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公開番号
2025039588
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2024227632,2024508567
出願日
2024-12-24,2024-01-31
発明の名称
ガラスクロスの保管方法及びガラスクロス包装体
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
81/26 20060101AFI20250313BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】本開示によれば、優れた誘電特性を持つガラスクロスの誘電特性を維持することができる、ガラスクロスの保管方法及びガラスクロス包装体が提供される。
【解決手段】上記ガラスクロスは、複数本のフィラメントを含むガラス糸を経糸および緯糸として構成され、上記ガラスクロスの10GHzにおける誘電正接は0.00200以下である。上記保管方法は、上記ガラスクロスを、保管環境の気圧下における平均露点が18℃dp以下かつ平均温度が100℃以下の雰囲気下で保管することを含む。上記包装体は、包装材と、上記包装材の内部に収納されたガラスクロスとを含み、上記包装材の40℃90%Rhの条件で測定した水蒸気透過度が8g/(m
2
×24hr)以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラスクロスの保管方法であって、
前記ガラスクロスは、複数本のフィラメントを含むガラス糸を経糸および緯糸として構成され、前記ガラスクロスの10GHzにおける誘電正接が0.00200以下であり、
前記方法は、前記ガラスクロスを、保管環境の気圧下における平均露点が18℃dp以下かつ平均温度が100℃以下の雰囲気下で保管することを含む、ガラスクロスの保管方法。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記ガラス糸におけるケイ素(Si)含量が、二酸化ケイ素(SiO
2
)換算で95.0質量%~100質量%である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ガラスクロスは、その表面にシランカップリング剤を含む表面処理剤を有する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記表面処理剤が、下記式(1):
X(R)
3-n
SiY
n
・・・(1)
(式(1)中、Xは、アミノ基、及びラジカル反応性を有する不飽和二重結合基の少なくとも一方を有する有機官能基であり、Yは、各々独立して、アルコキシ基であり、nは、1以上3以下の整数であり、Rは、各々独立して、メチル基、エチル基、及びフェニル基から成る群から選ばれる基である)
で示されるシランカップリング剤を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記表面処理剤が、前記式(1)においてXが異なる2種以上のシランカップリング剤を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記表面処理剤が、分子量が異なる2種以上のシランカップリング剤を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、前記保管する前に、前記ガラスクロスにシランカップリング剤を含む表面処理剤で表面処理する工程と、前記表面処理された前記ガラスクロスを開繊する工程を更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記ガラスクロスの10GHzにおける誘電正接が0.00051以上、0.00200以下である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項9】
前記ガラスクロスの経糸及び/又は緯糸の打ち込み密度が66~120本/inch(=66~120本/25mm)の範囲である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、前記保管する前に、前記ガラスクロスをRoll-to-Rollで搬送させながら600℃以上の温度で加熱する工程を更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はガラスクロスの保管方法及びガラスクロス包装体に関する。本国際出願は、2023年7月31日に出願した日本国特許出願第2023-124261号、及び2023年8月8日に出願した日本国特許出願第2023-129381号に基づく優先権を主張するものであり、当該日本国特許出願の全内容を本国際出願に援用する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、スマートフォン等の情報端末の高性能化、及び5G通信に代表される高速通信化が進んでいる。この背景に伴い、例えば、高速通信用のプリント配線板に対して、耐熱性の向上だけでなく、その絶縁材料の更なる誘電特性の向上(例えば、低誘電正接化)が望まれている。同様に、プリント配線板の絶縁材料に用いられるプリプレグ、及び該プリプレグに含まれるガラス糸並びにガラスクロスに対しても誘電特性の向上が望まれている。
【0003】
誘電特性を向上させる手段として、例えば、低誘電ガラスを用いてプリプレグを作製する手法が知られている(特許文献1及び2参照)。より具体的に、特許文献1は、二酸化ケイ素(SiO
2
)組成量が98質量%以上100質量%以下のガラス糸を用いてプリプレグを作製することを記載している。特許文献2は、更なる低誘電正接化を目的として、石英ガラスクロスを加熱処理することを記載している。
【0004】
特許文献3は、石英ガラス表面のSi-OH基は活性が強く、特に高温雰囲気では水分を水素結合で取り込み、Si-O-Si結合を開裂させることでさらにSi-OH基が生じ(SiO
2
+H
2
