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公開番号2025047777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023156480
出願日2023-09-21
発明の名称組立式家具
出願人日本製紙株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47B 13/00 20060101AFI20250326BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】運搬性及び保管性に優れ、かつ、耐荷重性に優れる組立式家具を提供する。また、材料の無駄を省き生産コストやゴミの発生等を抑えた合理的な形状を有し、環境面にも優れる組立式家具を提供する。
【解決手段】本発明の組立式家具は、天板部材10、脚部材20A、20B、20C、20D及び補強部材30A、30Bが1枚の矩形面材から構成され、天板部材10は、天板部12と、側壁部14A、14Bを有し、側壁部は、天板部材10の一方の面側に折り曲げ可能に配置されており、天板部材10の側壁部14A、14B、補強部材30A、30B、脚部20A、20B、20C、20Dは、それぞれの部材と差し込み可能な切り欠き部を有し、それぞれの切り欠き部を相対させながら差し込むことで各部材が組立可能であり、脚部材20A、20B、20C、20Dは、差し込み方向と平行な、少なくとも1本の折り曲げ線を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
天板部材、脚部材及び補強部材が1枚の矩形面材から構成される組立式家具であって、
前記天板部材は、天板部と、前記天板部の両端に連接して設けられた一対の側壁部を有し、前記側壁部は、前記天板部材の一方の面側に折り曲げ可能に配置されており、
前記天板部材の前記側壁部は補強部材用切り欠き部を有し、前記補強部材は側壁部用切り欠き部を有し、前記補強部材用切り欠き部と前記側壁部用切り欠き部と、を相対させながら差し込むことで、前記補強部材は、前記天板部材の一方の面側に折り曲げられた一対の側壁部を渡すように組立可能であり、
前記天板部材の前記側壁部は脚部材用切り欠き部を有し、前記脚部材は側壁部用切り欠き部を有し、前記脚部材用切り欠き部と前記側壁部用切り欠き部と、を相対させながら差し込むとともに、前記補強部材を前記天板部材と前記脚部材で挟むことで、前記天板部材と前記脚部材が組立可能であり、
前記脚部材は、差し込み方向と平行な、少なくとも1本の折り曲げ線を有する、組立式家具。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記補強部材は脚部用切り欠き部を有し、前記脚部材は補強部材用切り欠き部を有し、前記補強部材用切り欠き部と前記脚部用切り欠き部と、を相対させながら差し込むことで、前記補強部材と前記脚部材が組立可能である、請求項1に記載の組立式家具。
【請求項3】
前記脚部材は、前記補強部材と嵌合する溝部と、前記溝部の底部に設けられた凸部と、を有し、
前記補強部材は、前記凸部と嵌合可能な貫通孔を有し、
前記脚部材は、前記補強部材と前記溝部が嵌合するとともに、前記凸部と前記貫通孔とが嵌合するように組立可能である、請求項1に記載の組立式家具。
【請求項4】
前記矩形面材は、折り曲げ位置において、折り曲げ線が設けられている、請求項1又は2に記載の組立式家具。
【請求項5】
前記天板部材の前記天板部と前記側壁部とを折り曲げる折り曲げ線の方向において、
前記脚部材は、前記脚部材の端部であって、前記天板部の中央と反対側の端部が、前記天板部材の端部から0mm以上50mm以下の位置に配置される、請求項1又は2に記載の組立式家具。
【請求項6】
前記天板部材、前記脚部材及び前記補強部材は、1枚の前記矩形面材に復元可能とする嵌合部を有する、請求項1又は2に記載の組立式家具。
【請求項7】
前記天板部材の天板部は、少なくとも1か所以上の折り曲げ線を有し、
前記脚部材及び前記補強部材は、前記折り曲げ線で折り曲げた前記天板部材に収容可能である、請求項1又は2に記載の組立式家具。
【請求項8】
前記矩形面材は紙製である、請求項1に記載の組立式家具。
【請求項9】
前記矩形面材は多層紙である、請求項8に記載の組立式家具。
【請求項10】
前記矩形面材は段ボールである、請求項8又は9に記載の組立式家具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組立式家具に関し、特に1枚の矩形面材から構成される組立式家具に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
キャンプや屋外でのイベント、及び災害等の非常時において使用されるテーブル、椅子及び台等の家具は運搬性及び保管性を考慮して軽量かつコンパクトであるものが望ましい。そこで、現場で組み立てて使用する組立式家具が提案されている(例えば、特許文献1~4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-204833号公報
特開2018-198887号公報
特開2017-113264号公報
特開2009-5801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、組立式家具は、運搬性及び保管性を向上させるために軽量化及びコンパクト化を図ると、強度が低下し、耐荷重性が劣るものとなってしまう問題があった。
【0005】
