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公開番号
2025073483
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184326
出願日
2023-10-26
発明の名称
遮蔽容器
出願人
PDRファーマ株式会社
代理人
弁理士法人IPX
主分類
G21F
9/36 20060101AFI20250502BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】改良された遮蔽容器が提供される。
【解決手段】遮蔽容器は収容部と蓋部とを備える。収容部は開口部を備え、開口部から放射性物品を収容可能に構成される。蓋部は開口部を塞ぐように収容部に着脱自在に装着されるように構成され、遮蔽部と、第1の筐体部と、第2の筐体部とを備える。遮蔽部は放射性物品を収容した収容部に蓋部を装着した状態で、放射線を遮蔽するように構成される。第1の筐体部は開口部の少なくとも一部を閉塞し、遮蔽部を保持する。第2の筐体部は第1の筐体部に開口部と反対側から着脱自在に装着される。第1の筐体部は開口部の少なくとも一部を覆う被覆部と、被覆部の周囲から第2の筐体部に向かって延びる周壁部とを備える。周壁部の内周面および遮蔽部の外周面の少なくとも一部は遮蔽部が第1の筐体部から離間する第1の方向とは異なる方向において、周壁部の内周面と遮蔽部の外周面と間に設けられる隙間を介して向かい合う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
遮蔽容器であって、
収容部と、蓋部と、を備え、
前記収容部は、開口部を備え、前記開口部から放射性物品を収容可能に構成され、
前記蓋部は、前記開口部を塞ぐように前記収容部に着脱自在に装着されるように構成され、遮蔽部と、第1の筐体部と、第2の筐体部とを備え、
前記遮蔽部は、前記放射性物品を収容した前記収容部に前記蓋部を装着した状態で、前記放射性物品から放射される放射線を遮蔽するように構成され、
前記第1の筐体部は、前記開口部の少なくとも一部を閉塞するとともに、前記遮蔽部を保持するように構成され、
前記第2の筐体部は、前記第1の筐体部に前記開口部と反対側から着脱自在に装着され、
前記第1の筐体部は、前記開口部の少なくとも一部を覆うように構成される被覆部と、前記被覆部の周囲から前記第2の筐体部に向かって延びる周壁部とを備え、
前記周壁部の内周面および前記遮蔽部の外周面の少なくとも一部は、前記遮蔽部が前記第1の筐体部から離間する第1の方向とは異なる方向において、前記周壁部の内周面と前記遮蔽部の外周面と間に設けられる隙間を介して向かい合うように構成される、遮蔽容器。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の遮蔽容器において、
前記周壁部の内周面は、前記第1の方向に前記被覆部から離れるにつれて、前記周壁部の内周面と前記遮蔽部の外周面との離間距離が増加する領域を含み、かつ、前記被覆部に対して前記第1の方向とは異なる方向に傾斜するように構成される、遮蔽容器。
【請求項3】
請求項1に記載の遮蔽容器において、
前記周壁部の内周面は、前記周壁部の内周面と前記遮蔽部の外周面との離間距離が前記第1の方向に漸増し、かつ、前記被覆部に対して前記第1の方向とは異なる方向に傾斜するように構成される、遮蔽容器。
【請求項4】
請求項1に記載の遮蔽容器において、
前記遮蔽部は、前記被覆部と接触する接触面を備え、
前記遮蔽部の外周面は、前記被覆部から前記第1の方向に離れるにつれて、前記周壁部の内周面との離間距離が増加する領域を含み、かつ、前記遮蔽部の接触面に対して前記第1の方向とは異なる方向に傾斜するように構成される、遮蔽容器。
【請求項5】
請求項1に記載の遮蔽容器において、
前記遮蔽部は、前記第1の方向において前記第2の筐体部と向かい合う、第1の対向面と、前記第1の対向面より外周側に位置する第2の対向面と備え、
前記第1の方向における前記第2の対向面と前記第2の筐体部との離間距離は、前記第1の方向における前記第1の対向面と前記第2の筐体部との離間距離より大きくなっている、遮蔽容器。
【請求項6】
請求項5に記載の遮蔽容器において、
前記遮蔽部は、前記第1の対向面と前記第2の対向面とを接続する遮蔽周面を備え、
前記周壁部は、前記遮蔽周面と前記第1の方向から垂直な第2の方向に沿って向かい合うように構成され、少なくとも前記第2の対向面と前記遮蔽周面と前記周壁部とによって凹部が規定される、遮蔽容器。
【請求項7】
請求項1に記載の遮蔽容器において、
前記第2の筐体部は、前記遮蔽部が前記被覆部から前記第1の方向へ移動するのを規制するように構成される、遮蔽容器。
