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公開番号2025040329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023147186
出願日2023-09-11
発明の名称誘導加熱調理器
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類H05B 6/12 20060101AFI20250314BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】操作性を向上させ得る誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】誘導加熱調理器は、第1および第2コイルユニットを有する第1加熱部と、第1加熱部に関するユーザ操作を受け付ける第1操作部と、第1加熱部の加熱動作を制御する制御部と、電源スイッチとを備える。誘導加熱調理器は、制御部は、第1および第2コイルユニットに同時に高周波電流を流す加熱動作、または、第1および第2コイルユニットの一方に選択的に高周波電流を流す加熱動作のいずれかで1つの被加熱物を加熱するよう構成されている。制御部は、電源投入後の初期動作が異なる複数のモードのうちから選択された一つのモードで動作可能である。複数のモードのうちの自動選択モードは 、電源が投入された後、制御部が第1および第2コイルユニットの少なくとも一つを予め選択し、かつ、第1操作部が加熱開始キーの1回の操作を受け付けると、制御部が、第1加熱部の選択済みのコイルユニットに高周波電流を流すよう制御するモードである。
【選択図】図18A
特許請求の範囲【請求項1】
第1コイルユニットおよび第2コイルユニットを有する第1加熱部と、
前記第1加熱部を覆うトッププレートと、
前記第1加熱部に関するユーザ操作を受け付ける第1操作部と、
前記第1加熱部の加熱動作を制御する制御部と、
電源を投入する電源スイッチと
を備える誘導加熱調理器であって、
前記制御部は、前記第1コイルユニットおよび前記第2コイルユニットに同時に高周波電流を流す加熱動作、または、前記第1コイルユニットおよび前記第2コイルユニットの一方に選択的に高周波電流を流す加熱動作のいずれかで1つの被加熱物を加熱するよう構成されており、
前記第1操作部は、前記第1加熱部を用いた前記被加熱物の加熱を開始する加熱開始キーを有し、
前記制御部は、前記電源が投入された後の初期動作が異なる複数のモードのうちから選択された一つのモードで動作可能であり、
前記複数のモードのうちの自動選択モードは、前記電源が投入された後、前記制御部が前記第1コイルユニットおよび前記第2コイルユニットの少なくとも一つを予め選択し、かつ、前記第1操作部が前記加熱開始キーの1回の操作を受け付けると、前記制御部が、前記第1加熱部の選択済みのコイルユニットに前記高周波電流を流すよう制御するモードである、誘導加熱調理器。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記自動選択モードは、前記電源が投入された後、前記制御部が、
前記第1コイルユニットを予め選択している状態、または
前記第2コイルユニットを予め選択している状態
を含む、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
【請求項3】
前記自動選択モードにおいて、前記電源が投入された後、前記制御部は、前記第1コイルユニットを予め選択する、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
【請求項4】
前記第1操作部は、前記第1コイルユニットおよび/または前記第2コイルユニットを選択するための切換キーをさらに有しており、
前記複数のモードのうちの、前記自動選択モードと異なる非選択モードは、
前記電源が投入された後、前記第1コイルユニットおよび前記第2コイルユニットがいずれも非選択の状態であり、
前記第1操作部が、前記切換キーの少なくとも1回の操作を受け付けると、前記制御部は、前記第1コイルユニットおよび前記第2コイルユニットの少なくとも一つを選択し、
前記第1操作部が前記加熱開始キーの1回の操作を受け付けると、前記制御部が、前記第1加熱部の選択済みのコイルユニットに前記高周波電流を流すよう制御するモードである、
請求項1に記載の誘導加熱調理器。
【請求項5】
前記第1コイルユニットおよび前記第2コイルユニットはそれぞれ、前記高周波電流が流れる複数のコイルピースを有し、かつ、少なくとも1つのコイルピースを共有しており、
前記第1制御部は、前記高周波電流を、
前記第1コイルユニットのみに、
前記第2コイルユニットのみに、または
前記第1コイルユニットおよび前記第2コイルユニットに同時に
