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公開番号
2025037298
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144123
出願日
2023-09-06
発明の名称
紙容器ホルダー及び紙容器ホルダー用型紙
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
主分類
B65D
5/02 20060101AFI20250311BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 親しみやすいデザインであって容易に組み立て可能な紙容器ホルダーを提供する。
【解決手段】 紙カートンからなり、紙容器を保持する組み立て式の紙容器ホルダーであって、矩形形状の底部、前壁、背壁、左壁及び右壁を有し、前記紙容器の少なくとも下部を保持するホルダー本体と、前記底部には接続部により接続された脚部と、を備え、前記脚部は、前記底部に形成された脚部領域の前記接続部を除く縁部に設けられた切取部を切り取り、前記脚部領域を前記接続部から前記前壁側に向けて折返したものであり、前記接続部は、前記切取部より前記前壁側に配置され、前記底部の前記前壁が接続される前端部と前記背壁が接続される後端部の中心または前記中心よりも前記前端部側に形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
紙カートンからなり、紙容器を保持する組み立て式の紙容器ホルダーであって、
矩形形状の底部、前壁、背壁、左壁及び右壁を有し、前記紙容器の少なくとも下部を保持するホルダー本体と、
前記底部には接続部により接続された脚部と、を備え、
前記脚部は、前記底部に形成された脚部領域の前記接続部を除く縁部に設けられた切取部を切り取り、前記脚部領域を前記接続部から前記前壁側に向けて折返したものであり、
前記接続部は、前記切取部より前記前壁側に配置され、前記底部の前記前壁が接続される前端部と前記背壁が接続される後端部の中心または前記中心よりも前記前端部側に形成される紙容器ホルダー。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記紙カートンは、前記ホルダー本体の内面に20~80μmの厚さの樹脂層を有する請求項1記載の紙容器ホルダー。
【請求項3】
前記紙カートンは、前記ホルダー本体の外面に5~40μmの厚さの樹脂層をさらに有する請求項2記載の紙容器ホルダー。
【請求項4】
前記ホルダー本体の外面の前記樹脂層は、前記ホルダー本体の内面の前記樹脂層以下の厚さである請求項3記載の紙容器ホルダー。
【請求項5】
前記ホルダー本体の内面の前記樹脂層は、ラミネート層であり、
前記ホルダー本体の外面の前記樹脂層は、ラミネート層または水系塗料を塗工した塗工層である請求項4記載の紙容器ホルダー。
【請求項6】
前記ホルダー本体の内面の前記樹脂層の樹脂は、前記ホルダー本体の外面の前記樹脂層の樹脂より高硬度である請求項4記載の紙容器ホルダー。
【請求項7】
前記前壁及び前記背壁の少なくとも一方には、上端中央部から下方に切り欠いた切り欠き部が形成されている請求項1~請求項6の何れか一項に記載の紙容器ホルダー。
【請求項8】
前記前壁は、前記前壁の左側下部及び前記前壁の右側下部を残して刳り貫かれている請求項1~請求項6の何れか一項に記載の紙容器ホルダー。
【請求項9】
前記脚部は、2本であり、
一方の前記脚部は、前記底部の前記左壁が接続される左端部と前記右壁が接続される右端部の中心よりも前記左壁側に位置し、前記一方の脚部の先端が前記左壁側に向くように形成されており、
他方の前記脚部は、前記中心よりも前記右壁側に位置し、前記他方の脚部の先端が前記右壁側に向くように形成されている請求項1~請求項6の何れか一項に記載の紙容器ホルダー。
【請求項10】
前記底部と重なるフラップ部には補助脚部を有し、
前記補助脚部の大きさは、前記脚部の大きさ以下である請求項9記載の紙容器ホルダー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙容器を保持するための紙容器ホルダー、及び該紙容器ホルダーを作製するための紙容器ホルダー用型紙に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
