TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025040081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023146763
出願日2023-09-11
発明の名称支持具及び支持具を用いた機器ユニットの分解方法
出願人サントリーホールディングス株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類B67C 3/28 20060101AFI20250314BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】複雑な形状の機器ユニットにも適用でき、機器ユニットの分解等を伴うメンテナンス作業を迅速かつ簡便に行うことができる支持具を提供する。
【解決手段】円柱形状の上面に先端突部2bを有する第一部材2と前記第一部材2の先端突部2bとは反対側に延びる第二部材3とを有する機器ユニット1を支持する、支持具であって、第一部材2の先端突部2bを保持可能な先端保持部10と、第二部材3を回転規制可能な回転規制部20と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
円柱形状の上面に先端突部を有する第一部材と前記第一部材の前記先端突部とは反対側に延びる第二部材とを有する機器ユニットを支持する、支持具であって、
前記第一部材の前記先端突部を保持可能な先端保持部と、
前記第二部材を回転規制可能な回転規制部と、
を備える支持具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第二部材は、前記第二部材が延びる方向と交差する方向に被挿通空間を有し、
前記先端保持部及び前記回転規制部を支持する基板をさらに備え、
前記先端保持部は、前記基板上に壁状に立設し、かつ、先端保持孔を有する先端保持板を有し、
前記回転規制部は、前記基板上に立設する少なくとも二つの支柱と、前記第二部材の前記被挿通空間に挿通された状態で前記支柱同士を連結する留具と、を有する請求項1に記載の支持具。
【請求項3】
前記第二部材は、中筒と、当該中筒の周囲に配置された少なくとも1枚の外板と、を有し、
前記留具は、前記中筒と前記外板の間に挿通可能であり、前記中筒と前記外板の間に挿通された状態で前記支柱同士を連結する請求項2に記載の支持具。
【請求項4】
前記留具は、前記支柱に固定される少なくとも二つの被固定部を有する板状体であり、
前記支柱は、前記留具の前記被固定部を固定可能な固定部を有する請求項2に記載の支持具。
【請求項5】
前記留具の前記被固定部は、前記板状体に設けられた切欠状部位である請求項4に記載の支持具。
【請求項6】
前記留具の高さを調整する高さ調整用シムを備える請求項4に記載の支持具。
【請求項7】
前記先端突部から前記第二部材までの距離が異なる複数の種類の前記機器ユニットが用いられ、前記機器ユニットの前記種類に応じた異なる形状の複数の前記留具を備える請求項2に記載の支持具。
【請求項8】
前記機器ユニットの荷重を支持可能な機器ユニット支持部をさらに備える請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の支持具。
【請求項9】
前記機器ユニット支持部は、高さ調整が可能な機器ユニット支持台を有する請求項8に記載の支持具。
【請求項10】
円柱形状の上面に先端突部を有する第一部材と前記第一部材の前記先端突部とは反対側に延びる第二部材と前記第二部材に接続されている第三部材とを有する機器ユニットを、前記第一部材の前記先端突部を保持可能な先端保持部と、前記第二部材を回転規制可能な回転規制部と、を備える支持具を用いて分解する方法であって、
前記先端保持部に、前記第一部材の前記先端突部に保持させる先端保持工程と、
前記回転規制部に、前記第二部材を設置する回転規制工程と、
前記第三部材を軸回りに回転させて、前記第三部材を離脱させる部材離脱工程と、
を有する機器ユニットの分解方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の注入口に液体を注入するバルブユニット等の機器ユニットを分解等する際に使用する支持具及び支持具を用いた機器ユニットの分解方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
容器の注入口に液体を注入するバルブユニットのような機器ユニットは、複数の構成部材がパッキンを介在して連結されており、メンテナンスの際には分解してパッキンを取り外して交換する作業が要求されている。従来は、一人の作業者が機器ユニットの一部を工具等で保持してバルブユニットの本体部分を固定し、他の作業者が交換したいパッキン等を有する連結部近傍の部品を軸回りに回転させることにより、機器ユニットの分解作業が行われていた。
【0003】
