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公開番号
2025058754
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168888
出願日
2023-09-28
発明の名称
箱
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
81/18 20060101AFI20250402BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】一枚のシートから組み立てられる箱であって、保冷を必要とする物品を収容するのに適した箱を得る。
【解決手段】底部の四辺に設けた隣り合う第1側壁部4と第2側壁部の間に内方に二つ折りされ第2側壁部の内外面側に折り込まれる折込部10を設け、折込部の2つの開放辺に突片部12a,12bを設け、また、第2側壁部の開放辺に第6折線を介して連接する係止片部を設け、係止片部と第2側壁部の間に折込部に設けた突片部を嵌合する嵌合口を形成し、係止片部を第6折線から谷折りすることにより、嵌合口に折込部の開放辺に設けられた突片部を嵌合するようにし、一方の第1側壁部の開放辺の両側部位に一端が第7折線19を介して連接する保冷剤受け片部20を設け、保冷剤受け片部の他端には第8折線22を介して2つの保冷剤受け片部を連結する連結片部23を設け、連結片部には他方の第1側壁部の内面に接触可能な支持片部24を設けた。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に矩形な板状の保冷剤を支持する支持手段を備えた一枚のシートから組み立てられる箱であって、
矩形状の底部の相対向する二辺にそれぞれ第1折線を介して連接する第1側壁部が設けられ、前記底部の他の相対向する二辺にそれぞれ第2折線を介して連接する第2側壁部が設けられ、隣り合う前記第1側壁部と前記第2側壁部の間に、両側端縁にそれぞれ第3折線、第4折線を介して連接し、前記両側端縁を2辺とする正方形に形成され、第3折線、第4折線の間の対角線を第5折線として内方に二つ折りされ三角形となって前記第2側壁部の内面側に折り込まれる折込部が設けられ、前記折込部の2つの開放辺には突片部が設けられ、また、前記第2側壁部の開放辺に第6折線を介して連接する係止片部が設けられ、前記係止片部と前記第2側壁部の間に前記折込部に設けられた突片部が嵌合する嵌合口が形成され、前記係止片部を第6折線から谷折りすることにより、前記嵌合口に前記第2側壁部の内面側に折り込まれた折込部の開放辺に設けられた突片部が嵌合するようになっており、
一方の前記第1側壁部の開放辺には、その両側部位にそれぞれ一端が第7折線を介して連接する、対応する前記第1側壁部間の長さと概ね同じ長さの2つの保冷剤受け片部が設けられ、前記第7折線にあっては、前記第1側壁部に、その開放辺から底部に向かって前記保冷剤受け片部の一部を形成する、概ね前記保冷剤の厚さ寸法と同じあるいはそれ以上の長さの切り込みが設けられ、前記切り込みの先端を結ぶ線が前記第7折線となっており、また、前記保冷剤受け片部の他端には、第8折線を介して2つの前記保冷剤受け片部を連結する連結片部が設けられ、前記連結片部には2つの前記保冷剤受け片部の内側に位置して、前記保冷剤受け片部を前記第7折線から谷折りし、前記連結片部を前記第8折線から山折りしたとき他方の前記第1側壁部の内面に接触可能な支持片部が設けられていることを特徴とする箱。
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【請求項2】
前記連結片部に設けた支持片部は、前記保冷剤受け片部を前記第7折線から概ね直角に谷折りし、前記連結片部を前記第8折線から概ね直角に山折りしたとき、その先端が前記底部に当接する長さとなっていることを特徴とする請求項1に記載の箱。
【請求項3】
前記保冷剤受け片部には、その外側辺に第9折線を介して連接する少なくとも1つの保冷剤当接片部が前記保冷剤の幅間隔を空けて設けられており、前記保冷剤当接片部は前記保冷剤受け片部を前記第7折線から谷折りしたとき、第6折線から谷折りされている前記係止片部に乗り上げ前記第9折線から山折りされるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の箱。
【請求項4】
