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公開番号
2025070914
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023202248
出願日
2023-10-20
発明の名称
核融合反応促進法
出願人
パテントフレア株式会社
代理人
主分類
G21B
3/00 20060101AFI20250424BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】水素と水素ガスレーザーを用いる核融合技術がある。核融合反応が起きるためには、非常に高い温度が必要である。そのため、従来と比べて炉内の温度上昇効率と、炉の高温耐久性の大幅な向上が必要となるという課題があった。
【解決手段】炉内に封入する反応物質を、従来の水素に加えてナノサイズ粒子を適切量封入する。
これにより、炉内でプラズモン共鳴という化学反応が起こり、温度上昇効率が向上する。
又、炉内の温度が炉外へ放熱すると温度上昇効率が低下するため、炉の周囲に磁性体を材料とする外枠がある2重構造とする。
磁場は、赤外線を透過しないため、炉内の温度上昇効率が向上し、外枠があることで炉の耐久性も向上する。
さらに、炉と外枠の間に真空の空間を設けることで、炉内の熱が炉外へ放熱しにくくなり、炉内の温度上昇が促進される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
核融合炉内に、容量一杯まで水素を充填、密封後「動作媒質として水素を用いるガスレーザー」を、「遠赤外波長領域」で、炉内の水素に照射する。
これにより、炉内の水素は、プラズマ状態となり「誘導放出現象」と「電磁波の同周波数共鳴現象」が起こり、炉内の全ての水素が「遠赤外波長領域水素ガスレーザーと同じ状態となる。
この状態が継続し、高温高圧状態が増幅すると核融合反応に必要な温度まで上昇する。
このような方法で、核融合反応を起こす技術がある。
この方法で、炉内の温度上昇(熱エネルギーの増幅)を、促進するために、炉内に封入される反応物質を、水素の他にナノサイズの粒子を適切量加えることによって起こるプラズモン共鳴という化学反応を利用して核融合反応を、促進する方法。
「炉内に封入された容量一杯の水素」と「遠赤外波長領域水素ガスレーザー」の電磁波同周波数共鳴現象などの物理現象を利用して、核融合反応を起こす技術で、炉内に封入された水素の他に、ナノサイズの粒子を反応促進目的で適切量加えることによって、炉内で起こる複数の物理現象に加えてプラズモン共鳴という化学反応が起こる。
この化学反応を追加することによって、炉内の温度上昇効率(熱エネルギーの増幅効率)を向上させて、核融合反応を促進する方法。
(プラズモン共鳴は、特定波長の光を吸収する現象のため、この場合は、赤外波長の光を吸収するナノサイズ粒子を使用する。)
(プラズモン共鳴とは、ナノサイズの粒子に光を照射すると、その光に含まれる特定波長の光を反射せず粒子内に吸収し、共鳴する現象である。光の波運動に粒子内の電子が共鳴することで、ホットエレクトロンという大きなエネルギーを持った電子が発生する。熱を加えなくても赤外線の波長共鳴によるエネルギー増幅作用で温度が上昇する。)
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の「炉内に封入された水素」と「遠赤外波長領域水素ガスレーザー」の電磁波同周波数共鳴現象などの物理現象を利用する核融合技術では、炉内で発生増幅する赤外線(熱エネルギー)が、炉外へ放熱されず炉内に滞留することで、炉内の温度上昇(熱エネルギーの増幅)が、促進される。
赤外線の炉外放熱を抑制するために、核融合炉の構造を、封入された水素にレーザーを照射する炉と、この炉の周囲を囲む外枠の2重構造とし、外枠構造体は、「ネオジム磁石などの強磁性体」「純鉄などの電磁石の材料となる金属」「銅、アルミなどの導電性の高い金属、又は炭素同素体などの炭素系良導体」を、粉末状に加工し混ぜ合わせた混合物に、接着剤(疑固剤)を混ぜ、成形して製造する。
この外枠構造体の主原料となる混合物は、磁気エネルギーと電気エネルギーを相互変換する物質特性を持ち、非常に強い磁場を発生する。
磁場(磁気エネルギー)は、赤外波長の光の多くの領域を、遮断する(透過させない)ため、炉の周囲に強い磁場があることによって、炉内で発生増幅する赤外線(熱エネルギー)が炉外へ放熱されることを抑制する効果がある。
このように、核融合炉を強い磁場を持つ外枠構造体で囲む2重構造に設計することで、炉内の温度上昇(熱エネルギーの増幅)効率を向上させ、核融合反応を促進する方法。
【請求項3】
請求項1に記載の「炉内に封入された水素」と「遠赤外波長領域水素ガスレーザー」の電磁波同周波数共鳴現象などの物理現象を利用する核融合技術では、炉内で発生増幅する赤外線(熱エネルギー)が、炉外へ放熱されず炉内に滞留することで、炉内の温度上昇(熱エネルギーの増幅)が、促進される。
