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公開番号2025033491
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139235
出願日2023-08-29
発明の名称試験装置及び試験方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G21C 17/06 20060101AFI20250306BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】燃料集合体の性能を評価することができる。
【解決手段】燃料集合体の燃料棒から飛散する燃料の飛散状態を試験する試験装置であって、燃料集合体を模擬して配置された模擬燃料棒を含む試験体を囲う容器と、試験体の燃料集合体の間の試験対象となる燃料棒の位置から燃料ペレットに相当する試験粒子を噴射する噴射装置と、を含み、噴射装置は、試験粒子が充填され、噴射するノズルと、ノズルから噴射する試験粒子の噴射条件を調整する調整装置と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料集合体の燃料棒から飛散する燃料の飛散状態を試験する試験装置であって、
前記燃料集合体を模擬して配置された模擬燃料棒を含む試験体を囲う容器と、
前記試験体の前記燃料集合体の間の試験対象となる燃料棒の位置から燃料ペレットに相当する試験粒子を噴射する噴射装置と、を含み、
前記噴射装置は、前記試験粒子が充填され、噴射するノズルと、
前記ノズルから噴射する前記試験粒子の噴射条件を調整する調整装置と、を含む試験装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記噴射装置は、前記ノズルを前記燃料棒の延在方向に交差する方向に延びた向きで配置される請求項1に記載の試験装置。
【請求項3】
前記噴射装置は、水平方向に前記試験粒子を噴射する請求項1に記載の試験装置。
【請求項4】
前記調整装置は、前記試験体に対して前記ノズルの鉛直方向を軸とした回転方向の向きを調整可能である請求項1に記載の試験装置。
【請求項5】
前記調整装置は、前記試験体に対して前記ノズルの鉛直方向の位置を調整可能である請求項1に記載の試験装置。
【請求項6】
前記調整装置は、前記ノズルに圧縮ガスを供給する供給部と、
前記ノズルと前記供給部との間の開閉を切り替える出口弁と、を有する請求項1に記載の試験装置。
【請求項7】
前記調整装置は、前記供給部で貯留する圧縮ガスの圧力と、前記出口弁を開く速度で、前記ノズルから噴射する前記試験粒子の初速度を調整する請求項6に記載の試験装置。
【請求項8】
前記調整装置は、前記供給部で貯留する圧縮ガスの量を調整する請求項6に記載の試験装置。
【請求項9】
前記調整装置は、前記供給部の容積を調整する容積調整装置を有する請求項6に記載の試験装置。
【請求項10】
前記容器は、透明である請求項1に記載の試験装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、試験装置及び試験方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
原子炉の特性を評価するための技術が知られている。例えば特許文献1には、燃料棒の被覆管の性能を試験する試験方法が記載されている。特許文献1には、水素が添加された燃料被覆管試験片に内部ヒータを挿入し、燃料被覆管試験片を圧力容器内に封入し、次に燃料被覆管試験片を内部ヒータで加熱するとともに燃料被覆管試験片の内圧を所定圧まで上昇させ、圧力容器の外側に設けられた外部ヒータ及び冷却管により燃料被覆管試験片を所定温度に調節する燃料被覆管の試験方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4901630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の試験方法で、燃料被覆管の性能を評価することができる。しかしながら、原子炉の特性は、種々の特性があり、燃料被覆管以外の性能の評価が必要となる。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、燃料集合体の性能を評価することができる試験装置及び試験方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る試験装置は、燃料集合体の燃料棒から飛散する燃料の飛散状態を試験する試験装置であって、前記燃料集合体を模擬して配置された模擬燃料棒を含む試験体を囲う容器と、前記試験体の前記燃料集合体の間の試験対象となる燃料棒の位置から燃料ペレットに相当する試験粒子を噴射する噴射装置と、を含み、前記噴射装置は、前記試験粒子が充填され、噴射するノズルと、前記ノズルから噴射する前記試験粒子の噴射条件を調整する調整装置と、を含む。
【0007】
本開示に係る試験方法は、燃料集合体の燃料棒から飛散する燃料の飛散状態を試験する試験方法であって、前記燃料集合体を模擬して配置された模擬燃料棒を含む試験体の前記燃料集合体の間の試験対象となる燃料棒の位置に、燃料ペレットに相当する試験粒子が充填されたノズルを配置するステップと、前記ノズルを噴射する圧縮ガスを充填するステップと、充填した圧縮ガスを前記ノズルに供給し、前記ノズルに充填された試験粒子を噴射するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、燃料集合体の性能を評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、試験装置の概略構成を示す模式図である。
図2は、試験体とノズルを示す斜視図である。
図3は、試験体の試験対象管の概略構成を示す斜視図である。
図4は、本実施形態に係る試験装置の処理フローを説明するフローチャートである。
図5は、評価装置の評価結果の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
(【0011】以降は省略されています)

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