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公開番号2025020802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124394
出願日2023-07-31
発明の名称電気掃除機
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A47L 9/00 20060101AFI20250205BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】騒音を低減できる電気掃除機を提供すること。
【解決手段】吸気口および排気口を有する筒形の筐体と、吸気口からの空気を排気口に流す通風路と、通風路に設けられた電動吸引機と、電動吸引機よりも気流方向下流側の通風路に設けられ、電動吸引機の駆動音を含む騒音を減音部にて低減させる減音部とを具備し、減音部は、通気可能な構造を少なくとも一部の周囲面に有する減音管を備える電気掃除機。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
吸気口および排気口を有する筒形の筐体と、吸気口からの空気を排気口に流す通風路と、通風路に設けられた電動吸引機と、電動吸引機よりも気流方向下流側の通風路に設けられ、電動吸引機の駆動音を含む騒音を減音部にて低減させる減音部とを具備し、
減音部は、通気可能な構造を少なくとも一部の周囲面に有する減音管を備える電気掃除機。
続きを表示（約 870 文字）【請求項２】
通気可能な構造は、減音管の内面と外面を貫通する複数の貫通孔である、請求項１記載の電気掃除機。
【請求項３】
減音部は、減音管の外面と内面の少なくとも一方の少なくとも一部を覆う吸音材をさらに有する、請求項２記載の電気掃除機。
【請求項４】
減音管は、気流方向下流側へ向かって開口が狭くなるテーパ部を有する、請求項１～３のいずれか１つに記載の電気掃除機。
【請求項５】
減音部は、減音管のテーパ部の外面と内面の少なくとも一方の少なくとも一部を覆う吸音材をさらに有する、請求項４に記載の電気掃除機。
【請求項６】
減音管は、テーパ部の内面と外面を貫通する複数の貫通孔を有する、請求項５に記載の電気掃除機。
【請求項７】
減音管は、減音管の中心軸と直交する方向に内部空間が広がる膨張空間部を１つまたは中心軸方向に間隔をあけて複数有する、請求項１に記載の電気掃除機。
【請求項８】
減音部は、減音管の膨張空間部の内面を覆う吸音材をさらに有する、請求項７に記載の電気掃除機。
【請求項９】
減音管は、気流方向下流側に向かって開口が大きくなる逆テーパ部を有する、請求項１～３の何れか１つに記載の電気掃除機。
【請求項１０】
筐体は、電動吸引機が設けられている胴部と、電動吸引機から離れた位置に設けられ胴部よりも細い細筐体部とを有し、
細筐体部は、胴部に接続された第１細筐体部と、胴部とは反対側の第１細筐体部の端部に接続された第１細筐体部よりも細い第２細筐体部とを有し、
第１細筐体部と第２細筐体部との境界には第１細筐体部の内部空間と第２細筐体部の内部空間とを仕切る仕切壁が設けられており、
第２細筐体部の仕切り壁とは反対側の端部には第２細筐体の内部空間を密閉する端部壁が設けられている、請求項１～３のいずれか１つに記載の電気掃除機。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電気掃除機に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
電気掃除機は、運転時に発生する騒音（主に、電動吸引機の騒音）をより低減することが常に求められている。特許文献１に記載の電動遠心送風機は、羽根車の回転による遠心力によって流体を加圧する送風機にあって、吐出流体である空気をモータハウジングの外側に形成する流路に軸方向に通過させ、外枠を絞って形成される吐出流路に空気を通して吐出口から機外へ吐出することによって、モータや羽根車から発生する騒音を低減させるようにしている。さらに、電動遠心送風機の内部に吸音材を装備することにより消音効果を向上させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平８－９３６８３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の電動遠心送風機は、ある程度騒音を低減するものとなっているが、この電動遠心送風機を電気掃除機に適用する場合、例えば、夜間に電気掃除機を運転したときの騒音で近隣住民へ迷惑がかからないようにさらに静音化することが望ましい。
【０００５】
本発明は、以上のような事情を考慮してなされた電気掃除機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、吸気口および排気口を有する筒形の筐体と、吸気口からの空気を排気口に流す通風路と、通風路に設けられた電動吸引機と、電動吸引機よりも気流方向下流側の通風路に設けられ、電動吸引機の駆動音を含む騒音を減音部にて低減させる減音部とを具備し、
減音部は、通気可能な構造を少なくとも一部の周囲面に有する減音管を備える電気掃除機を提供する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明に係る電気掃除機によれば、騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明に係る電気掃除機の第１実施形態を示す斜視図である。
第１実施形態の電気掃除機の縦断面図である。
第１実施形態の電気掃除機における掃除機本体を示す縦断面図である。
図３の掃除機本体の吸気側減音部を示す縦断面図である。
図３の掃除機本体の排気側減音部を示す縦断面図である。
第１実施形態の変形例における掃除機本体を示す縦断面図である。
第２実施形態の掃除機本体の吸気側減音部を示す縦断面図である。
第３実施形態の掃除機本体の吸気側減音部を示す縦断面図である。
図８のＩ－Ｉ線矢視断面図である。
第４実施形態の掃除機本体の排気側減音部を示す縦断面図である。
第４実施形態の変形例を示す縦断面図である。
第５実施形態の掃除機本体の排気側減音部を示す縦断面図である。
第５実施形態の変形例１を示す縦断面図である。
第５実施形態の変形例２を示す縦断面図である。
第５実施形態の変形例３を示す縦断面図である。
第６実施形態の排気側減音部の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を用いて本発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、本発明を限定するものと解されるべきではない。
【００１０】
（第１実施形態）
図１は本発明に係る電気掃除機１の第１実施形態を示す斜視図である。この電気掃除機１は、掃除機本体２と、掃除機本体２に着脱可能に接続される吸込口体３とを備えたスティック型の電気掃除機である。掃除機本体２の筐体５は、円筒形の胴部６と、胴部６と接続された円筒形のテーパ部７と、テーパ部７と接続された円筒形の第１細筐体部８と、第１細筐体部８と接続された円筒形の屈曲部９と、屈曲部９と接続された円筒形の第２細筐体部１０とを有する。本実施形態の場合、筐体５は全体的に円筒形であるが、円筒形であることに限定されず、部分的または全体的に角筒形であってもよいし、断面が多角形である筒形であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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