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公開番号2025037790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2024092439
出願日2024-06-06
発明の名称貯蔵方法、運搬方法、貯蔵装置及び運搬装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A23B 7/152 20060101AFI20250311BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】本発明は、貯蔵庫、貯蔵容器又は貯蔵バッグに貯蔵した野菜、果物及び花卉のうち少なくとも1つが傷むことを抑制することができる貯蔵方法を提供する。
【解決手段】本発明の貯蔵方法は、貯蔵庫内、貯蔵容器内又は貯蔵バッグ内にエチレンガスを供給するガス供給ステップと、野菜、果物及び花卉のうち少なくとも1つを貯蔵している前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内の光触媒に光を照射することにより前記エチレンガスを分解する照射ステップとを有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
貯蔵庫内、貯蔵容器内又は貯蔵バッグ内にエチレンガスを供給するガス供給ステップと、
野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つを貯蔵している前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内の光触媒に光を照射することにより前記エチレンガスを分解する照射ステップとを有することを特徴とする貯蔵方法。
続きを表示（約 810 文字）【請求項２】
前記エチレンガスを前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内に供給した後の前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内のエチレンガス濃度は、５ｐｐｍ以上１６０ｐｐｍ以下である請求項１に記載の貯蔵方法。
【請求項３】
前記照射ステップは、少なくとも前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内のエチレンガス濃度が２ｐｐｍ以下になるまで前記光触媒に光を照射するステップである請求項２に記載の貯蔵方法。
【請求項４】
前記光触媒は、酸化タングステンを含む請求項１～３のいずれか１つに記載の貯蔵方法。
【請求項５】
野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つを貯蔵するための貯蔵庫、貯蔵容器又は貯蔵バッグと、前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内に配置された光触媒と、前記光触媒に光を照射するように設けられた光照射部と、前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内にエチレンガスを供給するように設けられたエチレンガス供給部とを備える貯蔵装置。
【請求項６】
荷室内、運搬容器内又は運搬用バッグ内にエチレンガスを供給するガス供給ステップと、
野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つを収容している前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内の光触媒に光を照射することにより前記エチレンガスを分解する照射ステップとを有することを特徴とする運搬方法。
【請求項７】
野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つを収容するための荷室、運搬容器又は運搬用バッグと、前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内に配置された光触媒と、前記光触媒に光を照射するように設けられた光照射部と、前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内にエチレンガスを供給するように設けられたエチレンガス供給部とを備える運搬装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つの貯蔵方法、運搬方法、貯蔵装置及び運搬装置に関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
植物の成長、熟成、老化などは、植物ホルモンの働きによってコントロールされている。植物ホルモンであるエチレンガスは、果物や野菜の果実の熟成を促す作用があり、果実の熟成が進むと、果実は柔らかくなり甘くなる。果実の熟成が進みすぎると、果実が傷み食用に適さなくなる。このため、エチレンガスの除去や供給により果実の熟成をコントロールすることにより食べごろの果実を消費者に提供することができる。また、エチレンガスは、花卉の老化を促進する。
例えば、エチレンガス分解フィルタによりコンテナ内のエチレンガスを除去する鮮度保持装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１８８７５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来方法では、鮮度保持効果が十分でない場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、野菜、果物又は花卉が傷むことを抑制することができる貯蔵方法、運搬方法、貯蔵装置及び運搬装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、貯蔵庫内、貯蔵容器内又は貯蔵バッグ内にエチレンガスを供給するガス供給ステップと、野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つを貯蔵している前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内の光触媒に光を照射することにより前記エチレンガスを分解する照射ステップとを有することを特徴とする貯蔵方法を提供する。
本発明は、野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つを貯蔵するための貯蔵庫、貯蔵容器又は貯蔵バッグと、前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内に配置された光触媒と、前記光触媒に光を照射するように設けられた光照射部と、前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内にエチレンガスを供給するように設けられたエチレンガス供給部とを備える貯蔵装置も提供する。
本発明は、荷室内、運搬容器内又は運搬用バッグ内にエチレンガスを供給するガス供給ステップと、野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つを収容している前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内の光触媒に光を照射することにより前記エチレンガスを分解する照射ステップとを有することを特徴とする運搬方法も提供する。
本発明は、野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つを収容するための荷室、運搬容器又は運搬用バッグと、前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内に配置された光触媒と、前記光触媒に光を照射するように設けられた光照射部と、前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内にエチレンガスを供給するように設けられたエチレンガス供給部とを備える運搬装置も提供する。
【発明の効果】
【０００６】
本発明によれば、野菜、果物又は花卉が傷むことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本発明の一実施形態の貯蔵装置の概略図である。
本発明の一実施形態の運搬装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
本発明の貯蔵方法は、貯蔵庫内、貯蔵容器内又は貯蔵バッグ内にエチレンガスを供給するガス供給ステップと、野菜又は果物を貯蔵している前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内の光触媒に光を照射することにより前記エチレンガスを分解する照射ステップとを有することを特徴とする。
【０００９】
前記エチレンガスを前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内に供給した後の前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内のエチレンガス濃度は、５ｐｐｍ以上１６０ｐｐｍ以下であることが好ましい。
前記照射ステップは、少なくとも前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内のエチレンガス濃度が２ｐｐｍ以下になるまで前記光触媒に光を照射するステップであることが好ましい。
前記光触媒は、酸化タングステンを含むことが好ましい。
本発明は、野菜又は果物を貯蔵するための貯蔵庫、貯蔵容器又は貯蔵バッグと、前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内に配置された光触媒と、前記光触媒に光を照射するように設けられた光照射部と、前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内にエチレンガスを供給するように設けられたエチレンガス供給部とを備える貯蔵装置も提供する。
【００１０】
本発明は、荷室内、運搬容器内又は運搬用バッグ内にエチレンガスを供給するガス供給ステップと、野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つを収容している前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内の光触媒に光を照射することにより前記エチレンガスを分解する照射ステップとを有することを特徴とする運搬方法も提供する。
本発明は、野菜、果物及び花卉のうち少なくとも１つを収容するための荷室、運搬容器又は運搬用バッグと、前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内に配置された光触媒と、前記光触媒に光を照射するように設けられた光照射部と、前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内にエチレンガスを供給するように設けられたエチレンガス供給部とを備える運搬装置も提供する。
（【００１１】以降は省略されています）

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