学校給食等において小型紙容器入りの牛乳(牛乳パック)が提供されている。牛乳嫌いの子供たちにも牛乳に親しみを持ってもらうために、牛乳パックを保持するホルダーを工作感覚で作製することができるホルダー用型紙を開発することにした。
【0003】
なお、知育用教材を工作感覚で作製することができる型紙の先行技術として例えば特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-44066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特に幼児や児童にとって、容易に組み立てられ、親しみやすい紙容器ホルダーを開発することが課題であった。
【0006】
本発明の目的は、親しみやすいデザインであって容易に組み立て可能な紙容器ホルダー、及び該紙容器ホルダーを作製するための紙容器ホルダー用型紙を提供することである。本発明は、子供たちに限らず、高齢者にとって、リハビリ活動の一環としての紙容器ホルダーとしても貢献でき、組み立てたものは、店頭又は屋外で、展示や販売に供することができる。保持する対象は、牛乳パックのような液体を内部に包むためのパックに限らず、食品(粉体、菓子、煮物、揚げ物、蒸し物等)を内部に包むためのパックでもよい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の課題を解決するべく本発明を完成させた。本発明は、以下を提供する。
【0008】
(1) 紙カートンからなり、紙容器を保持する組み立て式の紙容器ホルダーであって、矩形形状の底部、前壁、背壁、左壁及び右壁を有し、前記紙容器の少なくとも下部を保持するホルダー本体と、前記底部には接続部により接続された脚部と、を備え、前記脚部は、前記底部に形成された脚部領域の前記接続部を除く縁部に設けられた切取部を切り取り、前記脚部領域を前記接続部から前記前壁側に向けて折返したものであり、前記接続部は、前記切取部より前記前壁側に配置され、前記底部の前記前壁が接続される前端部と前記背壁が接続される後端部の中心または前記中心よりも前記前端部側に形成される紙容器ホルダー。
(2) 前記紙カートンは、前記ホルダー本体の内面に20~80μmの厚さの樹脂層を有する(1)記載の紙容器ホルダー。
(3) 前記紙カートンは、前記ホルダー本体の外面に5~40μmの厚さの樹脂層をさらに有する(2)記載の紙容器ホルダー。
(4) 前記ホルダー本体の外面の前記樹脂層は、前記ホルダー本体の内面の前記樹脂層以下の厚さである(3)記載の紙容器ホルダー。
(5) 前記ホルダー本体の内面の前記樹脂層は、ラミネート層であり、前記ホルダー本体の外面の前記樹脂層は、ラミネート層または水系塗料を塗工した塗工層である(4)記載の紙容器ホルダー。
(6) 前記ホルダー本体の内面の前記樹脂層の樹脂は、前記ホルダー本体の外面の前記樹脂層の樹脂より高硬度である(4)記載の紙容器ホルダー。
(7) 前記前壁及び前記背壁の少なくとも一方には、上端中央部から下方に切り欠いた切り欠き部が形成されている(1)~(6)の何れかに記載の紙容器ホルダー。
(8) 前記前壁は、前記前壁の左側下部及び前記前壁の右側下部を残して刳り貫かれている(1)~(6)の何れかに記載の紙容器ホルダー。
(9) 前記脚部は、2本であり、一方の前記脚部は、前記底部の前記左壁が接続される左端部と前記右壁が接続される右端部の中心よりも前記左壁側に位置し、前記一方の脚部の先端が前記左壁側に向くように形成されており、他方の前記脚部は、前記中心よりも前記右壁側に位置し、前記他方の脚部の先端が前記右壁側に向くように形成されている(1)~(6)の何れかに記載の紙容器ホルダー。
(10) 前記底部と重なるフラップ部には補助脚部を有し、前記補助脚部の大きさは、前記脚部の大きさ以下である(9)記載の紙容器ホルダー。
(11) 前記左壁の外側及び前記右壁の外側から突出する腕部を有する(1)~(6)の何れかに記載の紙容器ホルダー。
(12) 紙カートンからなり紙容器を保持する紙容器用ホルダーを組み立て作製するための紙容器ホルダー用型紙であって、組み立て後の状態において、底部となる矩形形状の底部領域、前壁となる前壁領域、背壁となる背壁領域、左壁となる左壁領域及び右壁となる右壁領域を有するホルダー本体領域を備え、前記ホルダー本体領域の縁部には切取部が形成され、前記底部領域には脚部となる脚部領域が形成され、前記脚部領域が前記底部領域に接続される接続部を除く前記脚部領域の縁部には切取部が形成され、前記接続部は、前記底部領域の前記前壁領域が接続される前端部と前記背壁領域が接続される後端部の中心または前記中心よりも前記前端部側に形成される紙容器ホルダー用型紙。
