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公開番号2025037668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144738
出願日2023-09-06
発明の名称角形ボトル
出願人本多プラス株式会社
代理人個人
主分類B65D 21/02 20060101AFI20250311BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】組合せの自由度に優れ、組合せ容器として使用する際に室内装飾品や玩具等としても楽しむことができる角形ボトルを提供する。
【解決手段】第1~第6の角形ボトル10~60は、内容物を収容するボトル本体10BTL~60BTLと、ボトル本体の上面から上方に延びる首部に対して着脱可能に螺合される蓋体10CP~60CPとを備えている。ボトル本体10BTL~60BTLには、外面における幅、奥行き、及び高さが同一となる1個の単位立方体の中空部により、又は、側面又は上下面において互いに連通させた2個以上の単位立方体の中空部により、内容物を収容する一つの収容部が形成されている。また、蓋体10CP~60CPは、単位立方体に対し、外面における幅、奥行き、及び高さが同一となる下端開放の立方体形状を呈している。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容するボトル本体と、該ボトル本体の上面から上方に延びる首部と、該首部に対して着脱可能に螺合される蓋体とを備え、以下の構成をも備えていることを特徴とする角形ボトル。
(1A)前記ボトル本体には、外面における幅、奥行き、及び高さが同一となる1個の単位立方体の中空部により、又は、側面又は上下面において互いに連通させた2個以上の単位立方体の中空部により、前記内容物を収容する一つの収容部が形成されていること。
(1B)前記蓋体は、外面における幅、奥行き、及び高さが前記単位立方体と同一となる下端開放の立方体形状を呈し、前記首部の外面に刻設された雄ねじに対して螺合する雌ねじを内面に刻設された螺合筒部を天面裏側から下方に突設する様に備えていること。
(1C)前記首部の開放端には中心孔を有する中栓が装着され、前記蓋体の天面裏側には、前記中栓の中心孔を塞ぐと共に前記中栓の上面に密接する閉止部材が備えられていること。
(1D)前記首部は、前記ボトル本体を構成する単位立方体の1個の上面中心に形成されており、前記蓋体を前記首部に対して螺着し終えたとき、前記蓋体と前記ボトル本体とが少なく共一つの側面同士を面一とし、かつ、前記中栓と前記閉止部材とによって前記ボトル本体を密閉状態とする位置決め部材が備えられていること。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1に記載の角形ボトル。
(2A)前記ボトル本体には前記首部を備える前記単位立方体の上面の一つの対角線に沿って当該単位立方体の対角位置の角部に至る様にパーティングラインが形成され、前記蟹爪状部材は、前記パーティングラインに交差する対角線上の位置に形成されていること。
(2B)前記ボトル本体はダイレクトブロー成形により一体成形されており、パーティングラインは、前記対角位置の角部に至った後、前記ボトル本体を構成する単位立方体の上下方向の縁、又は上縁及び上下方向の縁に沿ってボトル底面まで伸びた後、単位立方体の底面内部を横切らない様につなぎ合わされていること。
【請求項3】
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項2に記載の角形ボトル。
(3)前記ボトル本体及び前記蓋体の外周部の角部には面取り又はR取りが施されていること。
【請求項4】
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項3に記載の角形ボトル。
(4)前記ボトル本体が、複数個の前記単位立方体を互いに連通させた収容部を有し、当該単位立方体同士の連通部分に各単位立方体同士を際立たせる溝部が形成され、前記パーティングラインは、前記連通部分を通る様に形成する場合は前記溝部の底に位置する様に構成したこと。
【請求項5】
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の角形ボトル。
(5A)前記位置決め部材は、前記螺合筒部の下端面から下方に突設された一対の板状部材と、前記首部を備える単位立方体の上面に設けられた一対の蟹爪状部材とから構成されていること。
(5B)前記蟹爪状部材は、その突出端が前記板状部材の板厚中心の回転軌跡よりも小さくかつ前記板状部材の内側面の回転軌跡よりも大きく形成された前端側の爪と、その突出端が前記板状部材の回転軌跡の板厚中心よりも大きく形成された後端側の爪とを備え、前記前端側の爪の後面と前記後端側の爪の前面との間に前記板状部材を挟み込み得る様に構成されていること。
(5C)前記前端側の爪は、前記突出端よりも前側の部分が緩やかな円弧面で構成され、前記突出端より後側の部分が半径方向の直線状の面で構成され、これら円弧面と直線状の面を接続する突出端をR取りした水平断面形状となる様に構成されていること。
【請求項6】
さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項5に記載の角形ボトル。
