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公開番号
2025038819
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145660
出願日
2023-09-07
発明の名称
シート搬送装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B65H
11/00 20060101AFI20250312BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】開閉ユニットを開いたときの衝撃の低減と操作性とを両立する。
【解決手段】筐体に対して回動することにより開閉可能に設けられ、閉位置と開位置とに変位可能であり、かつ、開位置においてシートを支持する手差しトレイ10を有する手差し給送部500と、一端部が筐体に揺動可能に支持され、他端部が手差し給送部500に係合される支持アーム11と、手差しトレイ10に支持されたシートをシート搬送部に給送する給送部と、を備える。手差し給送部500は、トレイレールを有し、支持アーム11の他端部は、手差し給送部500の回動に伴ってトレイレールにより案内されて移動する第1移動部材12を有し、手差し給送部500は、手差し給送部500が回動して第1移動部材12がトレイレールに対して移動するときに移動に対する抵抗力を発生して手差し給送部500の開閉速度を減衰するダンパ部40を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを搬送するシート搬送部が収容された筐体と、
前記筐体に対して回動することにより開閉可能に設けられ、閉位置と開位置とに変位可能であり、かつ、前記開位置においてシートを支持する支持部を有する開閉ユニットと、
一端部が前記筐体に揺動可能に支持され、他端部が前記開閉ユニットに係合される揺動部材と、
前記支持部に支持されたシートを前記シート搬送部に給送する給送部と、を備え、
前記開閉ユニットは、案内部を有し、
前記揺動部材の他端部は、前記開閉ユニットの回動に伴って前記案内部により案内されて移動する被案内部を有し、
前記開閉ユニットは、前記開閉ユニットが回動して前記被案内部が前記案内部に対して移動するときに移動に対する抵抗力を発生して前記開閉ユニットの開閉速度を減衰するダンパ部を有する、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記揺動部材は、前記開閉ユニットが前記開位置に位置するときに前記案内部との間で前記開閉ユニットの荷重を受ける、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記開閉ユニットは、前記閉位置と前記開位置との間の中間位置に変位可能であり、
前記ダンパ部は、前記開閉ユニットが前記中間位置と前記開位置との間で回動するときに前記抵抗力を発生し、前記閉位置と前記中間位置との間で回動するときに前記抵抗力を発生しない、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記開閉ユニットは、前記開閉ユニットを前記開位置から前記閉位置に変位する方向に付勢する付勢部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記付勢部は、前記開閉ユニットが前記閉位置から前記開位置までの全範囲に位置するときに、前記開閉ユニットを前記開位置から前記閉位置に変位する方向に付勢する、
ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記ダンパ部は、前記開閉ユニットに対して固定された固定部と、前記固定部に対して移動可能で移動する際に生じる流体の抵抗により前記抵抗力を発生する移動部と、を有し、
前記開閉ユニットは、前記移動部と前記被案内部とを連結して前記抵抗力を伝達するケーブルを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記開閉ユニットは、前記ケーブルを巻き掛けて曲折させる巻掛部を有する、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記ダンパ部は、前記移動部が前記固定部に対して直線的に移動することで伸縮可能であり、前記ダンパ部の伸縮方向がシートの給送方向に直交する幅方向に沿うように配置される、
ことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
前記開閉ユニットは、
前記支持部においてシートの給送方向に直交する幅方向に移動可能に設けられ、かつ、前記支持部に支持されたシートの前記幅方向の位置を規制する規制部と、
前記支持部に支持されたシートの束に前記規制部から前記幅方向に空気を吹き付けてシートを捌くエア捌き部と、を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
前記シート搬送部により搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置と、これを利用する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタ、複写機等の画像形成装置において、装置本体側面にシートを積載する手差しトレイ(開閉ユニット)を設けて、シートを1枚ずつ画像形成部に供給する手差しシート給送装置を備えたものが普及している。この種の手差しシート給送装置では、例えば、手差しトレイが装置本体に対して回動により開閉する構成になっている。そして、手差し給送をしない通常時には手差しトレイを装置本体に収納しておき、手差し給送時には手差しトレイを回動して開くことでシートを積載可能な状態になる。
【0003】
この手差しシート給送装置では、手差しトレイを開いたときの位置は、例えばアーム部材により規制される。アーム部材は、例えば、装置本体に揺動可能に設けられ、反対側のトレイ側端部は手差しトレイに設けられたガイド溝に沿って案内されるようになっている。手差しトレイを開放位置まで開いたときにアーム部材や手差しトレイに大きな衝撃が加わると損傷する虞があるので、手差しトレイを開いたときの衝撃を低減する構成が望まれる。
【0004】
手差しトレイを開いたときの衝撃を低減する構成として、アーム部材のトレイ側端部と手差しトレイとに引っ張りコイルばねを取り付けた手差しシート給送装置が開発されている(特許文献1参照)。この手差しシート給送装置では、手差しトレイが開くときに、アーム部材のトレイ側端部が移動する方向と反対の方向に引っ張りコイルばねが弾性力を与えることで、手差しトレイを開いたときの衝撃を低減するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-24396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、画像形成装置においてシートの種類やサイズの多様化の要望も強く、様々なシートを給送できる手差しシート給送装置が望まれており、手差しトレイが大型化する傾向にある。また、手差しシート給送装置の多機能化による部品増加により、手差しトレイの重量が増加することもある。しかしながら、上述した特許文献1に記載の手差しシート給送装置では、コイルばねの弾性力のみにより衝撃を低減させているので、手差しトレイが重量化した場合には更に強いコイルばねを用いなければならない。ここで、コイルばねによる付勢力は、手差しトレイが開放位置に位置しているときでも手差しトレイに作用しているため、コイルばねの付勢力が大きすぎると、手差しトレイが開放位置で意図せず閉じやすくなるなど、操作性が悪くなる虞がある。
【0007】
本発明は、開閉ユニットを開いたときの衝撃の低減と操作性とを両立可能なシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、シートを搬送するシート搬送部が収容された筐体と、前記筐体に対して回動することにより開閉可能に設けられ、閉位置と開位置とに変位可能であり、かつ、前記開位置においてシートを支持する支持部を有する開閉ユニットと、一端部が前記筐体に揺動可能に支持され、他端部が前記開閉ユニットに係合される揺動部材と、前記支持部に支持されたシートを前記シート搬送部に給送する給送部と、を備え、前記開閉ユニットは、案内部を有し、前記揺動部材の他端部は、前記開閉ユニットの回動に伴って前記案内部により案内されて移動する被案内部を有し、前記開閉ユニットは、前記開閉ユニットが回動して前記被案内部が前記案内部に対して移動するときに移動に対する抵抗力を発生して前記開閉ユニットの開閉速度を減衰するダンパ部を有することを特徴とするシート搬送装置である。
【0009】
本発明の他の一態様は、上記のシート搬送装置と、前記シート搬送部により搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、開閉ユニットを開いたときの衝撃の低減と操作性とを両立することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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