そこで、例えば、特許文献1のような、部品の分解に有用な治具が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-244972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、バルブユニットのような機器ユニットは様々な形状のものがあり、特許文献1のような治具が全ての機器ユニットに適用できるわけではない。特に、一部の部品が複雑な形状を有するものの場合は、作業者が治具等を用いずに分解作業を行っている場合が多い。このような場合、重い機器ユニットを作業者が工具等を用いて固定しており、特に円筒状の部材を含む場合には作業時に機器ユニットが回転するため、作業の安定性に欠ける。さらに、分解作業に複数の作業者を要するため、作業効率も良くない。
【0006】
従って、本発明の目的は、複雑な形状の機器ユニットにも適用でき、機器ユニットの分解等を伴うメンテナンス作業を迅速かつ簡便に行うことができる支持具及び機器ユニットの分解方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る支持具の特徴的構成は、円柱形状の上面に先端突部を有する第一部材と前記第一部材の前記先端突部とは反対側に延びる第二部材とを有する機器ユニットを支持する、支持具であって、前記第一部材の前記先端突部を保持可能な先端保持部と、前記第二部材を回転規制可能な回転規制部と、備える点にある。
【0008】
上述した支持具は、先端保持部が機器ユニットの第一部材の先端突部を保持して機器ユニットの先端を保持し、回転規制部が第一部材から延びる第二部材を回転規制することができる。この状態で、作業者等が第二部材に直接または間接に連結された部材を軸回りに回転すると、機器ユニットの先端で回転軸の振れが防止されるとともに第二部材の回転が規制されるので、作業者等により付与された回転力が連結部分に伝達されやすい。このように本構成によれば、円柱形状の部材を有し、かつ、複数の部材が連結されたような機器ユニットであっても支持かつ回転規制できるので、機器ユニットのメンテナンス作業を迅速かつ簡便に行うことができる。従って、一人の作業者でも容易に機器ユニットを支持することができ、機器ユニットの分解等の作業を行うことが可能となる。
【0009】
本発明に係る支持具の更なる特徴的構成は、前記機器ユニットの前記第二部材は、前記第二部材が延びる方向と交差する方向に被挿通空間を有し、前記先端保持部及び前記回転規制部を支持する基板をさらに備え、前記先端保持部は、前記基板上に壁状に立設し、かつ、先端保持孔を有する先端保持板を有し、前記回転規制部は、前記基板上に立設する少なくとも二つの支柱と、前記第二部材の前記被挿通空間に挿通された状態で前記支柱同士を連結する留具と、を有する点にある。
【0010】
上述した支持具は、予め基板上に先端保持部と回転規制部とを備えたものとしているので、メンテナンス用の治具セットとして工場等の現場で必要な時に迅速に使用することができる。また、留具は第二部材の被挿通空間に挿通された状態で支柱同士を連結するようにし、第二部材を回転規制するようにしているので、複雑な形状の部材を有する機器ユニットの支持にも対応することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

合同会社律歩
漏斗
7か月前
靜甲株式会社
キャッパ
6か月前
澁谷工業株式会社
キャッパ
3か月前
澁谷工業株式会社
充填装置
8か月前
株式会社タツノ
給油認証システム
10か月前
有限会社ユウアイ
キャップ載置装置
6か月前
個人
ボトルキャップ用開栓具
4か月前
株式会社サイレック
キャッパー装置
6か月前
株式会社サイレック
キャッパー装置
9か月前
ホシザキ株式会社
給茶機
11か月前
富士電機株式会社
液体供給装置
5か月前
株式会社青木製作所
タンクローリの配管装置
5か月前
澁谷工業株式会社
キャッパ
10か月前
ネクサン
流体輸送装置
8か月前
澁谷工業株式会社
キャッピング装置
2か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
1か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
2か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
2か月前
澁谷工業株式会社
キャッピングヘッド
6か月前
株式会社野村総合研究所
セルフ給油システム
9か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
11か月前
日清食品株式会社
カップ状容器の自動蓋部開封装置
7か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
11か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
7か月前
AW・ウォーター株式会社
液体供給装置
6か月前
日本クロージャー株式会社
ボトルケース
5か月前
株式会社吉野工業所
液体充填方法
10か月前
株式会社吉野工業所
高温充填方法
2か月前
個人
給水タンク固定装置
6か月前
靜甲株式会社
センタリング機構並びに充填包装機
6か月前
アサヒ飲料株式会社
炭酸飲料製造ラインの制御方法
2か月前
サッポロビール株式会社
カラン
3か月前
サッポロビール株式会社
飲料サーバー
3か月前
富士電機株式会社
飲料供給装置
3か月前
富士電機株式会社
飲料提供装置
5か月前
有限会社ユウアイ
管理装置、飲料充填装置、及び巻締装置
6か月前
続きを見る