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公開番号2025056549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166086
出願日2023-09-27
発明の名称放射性廃棄物の固化処理方法
出願人日揮株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G21F 9/30 20060101AFI20250401BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】放射性廃棄物及びセメントを含む混合物の流動性を向上して、高充填化を図ることが可能な放射性廃棄物の固化処理方法を提供する。
【解決手段】硫酸ナトリウム又はホウ酸塩を含む乾燥粉体からなる放射性廃棄物の固化処理方法であって、前記放射性廃棄物と接触させない状態で、セメント及びポリカルボン酸系分散剤を接触させて固化材組成物を調製する工程と、前記固化材組成物を用いて前記放射性廃棄物を固化させる固化工程と、を有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
硫酸ナトリウム又はホウ酸塩を含む乾燥粉体からなる放射性廃棄物の固化処理方法であって、
前記放射性廃棄物と接触させない状態で、セメント及びポリカルボン酸系分散剤を接触させて固化材組成物を調製する工程と、
前記固化材組成物を用いて前記放射性廃棄物を固化させる固化工程と、
を有することを特徴とする放射性廃棄物の固化処理方法。
続きを表示（約 71 文字）【請求項２】
前記乾燥粉体は、放射性廃液を濃縮、乾燥して得られることを特徴とする請求項１に記載の放射性廃棄物の固化処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、放射性廃棄物の固化処理方法に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
放射性廃棄物の処理方法として、放射性廃液の濃縮廃液、又はさらに乾燥させて得られた乾燥粉体からなる放射性廃棄物を固化して、貯蔵する方法が知られている（例えば特許文献１～４を参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平４－７０５９９号公報
米国特許出願公開第２０１６／０２７６０４９号明細書
特開昭６３－２４３７９８号公報
特開平８－１７９０９５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
貯蔵施設における放射性廃棄物の貯蔵量を増加するため、貯蔵容器に貯蔵される放射性廃棄物の高充填化が求められている。放射性廃棄物の高充填化を図るには、放射性廃棄物の乾燥粉体を得て水分量を低減すると共に、固化材としてセメントを配合した後で、放射性廃棄物及びセメントを含む混合物の流動性を向上させる必要がある。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、放射性廃棄物及びセメントを含む混合物の流動性を向上して、放射性廃棄物の高充填化を図ることが可能な放射性廃棄物の固化処理方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の第１の態様は、硫酸ナトリウム又はホウ酸塩を含む乾燥粉体からなる放射性廃棄物の固化処理方法であって、前記放射性廃棄物と接触させない状態で、セメント及びポリカルボン酸系分散剤を接触させて固化材組成物を調製する工程と、前記固化材組成物を用いて前記放射性廃棄物を固化させる固化工程と、を有することを特徴とする放射性廃棄物の固化処理方法である。
【０００７】
本発明の第２の態様は、第１の態様において、前記乾燥粉体は、放射性廃液を濃縮、乾燥して得られることを特徴とする放射性廃棄物の固化処理方法である。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、放射性廃棄物及びセメントを含む混合物の流動性を向上して、放射性廃棄物の高充填化を図ることができる。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、好適な実施形態に基づいて、本発明を説明する。
【００１０】
本実施形態の固化処理方法は、硫酸ナトリウム又はホウ酸塩を含む乾燥粉体からなる放射性廃棄物の固化処理方法である。
（【００１１】以降は省略されています）

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