【請求項8】
請求項7に記載の遮蔽容器において、
前記第2の筐体部は、壁部と、少なくとも1つの脚部とを備え、
前記壁部は、前記第2の筐体部を前記第1の筐体部に装着した状態で、前記被覆部と向かい合って位置するように構成され、
前記少なくとも1つの脚部は、前記壁部から前記被覆部に向かって突出している、遮蔽容器。
【請求項9】
請求項8に記載の遮蔽容器において、
前記少なくとも1つの脚部における前記壁部と反対側の端部は、前記遮蔽部に接触している、遮蔽容器。
【請求項10】
請求項8に記載の遮蔽容器において、
前記遮蔽部は、前記壁部に向かって突出する凸部を備え、
前記少なくとも1つの脚部は、さらに、前記第1の方向と異なる方向への移動を規制するように前記凸部と接触する、遮蔽容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遮蔽容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉛などの放射線遮蔽体が露出するのを防止し、蓋側の放射線遮蔽体が、自重落下するのを防止し、容器本体側の放射線遮蔽体の水平方向の十分な支持ができ、容器機構上で液漏れを防止し、容器のリユース・リサイクルを行う際の解体を容易にする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-227094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記容器に係る技術には、未だ改良の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、遮蔽容器が提供される。この遮蔽容器は、収容部と、蓋部と、を備える。収容部は、開口部を備え、開口部から放射性物品を収容可能に構成される。蓋部は、開口部を塞ぐように収容部に着脱自在に装着されるように構成され、遮蔽部と、第1の筐体部と、第2の筐体部とを備える。遮蔽部は、放射性物品を収容した収容部に蓋部を装着した状態で、放射性物品から放射される放射線を遮蔽するように構成される。第1の筐体部は、開口部の少なくとも一部を閉塞するとともに、遮蔽部を保持するように構成される。第2の筐体部は、第1の筐体部に開口部と反対側から着脱自在に装着される。第1の筐体部は、開口部の少なくとも一部を覆うように構成される被覆部と、被覆部の周囲から第2の筐体部に向かって延びる周壁部とを備える。周壁部の内周面および遮蔽部の外周面の少なくとも一部は、遮蔽部が第1の筐体部から離間する第1の方向とは異なる方向において、周壁部の内周面と遮蔽部の外周面と間に設けられる隙間を介して向かい合うように構成される。
【0006】
このような構成によれば、よりよい遮蔽容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
遮蔽容器1の分解斜視図の一例を示す図である。
組み立て後の図1の遮蔽容器1のA-A断面図の一例を示す図である。
図2に示される蓋部3の部分拡大図である。
オーバーキャップ6の側面図である。
オーバーキャップ6の背面図である。
図2に示される遮蔽容器1の変形例を示す断面図である。
図2に示される遮蔽容器1の変形例を示す図である。
図2に示される遮蔽容器1の変形例を示す図である。
図2に示される遮蔽容器1の変形例を示す図である。
図2に示される遮蔽容器1の変形例を示す図である。
離間距離L1が開口方向D1に急増する領域を含む蓋部3の変形例を示す図である。
離間距離L1が開口方向D1に急増する領域を含む蓋部3の変形例を示す図である。
離間距離L1が一定である場合等における蓋部3の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0009】
1.遮蔽容器1の概要について
本節では、遮蔽容器1の概要について説明する。図1は、遮蔽容器1の分解斜視図の一例を示す図である。遮蔽容器1は、放射性医薬品Mdを、当該放射性医薬品Mdから生じる放射線を遮蔽するように収容可能な容器である。放射性医薬品Mdは、放射性物品の一例であり、例えば、放射性検査薬、放射性治療薬などである。例えば、遮蔽容器1は、収容部2と、蓋部3と、を備える。
【0010】
収容部2は、開口部2aを備え、開口部2aから放射性医薬品Mdを収容可能に構成される。本実施形態では、収容部2は、開口方向D1に延びる筒状に形成されており、その端部の1つに開口部2aが形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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