赤外線の炉外放熱を抑制するために、請求項2に記載の核融合炉の外枠構造体の主原料となる混合物を、粉末状又は、溶液状に加工して炉の内壁全体と外壁全体にコーティング(塗布)する。
この混合物は、磁気エネルギーと電気エネルギーを相互変換する物質特性を持ち、非常に強い磁場を発生する。
磁場(磁気エネルギー)は、赤外波長の光の多くの領域を遮断する(透過させない)ため、炉の内外全域が強い磁場で覆われている状態となり、炉内で発生増幅する赤外線(熱エネルギー)が、炉外へ放熱されることを抑制する効果がある。
このように、核融合炉の内壁と外周を強い磁場を持つ物質で、コーティング(塗布)加工を施すことで、炉内の温度上昇(熱エネルギーの増幅)効率を向上させ、核融合反応を促進する方法。
【請求項4】
請求項1に記載の「炉内に封入された水素」と「遠赤外波長領域水素ガスレーザー」の電磁波同周波数共鳴現象などの物理現象を利用する核融合技術では、炉内で発生増幅する赤外線(熱エネルギー)が、炉外へ放熱されず炉内に滞留することで、炉内の温度上昇(熱エネルギーの増幅)が、促進される。
赤外線の炉外放熱を抑制するために、核融合炉の構造を、封入された水素にレーザーを照射する炉と、この炉の周囲を囲む外枠の2重構造とし、炉と外枠構造体の間に密閉された真空の空間を作るように設計する。
真空の空間は、熱を伝える媒質である空気が無いため、炉内の熱が炉外へ伝わりにくく(炉内から炉外への熱移動がされにくく)、炉内の温度上昇(熱エネルギーの増幅)が、促進される。
このように、核融合炉を真空式魔法ビンと同じ構造の2重構造に設計することで、炉内の温度上昇(熱エネルギーの増幅)効率を向上させ、核融合反応を促進する方法。
【請求項5】
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4に記載の方法を使用した装置、設備、兵器。
【請求項6】
請求項5に記載の装置、設備、兵器を使用した役務、事業。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱エネルギーの増幅、制御の応用技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
プラズモン共鳴現象
【0003】
磁力(磁気エネルギー)による電磁波遮断作用
【0004】
熱伝導媒質の無い状態(真空状態)の作用
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
水素と水素ガスレーザーを使用して核融合反応を起こす技術において、反応が起きるためには、非常に高い温度が必要であり、一定時間内に必要な温度に致達しなければならない。又、この温度に耐えられる炉の材料や構造でなければ、核融合反応が起こる前に炉が溶解する。
そのため、従来よりも炉内温度上昇効率と、炉の高温耐久性の向上が必要であるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(解決手段1)プラズモン共鳴による熱エネルギーの増幅法
核融合反応炉内に封入する反応物質を、従来の水素だけではなく、ナノサイズの粒子を適切量加える。
又は、水素吸着物質をナノサイズ粒子に加工して、水素(気体)の代わりに封入する。
これにより、炉内で発生増幅する赤外波長の光とナノサイズ粒子が作用し、プラズモン共鳴という化学反応が起こり、温度上昇効率(熱エネルギー増幅効率)が向上するため、課題解決に寄与する。
(ナノサイズ粒子の材質、寸法、形状、使用量は限定されない。)
(解決手段2)磁力(磁気エネルギー)による熱エネルギーの遮断法
赤外波長の光(熱エネルギー)の炉外放熱を抑制するために、炉の周囲に外枠がある二重構造とし、外枠構造体は「ネオジム磁石などの磁性体」「純鉄などの電磁石の材料となる金属」「導電性の高い良導体」を、粉末状に加工し混ぜ合わせた混合物に、接着剤(疑固剤)を混ぜ、成形して製造する。
磁力(磁気エネルギー)は、赤外波長の光の多くの領域(熱エネルギーの多くの温度帯)を遮断する(透過させない)ため、炉の周囲に強い磁場があることによって、炉内の熱エネルギーが、炉外へ放熱されることを抑制し、課題解決に寄与する。
(混合物より弱い磁力であるが、ネオジム磁石などの磁性体単体を、外枠構造体の材料としても一定の効果はある。)
又、外枠構造体の主原料である混合物を、粉末状又は、溶液状に加工して、炉の内外にコーティングしてより効果を高める。
(解決手段3)真空状態における熱エネルギーの遮断法
赤外波長の光(熱エネルギー)の炉外放熱を抑制するために、炉の周囲に外枠がある二重構造とし、炉と外枠構造体の間に密閉された真空の空間を作る。
このような構造により、真空式の魔法ビンと同じ効果を持つ。
真空の空間は、熱を伝える媒質である空気が無いため、炉内で発生増幅する熱エネルギーが、炉外へ放熱されることを抑制し、課題解決に寄与する。
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