O⇔Si-OH)、生じたSi-OH基がガラスクロスの誘電正接を悪化させることを記載している(段落0006)。そこで、Si-OH基を再度結合させてSi-O-Si結合を形成し、ガラスクロスを低誘電正接化することを目的とし、石英ガラスクロスを加熱処理する際、真空又は露点15℃以下の気体中で、最高加熱温度が100℃~600℃、かつ100℃以上の加熱温度(℃)×加熱時間(h)で表される加熱量が450(℃・h)以上となる条件で加熱することを記載している(請求項1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-127747号公報
特開2021-63320号公報
特許第7269416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献3は、SiO
2
+H
2
O⇔Si-OHの反応は、100℃未満の温度では活性化エネルギーが足りないことを記載している(段落0025)。このように、従来は、100℃未満の温度領域において水がガラスクロスの誘電正接に与える影響は無いと考えられてきた。この点、本発明者らは、特許文献1~3に開示されるような手段でガラスクロスの製造時の誘電正接を低下させたとしても、ガラスクロスを長期間にわたって保管する際には、100℃未満の環境下においても上記平衡反応によるシラノール基の生成が進行し、ガラスクロスの誘電正接が増加してしまうということを、初めて見出した。
【0007】
そこで、本開示は、優れた誘電特性を持つガラスクロスの誘電特性を維持することができる、ガラスクロスの保管方法及びガラスクロス包装体を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の実施形態の一部を以下の項目[1]~[57]に例示する。
[1]
ガラスクロスの保管方法であって、
上記ガラスクロスは、複数本のフィラメントを含むガラス糸を経糸および緯糸として構成され、上記ガラスクロスの10GHzにおける誘電正接が0.00200以下であり、
上記方法は、上記ガラスクロスを、保管環境の気圧下における平均露点が18℃dp以下かつ平均温度が100℃以下の雰囲気下で保管することを含む、ガラスクロスの保管方法。
[2]
上記ガラス糸におけるケイ素(Si)含量が、二酸化ケイ素(SiO
2
)換算で95.0質量%~100質量%である、項目1に記載の方法。
[3]
上記ガラスクロスは、その表面にシランカップリング剤を含む表面処理剤を有する、項目1又は2に記載の方法。
[4]
上記表面処理剤が、下記式(1):
X(R)
3-n
SiY
n
・・・(1)
(式(1)中、Xは、アミノ基、及びラジカル反応性を有する不飽和二重結合基の少なくとも一方を有する有機官能基であり、Yは、各々独立して、アルコキシ基であり、nは、1以上3以下の整数であり、Rは、各々独立して、メチル基、エチル基、及びフェニル基から成る群から選ばれる基である)
で示されるシランカップリング剤を含む、項目3に記載の方法。
[5]
上記表面処理剤が、上記式(1)においてXが異なる2種以上のシランカップリング剤を含む、項目4に記載の方法。
[6]
上記表面処理剤が、分子量が異なる2種以上のシランカップリング剤を含む、項目3~5のいずれか一項に記載の方法。
[7]
上記方法は、上記保管する前に、上記ガラスクロスにシランカップリング剤を含む表面処理剤で表面処理する工程と、上記表面処理された上記ガラスクロスを開繊する工程を更に含む、項目3~6のいずれか一項に記載の方法。
[8]
上記ガラスクロスの10GHzにおける誘電正接が0.00051以上、0.00200以下である、項目1~7のいずれか一項に記載の方法。
[9]
上記ガラスクロスの経糸及び/又は緯糸の打ち込み密度が66~120本/inch(=66~120本/25mm)の範囲である、項目1~8のいずれか一項に記載の方法。
[10]
上記方法は、上記保管する前に、上記ガラスクロスをRoll-to-Rollで搬送させながら600℃以上の温度で加熱する工程を更に含む、項目1~9のいずれか一項に記載の方法。
[11]
上記ガラスクロスが、箱、及び/又はフィルム状の包装材で包装された、包装体として保管される、項目1~10のいずれか一項に記載の方法。
[12]
上記ガラスクロスがフィルム状の包装材で包装された包装体として保管され、上記フィルム状の包装材の厚みが50μm以上である、項目11に記載の方法。
[13]
上記ガラスクロスがフィルム状の包装材で包装された包装体として保管され、上記フィルム状の包装材がアルミニウムラミネートフィルムである、項目11又は12に記載の方法。
[14]
上記ガラスクロスが中空柱状の芯管に巻かれたロールの状態で、フィルム状の包装材で包装された包装体として保管され、上記フィルム状の包装材が、上記芯管の一端又は両端から中空部内に延在する凹部を有しているか、又は、上記芯管の中空部を貫通する輪環状である、項目11~13のいずれか一項に記載の方法。
[15]
上記芯管の中空部体積のうち、上記フィルム状の包装材の内部となる空間が占める体積の割合が、上記芯管の中空部体積の50%以下である、項目14に記載の方法。
[16]
上記フィルム状の包装材は、上記芯管の中空部を貫通する輪環状である、項目14又は15に記載の方法。
[17]
上記包装体は、上記ガラスクロスが上記フィルム状の包装材と上記芯管によって外部環境から密封されるよう構成されている、項目14又は15に記載の方法。
[18]
上記芯管の40℃90%Rhの条件で測定した水蒸気透過度が8g/(m
2
×24hr)以下である、項目14~17のいずれか一項に記載の方法。
[19]
上記包装材は、測定温度40℃及び測定湿度90%Rhにおける水蒸気透過度が8g/(m
2
×24hr)以下である、項目11~18のいずれか一項に記載の方法。
[20]
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、優れた誘電特性を持つガラスクロスの誘電特性を維持することができる、ガラスクロスの保管方法及びガラスクロス包装体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示のガラスクロス包装体の芯管軸方向断面を示す模式図である。
図2は、芯管の水蒸気透過度の測定方法を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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