(6A)前記螺合筒部は、外面が前記蓋体の外面とほぼ相似形で角部を面取りした穴あき八角形断面を呈し、前記板状部材は、外面が前記面取り部分に収まりかつ面一となる平板状に形成されていること。
(6B)前記ボトル本体及び前記蓋体は、透明な合成樹脂により、それぞれ一体成形されていること。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧水と乳液、化粧水,乳液及び美容液、美容液3点セット、調味料セットなど、複数種類の液体や粉体・粒体を別々に収容し得る組合せ容器に係り、特に、梱包・輸送・陳列・保管等に適し、室内装飾品や玩具等としても楽しむことのできる角形ボトルに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、組合せ容器に関する提案がなされている(例えば特許文献1,2)。
【0003】
特許文献1は、図16(A)に示す様に、「各容器の頚部の前面が他の容器の凹部の最内面と接触するように、同一又は鏡像関係にある容器と組合せの関係で相互に嵌合される組合せ容器」を提案している。
【0004】
特許文献1は、図16(B)に示す様に、同一大きさ、同一形状に形成させた二つの容器を、一方は正立させ、他方は倒立させて、それ等両容器の各中段頂壁を重合せ、かつ一方容器胴部の下半凹み部分内へ他方容器の上半部を嵌合させて平面四角形状の組合せ単位を形成して積上げるようにした組合せ容器」を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭60-148454(図面)
実開平1-73133(図面)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これら従来技術によれば、複数個の容器をコンパクトに組み合わせた状態とすることができる。しかし、あくまでもボトル同士をある組み合わせ方にして輸送・保管等ができるというだけであり、組合せの自由度はなく、また、室内装飾品や玩具等としての楽しみを感じさせることもできない。
【0007】
そこで、本発明は、組合せの自由度に優れ、組合せ容器として使用する際に室内装飾品や玩具等としても楽しむことができる角形ボトルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明の角形ボトルは、内容物を収容するボトル本体と、該ボトル本体の上面から上方に延びる首部と、該首部に対して着脱可能に螺合される蓋体とを備え、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(1A)前記ボトル本体には、外面における幅、奥行き、及び高さが同一となる1個の単位立方体の中空部により、又は、側面又は上下面において互いに連通させた2個以上の単位立方体の中空部により、前記内容物を収容する一つの収容部が形成されていること。
(1B)前記蓋体は、外面における幅、奥行き、及び高さが前記単位立方体と同一となる下端開放の立方体形状を呈し、前記首部の外面に刻設された雄ねじに対して螺合する雌ねじを内面に刻設された螺合筒部を天面裏側から下方に突設する様に備えていること。
(1C)前記首部の開放端には中心孔を有する中栓が装着され、前記蓋体の天面裏側には、前記中栓の中心孔を塞ぐと共に前記中栓の上面に密接する閉止部材が備えられていること。
(1D)前記首部は、前記ボトル本体を構成する単位立方体の1個の上面中心に形成されており、前記蓋体を前記首部に対して螺着し終えたとき、前記蓋体と前記ボトル本体とが少なく共一つの側面同士を面一とし、かつ、前記中栓と前記閉止部材とによって前記ボトル本体を密閉状態とする位置決め部材が備えられていること。
【0009】
本発明の角形ボトルによれば、蓋体を首部に対して螺着し終えたとき、位置決め部材の作用により、蓋体とボトル本体とが側面同士を面一として当接し、ボトル本体を構成する単位立方体と蓋体とが同一の外観を呈することから、蓋閉じ状態においては、2個以上の単位立方体が連接された外観を呈する。
【0010】
例えば、1個の単位立方体からなる収容部を備えるボトル本体と蓋体とを合わせて上下2個の立方体が連接された外観の角形ボトルとなる。また、ボトル本体が2個以上の単位立方体を連通させた収容部を有する場合は、3個以上の単位立方体が連接された外観を呈することとなる。2個以上の単位立方体を連通させた収容部は、側面又は上下面において互いに連通しているから、例えば、[1]単位立方体2個を上下方向に連通させた収容部を備えるボトル本体とすれば、蓋体を合わせて上下方向に3個の単位立方体が連接された外観の角形ボトルとなり、[2]単位立方体2個を側面同士を連通させた収容部を備えるボトル本体とすれば、蓋体を合わせてL字型に3個の単位立方体が連接された外観の角形ボトルとなり、[3]単位立方体2個を首部を備える単位立方体の隣合う側面に対して連通させた収容部を備えるボトル本体とすれば、L字型のボトル本体の中央に蓋体が位置する4個の単位立方体が連接された外観の角形ボトルとなり、[4]単位立方体2個を首部を備える単位立方体の対向する側面に対して連通させた収容部を備えるボトル本体とすれば、横方向に3個の収容部が並んだボトル本体の中央に蓋体が位置する4個の単位立方体が連接された外観の角形ボトルとなり、・・・といった具合に、単位立方体を基本とする様々な角形ボトルを提供することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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