流すことが可能であり、
前記第1制御部は、前記第1コイルユニットおよび第2コイルユニットに、同時に、異なる高周波電流を流すことを制限する、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
【請求項6】
前記トッププレートに覆われ、前記制御部によって加熱動作が制御される第2加熱部と、
前記第2加熱部に関するユーザ操作を受け付ける第2操作部と
をさらに備え、
前記制御部は、前記第2操作部の操作の受け付けに応答して、前記第2加熱部が選択された状態と、前記第2加熱部が非選択の状態とを切り換える、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
【請求項7】
前記トッププレートに覆われ、前記制御部によって加熱動作が制御される第3加熱部をさらに備え、
前記第3加熱部は、第3コイルユニットおよび第4コイルユニットを有し、
前記第2加熱部は、前記第1加熱部の前記第2コイルユニットと、前記第3加熱部の前記第4コイルユニットとの間に配置されており、
前記自動選択モードにおいては、前記電源が投入された後、前記制御部は、前記第3コイルユニットおよび前記第4コイルユニットの少なくとも1つを予め選択し、前記第2加熱部を予め選択する、請求項6に記載の誘導加熱調理器。
【請求項8】
前記自動選択モードにおいては、前記電源が投入された後、前記制御部は、前記第1コイルユニットおよび前記第3コイルユニットを予め選択し、前記第2加熱部を予め選択する、請求項7に記載の誘導加熱調理器。
【請求項9】
前記第2加熱部に関するユーザ操作を受け付ける第2操作部と、
前記第3加熱部に関するユーザ操作を受け付ける第3操作部と
をさらに備え、
前記第2操作部および前記第3操作部はそれぞれ、被加熱物の加熱を開始する加熱開始キーを有し、
前記自動選択モードにおいて、
前記第2操作部が、前記第2操作部の加熱開始キーの1回の操作を受け付けると、前記制御部は、前記第2加熱部に前記高周波電流を流すよう制御し、
前記第3操作部が、前記第3操作部の加熱開始キーの1回の操作を受け付けると、前記制御部は、前記第3加熱部の選択済みのコイルユニットに前記高周波電流を流すよう制御する、請求項7に記載の誘導加熱調理器。
【請求項10】
前記トッププレートに覆われ、前記制御部によって加熱動作が制御される第3加熱部と、
前記第2加熱部に関するユーザ操作を受け付ける第2操作部と、
前記第3加熱部に関するユーザ操作を受け付ける第3操作部と
をさらに備え、
前記第3加熱部は、第3コイルユニットおよび第4コイルユニットを有し、
前記第2操作部は、
前記第2加熱部の選択および非選択を切り換える切換キーと、
被加熱物の加熱を開始する加熱開始キーとを有し、
前記第3操作部は、
前記第3コイルユニットおよび/または前記第4コイルユニットを選択するための切換キーと、
被加熱物の加熱を開始する加熱開始キーとを有し、
前記第2加熱部は、前記第1加熱部の前記第2コイルユニットと、前記第3加熱部の前記第4コイルユニットとの間に配置されており、
前記複数のモードのうちの、前記自動選択モードと異なる非選択モードは、
前記電源が投入された後、前記第1加熱部の前記第1コイルユニットおよび前記第2コイルユニット、前記第2加熱部、および、前記第3加熱部の前記第3コイルユニットおよび前記第4コイルユニットがいずれも非選択の状態であり、
前記第1操作部が、前記第1操作部の切換キーの少なくとも1回の操作を受け付けると、前記制御部は、前記第1コイルユニットおよび前記第2コイルユニットの少なくとも一つを選択し、
前記第1操作部が、前記第1操作部の加熱開始キーの1回の操作を受け付けると、前記制御部は、前記第1加熱部の選択済みのコイルユニットに前記高周波電流を流し、
前記第2操作部が、前記第2操作部の切換キーの少なくとも1回の操作を受け付けると、前記制御部は、前記第2加熱部を選択し、
前記第2操作部が、前記第2操作部の加熱開始キーの1回の操作を受け付けると、前記制御部は、前記第2加熱部に前記高周波電流を流し、
前記第3操作部が、前記第3操作部の切換キーの少なくとも1回の操作を受け付けると、前記制御部は、前記第3コイルユニットおよび前記第4コイルユニットの少なくとも一つを選択し、
前記第3操作部が、前記第3操作部の加熱開始キーの1回の操作を受け付けると、前記制御部は、前記第3加熱部の選択済みのコイルユニットに前記高周波電流を流す、
請求項6に記載の誘導加熱調理器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、誘導加熱調理器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の加熱コイルを有し、複数の加熱コイルにまたがって調理容器を載置できる誘導加熱調理器が知られている。
【0003】