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、運搬性及び保管性に優れ、かつ、耐荷重性に優れる組立式家具を提供することを目的とする。また、本発明は、材料の無駄を省き生産コストやゴミの発生等を抑えた合理的な形状を有し、環境面にも優れる組立式家具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の要旨は、以下のとおりである。
[1]天板部材、脚部材及び補強部材が1枚の矩形面材から構成される組立式家具であって、前記天板部材は、天板部と、前記天板部の両端に連接して設けられた一対の側壁部を有し、前記側壁部は、前記天板部材の一方の面側に折り曲げ可能に配置されており、前記天板部材の前記側壁部は補強部材用切り欠き部を有し、前記補強部材は側壁部用切り欠き部を有し、前記補強部材用切り欠き部と前記側壁部用切り欠き部と、を相対させながら差し込むことで、前記補強部材は、前記天板部材の一方の面側に折り曲げられた一対の側壁部を渡すように組立可能であり、前記天板部材の前記側壁部は脚部材用切り欠き部を有し、前記脚部材は側壁部用切り欠き部を有し、前記脚部材用切り欠き部と前記側壁部用切り欠き部と、を相対させながら差し込むとともに、前記補強部材を前記天板部材と前記脚部材で挟むことで、前記天板部材と前記脚部材が組立可能であり、前記脚部材は、差し込み方向と平行な、少なくとも1本の折り曲げ線を有する、組立式家具。
[2]前記補強部材は脚部用切り欠き部を有し、前記脚部材は補強部材用切り欠き部を有し、前記補強部材用切り欠き部と前記脚部用切り欠き部と、を相対させながら差し込むことで、前記補強部材と前記脚部材が組立可能である、[1]に記載の組立式家具。
[3]前記脚部材は、前記補強部材と嵌合する溝部と、前記溝部の底部に設けられた凸部と、を有し、前記補強部材は、前記凸部と嵌合可能な貫通孔を有し、前記脚部材は、前記補強部材と前記溝部が嵌合するとともに、前記凸部と前記貫通孔とが嵌合するように組立可能である、[1]に記載の組立式家具。
[4]前記矩形面材は、折り曲げ位置において、折り曲げ線が設けられている、[1]から[3]のいずれかに記載の組立式家具。
[5]前記天板部材の前記天板部と前記側壁部とを折り曲げる折り曲げ線の方向において、前記脚部材は、前記脚部材の端部であって、前記天板部の中央と反対側の端部が、前記天板部材の端部から0mm以上50mm以下の位置に配置される、[1]から[4]のいずれかに記載の組立式家具。
[6]前記天板部材、前記脚部材及び前記補強部材は、1枚の前記矩形面材に復元可能とする嵌合部を有する、[1]から[5]のいずれかに記載の組立式家具。
[7]前記天板部材の天板部は、少なくとも1か所以上の折り曲げ線を有し、
前記脚部材及び前記補強部材は、前記折り曲げ線で折り曲げた前記天板部材に収容可能である、[1]から[6]のいずれかに記載の組立式家具。
[8]前記矩形面材は紙製である、[1]から[7]のいずれかに記載の組立式家具。
[9]前記矩形面材は多層紙である、[8]に記載の組立式家具。
[10]前記矩形面材は段ボールである、[8]又は[9]に記載の組立式家具。
[11]前記天板部材の上面は、塗膜を有する、[1]から[10]に記載の組立式家具。
[12]前記塗膜が、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、及びポリオレフィン系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種と、ワックスとを含む、[11]に記載の組立式家具。
【0007】
本発明によれば、運搬性及び保管性に優れ、かつ、耐荷重性に優れる組立式家具を提供することができる。また、本発明によれば、材料の無駄を省き生産コストやゴミの発生等を抑えた合理的な形状を有し、環境面にも優れる組立式家具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係る組立式家具の天板部材、脚部材及び補強部材を備える1枚の矩形面材を示す平面図である。
本発明の第1の実施形態に係る組立式家具を1枚の矩形面材から天板部材、脚部材及び補強部材に分解した図である。
本発明の第1の実施形態に係る組立式家具の組立時の斜視図である。
本発明の第1の実施形態に係る組立式家具の組立方法を説明する図である。
本発明の第1の実施形態に係る組立式家具の1枚の矩形面材を折り畳んだ状態を説明する図である。
本発明の第2の実施形態に係る組立式家具の天板部材、脚部材及び補強部材を備える1枚の矩形面材を示す平面図である。
本発明の第2の実施形態に係る組立式家具を1枚の矩形面材から天板部材、脚部材及び補強部材に分解した図である。
本発明の第2の実施形態に係る組立式家具の組立時の斜視図である。
本発明の第2の実施形態に係る組立式家具の組立方法を説明する図である。
本発明の第2の実施形態に係る組立式家具の1枚の矩形面材を折り畳んだ状態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分は同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0010】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る組立式家具の天板部材、脚部材及び補強部材を備える1枚の矩形面材を示す平面図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る組立式家具を1枚の矩形面材から天板部材、脚部材及び補強部材に分解した図である。
本発明の第1の実施形態に係る組立式家具は、図1に示すように、天板部材10、脚部材20A、20B、20C、20D及び補強部材30A、30Bが1枚の矩形面材100から構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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