的の取り換え(EXCHANGE・SET)ができてよい。回転にはモータ(MU-TGT-MOT)やベアリング(MU-TGT-BRG)を用いる。軸(AXIS-TGT-BRG)に取り付けられた楔形回転ミュオン標的MU-WEDGE-DISK-TGTは円状加速器・FFAG・MERITリングの外周部(リングドーナッツの外周側の一部を横切るように回転している。*図10の断面図CS部、点CSP1からCSP2までの断面部CS。)
【0010】
<ミュオン標的の放射化時の取り換え・放射化部の除去>また、楔形回転ミュオン標的図11の右図のように放射化した際にその放射化された先端を切除・切削・切断して放射化された部分を取り除き、放射化の弱い部分を再度リサイクルして利用してよい。また無人化の為機械・ロボットを用いてよい。回転ミュオン標的の場合、固定標的・厚さのある回転標的よりも、楔形・薄くなった部分近くを放射化することになり、陽子イオンビームが照射される箇所の厚さ・ボリュームを小さくでき、放射化された放射性廃棄物の低減につながることを期待する。
<ミュオン生成動作時・加速器動作中に、ミュオン標的放射化の進もうとする回転ミュオン標的のビーム照射される部分の切削・メンテナンス、放射化される部分を砥石研磨除去するシステム。高度に標的が放射化する前にミュオン生成動作時・加速器動作中・装置稼働中に切削・研磨・除去するシステム。>楔形回転ミュオン標的図11の右図のように回転標的部はミュオン生成部・加速器・MERITリングの動作中に回転中に砥石・又は標的の一部を研磨・切除可能な装置を円板の照射部に近づけて照射部を研磨・切除してよい。また切削除去装置により放射化した部分を研磨・切除・除去されてもよい。(研磨をし尽くして削れない場合、ディスクの面が稼働中に研磨して形成できない場合、ディスク交換機械・ロボットアームにて新品のディスクに交換してよい。)
(【0011】以降は省略されています)
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