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公開番号
2025038041
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2024216196,2020178127
出願日
2024-12-11,2020-10-23
発明の名称
電子デバイス、表示装置、光電変換装置、電子機器、照明、および移動体
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10K
59/122 20230101AFI20250311BHJP()
要約
【課題】 隣り合う素子の間の電流リークをより確実に抑制可能な電子デバイスを提供する。
【解決手段】 有機発光装置100は、基板1上に配置された複数の発光素子10を有する。複数の発光素子10のそれぞれは、基板1側から、第1絶縁層3と、下部電極2(第1電極)と、有機層4(機能層)と、上部電極5(第2電極)と、をこの順に有し、有機層4および上部電極5は、隣り合う2つの発光素子10がそれぞれ独立に有する2つの下部電極2を覆うように連続して配置されている。第1絶縁層3は、基板1に対して傾斜した傾斜部31を有する。下部電極2は、傾斜部31の上に配置された第1部分21と、有機層4と接し、基板1に対する傾斜角が第1部分21よりも小さい第2部分22と、を有する。第1部分21の上に配置された有機層4の厚さは、第2部分22の上に配置された有機層4の厚さよりも小さい。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基板上に配置された複数の素子を有し、
前記複数の素子のそれぞれは、前記基板側から、絶縁層と、第1電極と、機能層と、第2電極と、をこの順に有し、
前記機能層および前記第2電極が、前記複数の素子のうちの隣り合う2つの素子がそれぞれ独立に有する2つの前記第1電極を覆うように、一方の前記第1電極の上から他方の前記第1電極の上まで連続して配置された電子デバイスであって、
前
記絶
縁層は、前記基板に対して傾斜した傾斜部を有し、
前記第1電極は、前記傾斜部の上に配置された第1部分と、前記機能層と接し、前記基板に対する傾斜角が前記第1部分よりも小さい第2部分と
、を
有し
、
前
記第1部分の上に配置された前記機能層の、前記第1部分と接する面に対する法線方向の厚さは、前記第2部分の上に配置された前記機能層の、前記第2部分と接する面に対する法線方向の厚さよりも小さ
く、
前記複数の素子は、第1の光を出射する第1素子と、第2の光を出射する第2素子と、を含み、
前記第1素子および前記第2素子は、前記第2部分と前記基板との間に、前記基板側から、反射層と、前記絶縁層の一部と、をさらに有し、
前記第1素子の有する前記絶縁層の前記一部の厚さと前記第2素子の有する前記絶縁層の前記一部の厚さは互いに異なり、
前記絶縁層は前記第2部分よりも前記基板から離れた位置に平坦部を有し、
前記反射層は前記第2部分および前記平坦部の下に配置されており、
前記反射層の前記平坦部の下に配置されている部分の前記基板に垂直な方向の厚さは、前記反射層の前記第2部分の下に配置されている部分の前記基板に垂直な方向の厚さよりも大きく、
前記絶縁層は、前記反射層の前記第2部分の下に配置されている部分と前記反射層の前記平坦部の下に配置されている部分とで形成される段差を覆うように配置されている
ことを特徴とする電子デバイス。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記第1部分は、前記基板に対する傾斜角が15°以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項3】
前記第1部分は、前記第2部分を取り囲むように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子デバイス。
【請求項4】
前記第1電極と前記機能層との間に配置された第2絶縁層をさらに有する
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子デバイス。
【請求項5】
前
記第1電極は、前記平坦部の端部と前記傾斜部とを覆うように前
記絶
縁層の上に配置されていることを特徴とする請求項1
乃至
4のいずれか1項に記載の電子デバイス。
【請求項6】
前
記絶
縁層の前記傾斜部は、前記基板に対する平面視で前記第1部分を取り囲むように配置されており、
前
記絶
縁層の前記平坦部は、前記基板に対する平面視で前記傾斜部を取り囲むように配置されていることを特徴とする請求項
1乃至5のいずれか1項
に記載の電子デバイス。
【請求項7】
前記第1素子の有する前
記絶
縁層の前記平坦部の上面と、前記第2素子の有する前
記絶
縁層の前記平坦部の上面と、が同一平面上にあることを特徴とする請求項
1乃至6のいずれか1項
に記載の電子デバイス。
【請求項8】
前
記第1素子の有する前記第1電極の前記第2部分の上面と、前記第2素子の有する前記第1電極の前記第2部分の上面と、が異なる平面上にあることを特徴とする請求項
1乃至6のいずれか1項
に記載の電子デバイス。
【請求項9】
前記絶縁層の前記一部は光学調整層として機能する請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項10】
請求項1
乃至
9のいずれか1項に記載の電子デバイスと、
前記複数の素子に接続されるトランジスタと、を有することを特徴とする表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子デバイス、表示装置、光電変換装置、電子機器、照明、および移動体に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
