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公開番号
2025059833
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170165
出願日
2023-09-29
発明の名称
ハードコートフィルム及びその製造方法、並びにハードコートフィルム貼合木目板材
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
主分類
C08J
7/046 20200101AFI20250403BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】木目板材に貼合しても自然木の風合いを損なわないハードコートフィルムを提供する。
【解決手段】基材上の少なくとも一方の面に電離放射線硬化型樹脂を含有するハードコート層を設けた。前記ハードコート層は微粒子を含有し、かつその微粒子径が4.5μm以下である。前記ハードコート層の膜厚(A)(μm)と、前記微粒子の前記ハードコート層の固形分に対する濃度(B)(質量%)の関係が、A-0.26×B+1.7≦0の範囲である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材上の少なくとも一方の面に、電離放射線硬化型樹脂を含有するハードコート層を設けたハードコートフィルムであって、
前記ハードコート層は微粒子を含有し、かつその微粒子径が4.5μm以下であり、
前記ハードコート層の膜厚(A)(μm)と、前記微粒子の前記ハードコート層の固形分に対する濃度(B)(質量%)の関係が、A-0.26×B+1.7≦0の範囲であることを特徴とするハードコートフィルム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記ハードコート層の膜厚(A)は、1.7μm以上3.4μm以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のハードコートフィルム。
【請求項3】
前記微粒子の前記ハードコート層の固形分に対する濃度(B)は、50質量%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のハードコートフィルム。
【請求項4】
前記ハードコートフィルムの光沢度が18.0%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のハードコートフィルム。
【請求項5】
前記ハードコートフィルムを木目板材に貼合したときの光沢度が22.0%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のハードコートフィルム。
【請求項6】
前記ハードコートフィルムの全光線透過率が88.0%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のハードコートフィルム。
【請求項7】
前記ハードコート層はさらに無機系金属粒子を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のハードコートフィルム。
【請求項8】
前記基材がポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とする請求項1又は2に記載のハードコートフィルム。
【請求項9】
基材上の少なくとも一方の面に、ハードコート層を設けたハードコートフィルムの製造方法であって、
基材上の少なくとも一方の面に、電離放射線硬化型樹脂及び微粒子を含有し、かつその微粒子径が4.5μm以下であるハードコート層用塗料を塗布し、乾燥してハードコート塗工層を形成した後、電離放射線照射を施して得られる前記ハードコート層の膜厚(A)(μm)と、前記微粒子の前記ハードコート層の固形分に対する濃度(B)(質量%)の関係が、A-0.26×B+1.7≦0の範囲であることを特徴とするハードコートフィルムの製造方法。
【請求項10】
基材上の少なくとも一方の面に、電離放射線硬化型樹脂を含有するハードコート層を設けたハードコートフィルムであって、前記ハードコート層は微粒子を含有し、かつその微粒子径が4.5μm以下であり、前記ハードコート層の膜厚(A)(μm)と、前記微粒子の前記ハードコート層の固形分に対する濃度(B)(質量%)の関係が、A-0.26×B+1.7≦0の範囲であるハードコートフィルムを木目板材に貼合してなることを特徴とするハードコートフィルム貼合木目板材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自然木などの木目板材の表面のハードコートに適したハードコートフィルムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、自然木を加工してできたテーブルや机、イス、タンス等の家財道具の表面の傷付き防止用途にハードコートフィルムを用いることが検討されているが、ハードコートフィルムを木目板材の表面に貼合した際に、その板材の自然木の風合いを損なわない視認性も良好なハードコートフィルムが望まれている。
【0003】
従来技術としては、たとえば特許文献1には、フィルムなどの基材上に、木目模様などの装飾層や硬化物層等を有する抗ウイルス性物品が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7226635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、物品の表面を装飾層が有する木目模様に装飾したハードコートの技術は先行技術として存在するが、ハードコートフィルムを木目板材の表面に貼合した際に、その板材の自然木の風合いを保ち、かつ良好な耐擦傷性(表面硬度)を有するハードコートフィルムは知られていない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、第1に、ハードコートフィルムを木目板材に貼合してもその自然木の持つ風合いを損なわない、つまりその風合いを保ち、かつ良好な耐擦傷性(表面硬度)を有するハードコートフィルムを提供することであり、第2に、このようなハードコートフィルムを木目板材に貼合してなるハードコートフィルム貼合木目板材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するため、自然木の持つ風合いを損なわずに、その風合いを生かすような光沢度を有し、且つ、耐擦傷性を向上させるための表面硬度に着目して鋭意検討の結果、得られた種々の知見に基づき本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の構成を有するものである。
【0008】
(第1の発明)
基材上の少なくとも一方の面に、電離放射線硬化型樹脂を含有するハードコート層を設けたハードコートフィルムであって、前記ハードコート層は微粒子を含有し、かつその微粒子径が4.5μm以下であり、前記ハードコート層の膜厚(A)(μm)と、前記微粒子の前記ハードコート層の固形分に対する濃度(B)(質量%)の関係が、A-0.26×B+1.7≦0の範囲であることを特徴とするハードコートフィルムである。
【0009】
(第2の発明)
前記ハードコート層の膜厚(A)は、1.7μm以上3.4μm以下の範囲であることを特徴とする第1の発明に記載のハードコートフィルムである。
(第3の発明)
前記微粒子の前記ハードコート層の固形分に対する濃度(B)は、50質量%以下であることを特徴とする第1又は第2の発明に記載のハードコートフィルムである。
【0010】
(第4の発明)
前記ハードコートフィルムの光沢度が18.0%以下であることを特徴とする第1又は第2の発明に記載のハードコートフィルムである。
(第5の発明)
前記ハードコートフィルムを木目板材に貼合したときの光沢度が22.0%以下であることを特徴とする第1又は第2の発明に記載のハードコートフィルムである。
(【0011】以降は省略されています)
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