TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025103662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221205
出願日2023-12-27
発明の名称放射線遮蔽扉
出願人株式会社イトーキ
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類G21F 3/00 20060101AFI20250702BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】溶接作業およびそれに係る工数を低減でき、分割構造とすることで既設の施設への搬入が容易となる、放射線遮蔽扉を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る放射線遮蔽扉1は、放射線の遮蔽機能を有し、扉体2と扉枠とを備え、扉体2と扉枠との一方または双方は、複数の部材(水平断面視で凹部21aが形成された第一ブロック21、及び、水平断面視で凹部21aに嵌合する凸部22bが形成された第二ブロック22)が係合により組み合わされて構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
放射線の遮蔽機能を有する放射線遮蔽扉であって、
扉体と扉枠とを備え、
前記扉体と扉枠との一方または双方は、複数の部材が係合により組み合わされて構成される、放射線遮蔽扉。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記複数の部材は、放射線を遮蔽可能な素材で構成される、請求項1に記載の放射線遮蔽扉。
【請求項3】
互いに組み合わされた状態の前記複数の部材のつなぎ目は、断面視で屈曲した形状に形成される、請求項2に記載の放射線遮蔽扉。
【請求項4】
前記複数の部材は、複数種類の規格化されたブロックであり、断面視で凹部が形成された第一ブロックと、断面視で前記凹部に嵌合する凸部が形成された第二ブロックと、を含む、請求項3に記載の放射線遮蔽扉。
【請求項5】
前記複数の部材は、複数種類の規格化されたブロックであり、断面視で第一のラビリンス形状を呈する第一ラビリンスブロックと、断面視で前記第一のラビリンス形状と係合する第二のラビリンス形状を呈する第二ラビリンスブロックと、を含む、請求項3に記載の放射線遮蔽扉。
【請求項6】
前記第一ラビリンスブロックは、他の第一ラビリンスブロックと係合可能であり、
前記第二ラビリンスブロックは、他の第二ラビリンスブロックと係合可能である、請求項5に記載の放射線遮蔽扉。
【請求項7】
前記第一ラビリンスブロック又は前記第二ラビリンスブロックが他のブロックと係合した状態を維持するためのくさび部材をさらに含む、請求項5又は請求項6に記載の放射線遮蔽扉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、放射線の遮蔽機能を有する放射線遮蔽扉に関する。
続きを表示(約 890 文字)【背景技術】
【0002】
従来、放射線の遮蔽機能を有する扉構造が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-257277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の扉構造によれば、扉体や枠体の構成が大掛かりとなるため、既設の施設において扉構造を交換する際に搬入作業が困難になる場合があった。また、扉体や枠体を分割する構成にした場合、分割した部材を組み合わせる際に溶接等を行う必要があるため、扉構造を構成する際の工数が増えるという問題があった。そこで、本開示は、上記に関する課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1観点に係る放射線遮蔽扉は、放射線の遮蔽機能を有し、扉体と扉枠とを備え、前記扉体と扉枠との一方または双方は、複数の部材が係合により組み合わされて構成される。
【0006】
上記第1観点に係る放射線遮蔽扉によれば、溶接作業およびそれに係る工数を低減でき、分割構造とすることで既設の施設への搬入が容易となる。
【0007】
また、第2観点に係る放射線遮蔽扉は、上記第1観点に係る放射線遮蔽扉であって、前記複数の部材は、放射線を遮蔽可能な素材で構成される。
【0008】
上記第2観点に係る放射線遮蔽扉によれば、扉体と扉枠との一方又は双方が放射線の遮蔽機能を有することができる。
【0009】
上記第2観点に係る放射線遮蔽扉において、複数の部材の素材は、鉄、鉛、タングステン、ポリエチレンなどを採用することが可能である。
【0010】
また、第3観点に係る放射線遮蔽扉は、上記第2観点に係る放射線遮蔽扉であって、互いに組み合わされた状態の前記複数の部材のつなぎ目は、断面視で屈曲した形状に形成される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許