(13) 前記紙カートンは、表面に5~40μmの厚さの樹脂層を有する(12)記載の紙容器ホルダー用型紙。
(14) 前記紙カートンは、裏面に20~80μmの厚さの樹脂層を有する(13)記載の紙容器ホルダー用型紙。
(15) 前記紙カートンの表面の前記樹脂層は、前記紙カートンの裏面の前記樹脂層以下の厚さである(14)記載の紙容器ホルダー用型紙。
(16) 前記紙カートンの裏面の前記樹脂層は、ラミネート層であり、前記紙カートンの表面の前記樹脂層は、ラミネート層または水系塗料を塗工した塗工層である(15)記載の紙容器ホルダー用型紙。
(17) 前記紙カートンの裏面の前記樹脂層の樹脂は、前記紙カートンの表面の前記樹脂層の樹脂より高硬度である(15)記載の紙容器ホルダー用型紙。
(18) 前記前壁領域及び前記背壁領域の少なくとも一方には、組み立て後の状態において上端となる上縁切取部の中央部から切り欠いた切り欠き部を有する(12)~(17)の何れか一項に記載の紙容器ホルダー用型紙。
(19) 前記前壁領域は、組み立て後の状態において前記前壁の左側下部となる左側下部領域及び前記前壁の右側下部となる右側下部領域を残して刳り貫かれている(12)~(17)の何れかに記載の紙容器ホルダー用型紙。
(20) 前記脚部領域は、2個であり、一方の前記脚部領域は、前記底部領域の前記左壁領域が接続される左端部と前記右壁領域が接続される右端部の中心よりも前記左壁領域側に位置し、組み立て後の状態において前記一方の脚部領域の先端が前記左壁領域側に向くように形成されており、他方の前記脚部領域は、前記中心よりも前記右壁領域側に位置し、組み立て後の状態において前記他方の脚部領域の先端が前記右壁領域側に向くように形成されている(12)~(17)の何れかに記載の紙容器ホルダー用型紙。
(21) 組み立て後の状態において、前記底部領域と重なるフラップ領域には前記脚部領域と重なる補助脚部領域を有し、前記補助脚部領域の大きさは、前記脚部領域の大きさ以下である(20)記載の紙容器ホルダー用型紙。
(22) 前記左壁領域及び前記右壁領域には腕部となる腕部領域が形成され、前記腕部領域が前記左壁領域及び前記右壁領域に接続される接続部を除く前記腕部領域の縁部には切取部が形成される(12)~(17)の何れか一項に記載の紙容器ホルダー用型紙。
(23) ミニチュアランドセル、あるいは、ミニチュアカバンを付属する(1)~(6)の何れかに記載の紙容器ホルダー。
(24) ミニチュアランドセルとなるミニチュアランドセル領域、あるいは、ミニチュアカバンとなるミニチュアカバン領域を有する(12)~(17)の何れかに記載の紙容器ホルダー用型紙。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、親しみやすいデザインであって容易に組み立て可能な紙容器ホルダー、及び該紙容器ホルダーを作製するための紙容器ホルダー用型紙を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態に係る紙容器ホルダーの構成を示す外観斜視図である。
第1の実施の形態に係る紙容器ホルダー用型紙の構成を示す平面図である。
第1の実施の形態に係る紙容器ホルダー用型紙の底部領域の構成を示す拡大平面図である。
第1の実施の形態に係るホルダー本体の底部及び脚部の構成を示す拡大断面図である。
第2の実施の形態に係る紙容器ホルダーの構成を示す外観斜視図である。
第2の実施の形態に係る紙容器ホルダー用型紙の構成を示す平面図である。
第3の実施の形態に係る紙容器ホルダーの構成を示す外観斜視図である。
第3の実施の形態に係る紙容器ホルダー用型紙の構成を示す平面図である。
第3の実施の形態に係る紙容器ホルダーにおいて紙容器を保持した状態を示す外観斜視図である。
第4の実施の形態に係る紙容器ホルダー用型紙の構成を示す平面図である。
第4の実施の形態に係る紙容器ホルダーにおいて紙容器を保持した状態を示す外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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