例えば特許文献1に記載の誘導加熱調理器は、2つ以上の加熱コイルを有しており、加熱コイルを用いて被加熱物を加熱することができる。誘導加熱調理器は、電源が投入された後、複数の加熱部の外周近傍を順次発光させる。これにより、使用者は加熱前に加熱部の種類(大きさ及び位置)を認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-218106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
複数の加熱部、すなわち複数の加熱エリアの選択が可能な場合、ユーザは使用したい加熱エリアを選択し、加熱開始の動作を行う必要がある。つまり、ユーザは、電源投入後何度も操作を行わなければ加熱動作を開始できない。ユーザにとっては煩雑に感じる場合があり、操作性に関して特許文献1の誘導加熱調理器には改善の余地があった。
【0006】
本開示の目的の一つは、操作性を向上させた誘導加熱調理器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る誘導加熱調理器は、第1コイルユニットおよび第2コイルユニットを有する第1加熱部と、第1加熱部を覆うトッププレートと、第1加熱部に関するユーザ操作を受け付ける第1操作部と、第1加熱部の加熱動作を制御する制御部と、電源を投入する電源スイッチとを備えている。制御部は、第1コイルユニットおよび第2コイルユニットに同時に高周波電流を流す加熱動作、または、第1コイルユニットおよび第2コイルユニットの一方に選択的に高周波電流を流す加熱動作のいずれかで1つの被加熱物を加熱するよう構成されている。第1操作部は、第1加熱部を用いた被加熱物の加熱を開始する加熱開始キーを有している。制御部は、電源が投入された後の初期動作が異なる複数のモードのうちから選択された一つのモードで動作可能である。複数のモードのうちの自動選択モードは 、電源が投入された後、制御部が第1コイルユニットおよび第2コイルユニットの少なくとも一つを予め選択し、かつ、第1操作部が加熱開始キーの1回の操作を受け付けると、制御部が、第1加熱部の選択済みのコイルユニットに高周波電流を流すよう制御するモードである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、操作性を向上させた誘導加熱調理器を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施の形態に係る誘導加熱調理器1の一例の概略斜視図
加熱部4A,4B,4C、操作パネル7、表示パネル8、および制御部10の詳細および接続関係を示す図
左IH制御部10A、後IH制御部10Bおよび右IH制御部10Cがそれぞれ、左IH加熱部4A、後IH加熱部4Bおよび右IH加熱部4Cを制御することを模式的に示す図
左IH加熱部4Aを構成する前コイルユニット4Afおよび奥コイルユニット4Abを示す図
コイルユニット4A及び4Cを構成するコイルピース5の概略拡大図で
左IH加熱部4Aの加熱動作の一例を模式的に示す図
左IH加熱部4Aの加熱動作の他の例を模式的に示す図
加熱部4A~4Cに自動選択モードが設定されているときの、電源が投入された直後の誘導加熱調理器1を模式的に示す図
電源キー7Dが押下された直後の操作パネル7および表示パネル8の拡大図
左IH加熱部4Aおよび後IH加熱部4Bの配置関係を示す図
加熱部4A~4Cに非選択モードが設定されているときの、電源が投入された直後の誘導加熱調理器1を模式的に示す図
非選択モード時の操作パネル7および表示パネル8の拡大図
エリア切換キー7A-1が押下されたときの、状態インジケータの表示の遷移を示す図
後IH加熱部4Bが加熱動作を行っている際の、エリア切換キー7A-1の押下に応じた選択インジケータの表示の遷移を示す図
左IH加熱部4Aのコイルユニットの選択状態を示す左表示パネル8Aの表示例を示す図
前コイルユニット4Afが選択された後の左表示パネル8Aの表示例を示す図
後IH加熱部4Bの使用が禁止される場合の後表示パネル8Bの表示例を示す図
後IH加熱部4Bの選択ができないことを後表示パネル8B-1に表示した例を示す図
3つの加熱部4A~4Cを有する誘導加熱調理器1の動作の手順を示すフローチャート
図18Aに続く、選択されたコイルユニットまたは加熱部に応じた誘導加熱調理器1の動作の手順を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
一般に、誘導加熱調理器は円形状の加熱部を有している。そのような加熱部は円形状の鍋を加熱するには好適である。ただし、近年、非円形状の鍋の普及が進んでおり、そのような鍋を加熱することも求められている。
(【0011】以降は省略されています)

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