有機層(有機化合物層ともいう)を用いた電子デバイスとして、有機発光素子や有機光電変換素子が提案されている。有機発光素子は、陰極および陽極と、その間に配置された有機層とを有する素子であり、陰極から注入された電子と、陽極から注入された正孔とが再結合して光を発生する発光デバイスである。有機光電変換素子は、陰極および陽極と、その間に配置された有機層とを有する素子であり、有機層が光を吸収して発生する電子および正孔を陰極および陽極から取り出す光電変換デバイスである。近年、有機発光素子を備える表示装置や有機光電変換素子を備える撮像装置が注目されている。
【0003】
有機層を用いた電子デバイスでは、複数の有機発光素子や複数の有機光電変換素子にわたって有機層が連続的に形成される場合がある。このような場合には、隣り合う素子がそれぞれ独立に有する電極(陰極または陽極)の間で、有機層を介して電流のリークが発生しやすい。有機発光素子において隣り合う素子間での電流のリークが発生してしまうと有機発光素子の意図しない発光を招き、表示装置の色域を狭めてしまう。また、有機光電変換素子において隣り合う素子間での電流のリークが発生してしまうと、ノイズが発生してしまう。このように、隣り合う素子間での電流のリークは、電子デバイスの特性を低下させてしまう。
【0004】
特許文献1に記載されている電子デバイスは、隣り合う素子がそれぞれ有する下部電極の端部を覆うように絶縁層が設けられている。絶縁層は下部電極の上に配置される傾斜部を有しており、その上に有機層が複数の素子にわたって連続に形成されている。特許文献1には、隣り合う素子がそれぞれ有する下部電極の間での電流のリークを抑制しつつ、上部電極と下部電極との間の電流のリークを抑制するために、絶縁層の傾斜部の上に配置される有機層の厚さを所定値以上とすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-136260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の構成では、平坦な下部電極の端部を覆うように、傾斜部を有する絶縁層を配置している。そして、絶縁層の傾斜部の上に配置される有機層の厚さを調節することで、隣り合う素子の間の電流のリークと、上部電極と下部電極との間の電流のリークを抑制している。しかしながら、従来のように単に有機層の厚さを調整するのみでは、隣り合う素子の間の電流のリークを十分に抑制できない場合があるという課題があった。
【0007】
そこで本発明では、上述の課題に鑑み、隣り合う素子の間の電流リークをより確実に抑制可能な電子デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としての電子デバイスは、
基板上に配置された複数の素子を有し、
前記複数の素子のそれぞれは、前記基板側から、絶縁層と、第1電極と、機能層と、第2電極と、をこの順に有し、前記機能層および前記第2電極が、前記複数の素子のうちの隣り合う2つの素子がそれぞれ独立に有する2つの前記第1電極を覆うように、一方の前記第1電極の上から他方の前記第1電極の上まで連続して配置された電子デバイスであって、前記絶縁層は、前記基板に対して傾斜した傾斜部を有し、前記第1電極は、前記傾斜部の上に配置された第1部分と、前記機能層と接し、前記基板に対する傾斜角が前記第1部分よりも小さい第2部分と、を有し、前記第1部分の上に配置された前記機能層の、前記第1部分と接する面に対する法線方向の厚さは、前記第2部分の上に配置された前記機能層の、前記第2部分と接する面に対する法線方向の厚さよりも小さく、前記複数の素子は、第1の光を出射する第1素子と、第2の光を出射する第2素子と、を含み、前記第1素子および前記第2素子は、前記第2部分と前記基板との間に、前記基板側から、反射層と、前記絶縁層の一部と、をさらに有し、前記第1素子の有する前記絶縁層の前記一部の厚さと前記第2素子の有する前記絶縁層の前記一部の厚さは互いに異なり、前記絶縁層は前記第2部分よりも前記基板から離れた位置に平坦部を有し、前記反射層は前記第2部分および前記平坦部の下に配置されており、前記反射層の前記平坦部の下に配置されている部分の前記基板に垂直な方向の厚さは、前記反射層の前記第2部分の下に配置されている部分の前記基板に垂直な方向の厚さよりも大きく、前記絶縁層は、前記反射層の前記第2部分の下に配置されている部分と前記反射層の前記平坦部の下に配置されている部分とで形成される段差を覆うように配置されている
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、隣り合う素子の間の電流リークをより確実に抑制可能な電子デバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る有機発光装置の構成を示す平面図。
第1の実施形態に係る有機発光装置の構成を示す断面図。
図2の部分拡大図。
比較例の有機発光装置の構成を示す模式図。
下部電極の平坦部上における有機層の層厚に対する、隣り合う2つの下部電極の平坦部の間の距離の比と、赤画素の色度の関係図。
成膜シミュレーションにおける部材の配置図。
成膜シミュレーションの結果を示す図。
第2の実施形態に係る有機発光装置の構成を示す断面図。
第3の実施形態に係る有機発光装置の構成を示す断面図。
図9の部分拡大図。
第4の実施形態に係る有機発光装置の構成を示す断面図。
第5の実施形態に係る有機発光装置の構成を示す断面図。
表示装置の一例を表す模式図。
撮像装置の一例を表す模式図。
表示装置の一例を表す模式図。
照明装置の一例を表す模式図。
表示装置の適用例を表す模式図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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