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公開番号
2025016226
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119366
出願日
2023-07-21
発明の名称
食材調理容器
出願人
合同会社フレンズ
代理人
主分類
B65D
81/34 20060101AFI20250124BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】湯切り若しくは水切りに係る液体を外部に捨てることなく湯切り若しくは水切りして食材を食することができる食材調理容器を提供する。
【解決手段】第1の容器20と、第1の容器20内に収容される第2の容器30とを有し、第1の容器20の内面と第2の容器の底面により画成される第1の空間40と、第2の容器20内の第2の空間50とを形成し、第2の空間50内に湯戻し若しくは水戻しに係る食材51を収容し、第1の空間40内に湯戻し若しくは水戻しに係る液体Lを吸収する吸水剤41を収容した食材調理容器100であって、第2の空間50内に注がれた液体Lを第1の空間40内に導くために第2の容器30の底面に形成された1又は複数の開口31と、第1の容器20と第2の容器30との隙間に形成され、第2の空間50内の液体を第1の空間40内に導く際に第1の空間40内の空気を外部に放出する空気抜き通路21と、を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の容器と、前記第1の容器内に収容される第2の容器とを有し、前記第1の容器の内面と前記第2の容器の底面とにより画成される第1の空間と前記第2の容器内の第2の空間とを形成し、前記第2の空間内に湯戻し若しくは水戻しに係る食材を収容し、前記第1の空間内に前記湯戻し若しくは水戻しに係る液体を吸収して膨張する吸水剤を収容した食材調理容器であって、
前記第2の空間内の食材の湯戻し若しくは水戻しのために前記第2の空間内に注がれた液体を前記第1の空間内に導くために前記第2の容器の底面に形成された1又は複数の開口と、
前記第1の容器と前記第2の容器との隙間に形成され、前記第2の空間内の湯又は水を第1の空間内に導く際に、前記第1の空間内の空気を外部に放出する空気抜き通路と、
を具備することを特徴とする食材調理容器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記空気抜き通路は、
前記第1の容器と前記第2の容器との隙間の特定の一カ所若しくは複数個所に形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の食材調理容器。
【請求項3】
前記空気抜き通路は、
前記第1の容器と前記第2の容器との隙間に蛇行して形成される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の食材調理容器。
【請求項4】
前記第2の容器は、
その上部周辺部外壁に前記第1の容器の内壁側に突出する凸部帯が形成され、
前記第1の容器は、
その上部周辺部内壁に、前記凸部が嵌合する凹部帯が形成され、
前記空気抜き通路は、
前記凸部帯及び前記凹部帯の切り欠き部に形成される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の食材調理容器。
【請求項5】
前記第1の容器は、
その上部周辺部内壁に前記第2の容器の外壁側に突出する凸部帯が形成され、
前記第2の容器は、
その上部周辺部外壁に、前記凸部が嵌合する凹部帯が形成され、
前記空気抜き通路は、
前記凸部帯及び前記凹部帯の切り欠き部に形成される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の食材調理容器。
【請求項6】
前記第1の容器と前記第2の容器とは、
その上縁部が接着され、前記第1の容器の上部側壁に前記空気抜き通路に連通する1又は複数の空気抜き孔が形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の食材調理容器。
【請求項7】
前記第2の容器は、
その底面が湾曲している
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の食材調理容器。
【請求項8】
前記開口には、
前記吸水剤の膨張により該開口を前記第1の空間側から閉じる可撓性のシート材が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の食材調理容器。
【請求項9】
前記シート材は、
前記第2の容器の底部の前記開口に対応して形成され、前記開口を閉じる際に該開口に嵌合する1又は複数の突起を有する
ことを特徴とする請求項8に記載の食材調理容器。
【請求項10】
前記シート材は、
前記吸水剤側の面に該吸水材の膨張時に該吸水材に当接する突起部を有する
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の食材調理容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、湯戻し若しくは水戻して食に供する食材の調理に適した食材調理容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
簡単に調理が可能な食材として、湯戻しして食するカップ焼きそば、カップ春雨、カップスパゲティ、生麺タイプのカップラーメン、カップうどん、及びカップ等に収容された餃子、シウマイ等の飲茶食材等が知られており、また、水戻しして食するカップそば、カップうどん等も知られている。
【0003】
これらの食材は、カップに湯又は水を注いで湯戻し若しくは水戻しした後に、湯切り、水切り操作が必要になる。
【0004】
上記湯切り操作を容易にした従来のこの種の食材調理容器としては、特許文献1に開示した「湯切り孔付き蓋材」を用いたものが知られている。この特許文献1に開示した「湯切り孔付き蓋材」を用いた食材調理容器は、湯切り孔形成用摘み3を掴んで外蓋11の紙層12を内蓋15から剥離することにより内蓋15に湯切り孔9を形成し、この湯切り孔9を通して容器内の湯切りに係る液体を外部に捨てるように構成されている。
【0005】
しかし、上記構成の湯切りを必要とする食材や水切りを必要とする食材は、湯切り若しくは水切りをした湯、水等の液体を捨てる場所のない環境下においては食することができないという問題があり、このことがコンビニエンスストア等におけるこの種の食材の販売の大きな障害となっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-96879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、湯切り若しくは水切りに係る液体を外部に捨てることなく湯切り若しくは水切りして食材を食することができる食材調理容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、第1の容器と、前記第1の容器内に収容される第2の容器とを有し、前記第1の容器の内面と前記第2の容器の底面とにより画成される第1の空間と、前記第2の容器内の第2の空間とを形成し、前記第2の空間内に湯戻し若しくは水戻しに係る食材を収容し、前記第1の空間内に前記湯戻し若しくは水戻しに係る液体を吸収して膨張する吸水剤を収容した食材調理容器であって、前記第2の空間内の食材の湯戻し若しくは水戻しのために該第2の空間内に注がれた液体を第1の空間内に導くために前記第2の容器の底面に形成された1又は複数の開口と、前記第1の容器と前記第2の容器との隙間に形成され、前記第2の空間内の液体を第1の空間内に導く際に、前記第1の空間内の空気を外部に放出する空気抜き通路と、を具備することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記空気抜き通路は、前記第1の容器と前記第2の容器との隙間の特定の一カ所若しくは複数個所に形成されることを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記空気抜き通路は、前記第1の容器と前記第2の容器との隙間に蛇行して形成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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