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公開番号2025015899
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023118780
出願日2023-07-21
発明の名称包装箱
出願人株式会社トーモク
代理人個人
主分類B65D 5/02 20060101AFI20250124BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】胴部の角部を増やしながらも容易に製函することが可能な包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱1は、筒状の胴部10、および胴部10の2つの開放端10aのいずれか一方を閉塞する閉塞部20を有し、胴部10は、互いに対向する一対の第1側板11、および胴部折目線aを介して一対の第1側板11を繋ぐ一対の第2側板12を有し、閉塞部20は、フラップ折目線b1を介して第1側板11に連接されると共にフラップ折目線b1で内方に折り曲げられるフラップ21を有し、一対の第1側板の少なくとも一方には、胴部折目線aと同方向に延びる追加折目線cが設けられ、フラップ21は、製函手順における包装箱1各部の相対位置または相対姿勢の変化に伴って包装箱1の他の部位から力を受ける受力部21aを有し、追加折目線cは、受力部21aが力を受けることによって折り曲げられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の胴部、および前記胴部の2つの開放端のいずれか一方を閉塞する閉塞部を有する包装箱であって、
前記胴部は、互いに対向する一対の第1側板、および前記一対の第1側板に胴部折目線を介して連接されることで前記一対の第1側板を繋ぐ一対の第2側板を有し、
前記閉塞部は、フラップ折目線を介して前記第1側板に連接されると共に前記フラップ折目線で内方に折り曲げられるフラップを有し、
前記一対の第1側板の少なくとも一方には、前記胴部折目線と同方向に延びる追加折目線が設けられ、
前記フラップは、製函手順における包装箱各部の相対位置または相対姿勢の変化に伴って包装箱の他の部位から力を受ける受力部を有し、
前記追加折目線は、前記受力部が力を受けることによって折り曲げられることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1に記載の包装箱において、
前記閉塞部は、先端が互いに当接する一対の前記フラップを有し、
前記受力部は、前記フラップの前記先端に設けられることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項1に記載の包装箱において、
前記フラップは、包装箱の他の部位と係合する係合部を有し、
前記受力部は、前記係合部に設けられることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
請求項1に記載の包装箱において、
前記フラップは、包装箱の他の部位と接着される接着部を有し、
前記受力部は、前記接着部から構成されることを特徴とする包装箱。
【請求項5】
請求項1に記載の包装箱において、
前記追加折目線は、前記胴部折目線と平行でない部分を有することを特徴とする包装箱。
【請求項6】
請求項1に記載の包装箱において、
前記追加折目線は、前記第1側板の中央側に向けて凸となる線に沿って設けられることを特徴とする包装箱。
【請求項7】
請求項1に記載の包装箱において、
前記追加折目線は、前記フラップ折目線の両端よりも前記第1側板の中央側に位置する部分を有することを特徴とする包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、各種物品を収容する包装箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種物品を収容する包装箱として、端部から切り込まれた複数の溝(スリット)を備える一枚のブランクシートを折り曲げて製函される(組み立てられる)溝切り形の包装箱が普及している。この溝切り形は、ブランクシートの溝が形成されていない端部に設けられた継ぎ代を反対側の端部に接着することで筒状の胴部を形成し、溝切りによって形成されたフラップを折り曲げることで、胴部の軸方向両端の開放端の少なくとも一方を閉塞するように構成されている。
【0003】
このような溝切り形の包装箱は、一般に4か所で折り曲げられた四角筒状(直方体状)の胴部を備えているが、八角筒状や六角筒状の胴部を備えるものも存在している(例えば、特許文献1参照)。このように、胴部を八角筒状等に構成して角部(折り曲げ部)を増やすことで、軸方向(胴部の2つの開放端を繋ぐ方向)の座屈に対する抵抗性を高めることができる。
【0004】
また、胴部の角部を増やすことで、物品の収納効率を同等に確保しながらも胴部の周長を短縮することが可能となる。例えば、四角筒状の胴部に面取りを施すようにして八角筒状に構成することで、角部近傍のデッドスペースを削減しつつ、胴部の周長を短縮することが可能となる。これにより、収納効率が同等の包装箱でありながらも、ブランクシートの面積が低減されるため、材料費を削減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-61341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、胴部の角部を増やして八角筒状等に構成した場合、製函が困難になるという問題があった。具体的には、胴部が一般的な四角筒状の場合、胴部の4つの側板のうち互いに対向する側板同士が略平行に維持されるため、4つの角部を略直角に折り曲げた適切な状態を保持するのが容易であるところ、角部を増やした場合には各側板の姿勢の自由度が増すことから、各角部を適切な角度(直角以外の角度)に折り曲げた上で、その状態を保持する必要があり、製函に手間と時間を要するものとなっていた。
【0007】
この点、上記特許文献1に記載の包装箱では、内フラップの側縁部で支持することによって、製函後の胴部の形状が八角筒状等に保持されるようにしている。しかしながら、製函時に内フラップを折り曲げる際には、内フラップが胴部の内側に入り込んで側縁部が内面に接するように、胴部を適切な八角筒状等に保持する必要があり、製函を容易にするものとはなっていなかった。
【0008】
本発明は、このような実情に鑑み、胴部の角部を増やしながらも容易に製函することが可能な包装箱を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の包装箱は、筒状の胴部、および前記胴部の2つの開放端のいずれか一方を閉塞する閉塞部を有する包装箱であって、前記胴部は、互いに対向する一対の第1側板、および前記一対の第1側板に胴部折目線を介して連接されることで前記一対の第1側板を繋ぐ一対の第2側板を有し、前記閉塞部は、フラップ折目線を介して前記第1側板に連接されると共に前記フラップ折目線で内方に折り曲げられるフラップを有し、前記一対の第1側板の少なくとも一方には、前記胴部折目線と同方向に延びる追加折目線が設けられ、前記フラップは、製函手順における包装箱各部の相対位置または相対姿勢の変化に伴って包装箱の他の部位から力を受ける受力部を有し、前記追加折目線は、前記受力部が力を受けることによって折り曲げられることを特徴とする。
【0010】
本発明の包装箱によれば、フラップの寸法または形状等を適宜に設定することで、通常の製函手順において変化する包装箱各部の相対位置または相対姿勢を利用して追加折目線を山折りに(表側が凸となるように)折り曲げ、胴部の角部を増やすことができる。すなわち、本発明の包装箱によれば、胴部の角部を増やしながらも、追加分の角部を形成する手順を別途設ける必要がなく、胴部が四角筒状の場合と略同様の手順で容易に製函することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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