前記保冷剤受け片部には、その外側辺に一端を第11折線を介して連接する少なくとも1つの脚片部が設けられており、前記脚片部の他端には第12折線を介して少なくとも1つの前記脚片部を連結する押さえ片部が設けられ、前記脚片部を前記第11折線から山折りし、前記押さえ片部を前記第12折線から山折りすることにより、前記保冷剤受け片部と前記押さえ片部との間に前記保冷剤の端部を挿入可能な開口部が形成されるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に矩形な板状の保冷剤を支持する支持手段を備えた一枚のシートから組み立てられる箱に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一枚のシートから組み立てられる箱として、矩形状の底部の相対向する二辺にそれぞれ第1折線を介して連接する第1側壁部が設けられ、前記底部の他の相対向する二辺にそれぞれ第2折線を介して連接する第2側壁部が設けられ、隣り合う前記第1側壁部と前記第2側壁部の間に、両側端縁にそれぞれ第3折線、第4折線を介して連接し、前記両側端縁を2辺とする正方形に形成され、第3折線、第4折線の間の対角線を第5折線として内方に二つ折りされ三角形となって前記第2側壁部の内面側に折り込まれる折込部が設けられ、前記折込部の2つの開放辺には突片部が設けられ、また、前記第2側壁部の開放辺に第6折線を介して連接する係止片部が設けられ、前記係止片部と前記第2側壁部の間に前記折込部に設けられた突片部が嵌合する嵌合口が形成され、前記係止片部を第6折線から谷折りすることにより、前記嵌合口に前記第2側壁部の内面側に折り込まれた折込部の開放辺に設けられた突片部が嵌合するようにした箱がある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このように構成される箱は、取り扱いに便利であり、各種物品を収容する箱として好適である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-14282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されている箱は、箱内に冷凍した保冷剤(蓄冷剤)を投入し、冷凍食品や生鮮食品といった保冷を必要とする物品を収容する箱としても使用することができるが、箱内には、保冷剤を支持する特別な手段は講じられていない。
【0006】
このため、箱内において保冷を必要とする物品と保冷剤との位置が安定せず、適切な保冷が行えない場合や、保冷剤との接触により保冷対象の物品を変形させてしまう場合等があり、必ずしも冷凍食品や生鮮食品といった保冷を必要とする物品を安定した状態で収容する箱として適したものとはなっていない。
【0007】
本発明の目的は、一枚のシートから組み立てられる箱であって、保冷を必要とする物品を安定した状態で収容するのに適した箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、内部に矩形な板状の保冷剤を支持する支持手段を備えた一枚のシートから組み立てられる箱であって、矩形状の底部の相対向する二辺にそれぞれ第1折線を介して連接する第1側壁部が設けられ、前記底部の他の相対向する二辺にそれぞれ第2折線を介して連接する第2側壁部が設けられ、隣り合う前記第1側壁部と前記第2側壁部の間に、両側端縁にそれぞれ第3折線、第4折線を介して連接し、前記両側端縁を2辺とする正方形に形成され、第3折線、第4折線の間の対角線を第5折線として内方に二つ折りされ三角形となって前記第2側壁部の内面側に折り込まれる折込部が設けられ、前記折込部の2つの開放辺には突片部が設けられ、また、前記第2側壁部の開放辺に第6折線を介して連接する係止片部が設けられ、前記係止片部と前記第2側壁部の間に前記折込部に設けられた突片部が嵌合する嵌合口が形成され、前記係止片部を第6折線から谷折りすることにより、前記嵌合口に前記第2側壁部の内面側に折り込まれた折込部の開放辺に設けられた突片部が嵌合するようになっており、一方の前記第1側壁部の開放辺には、その両側部位にそれぞれ一端が第7折線を介して連接する、対応する前記第1側壁部間の長さと概ね同じ長さの2つの保冷剤受け片部が設けられ、前記第7折線にあっては、前記第1側壁部に、その開放辺から底部に向かって前記保冷剤受け片部の一部を形成する、概ね前記保冷剤の厚さ寸法と同じあるいはそれ以上の長さの切り込みが設けられ、前記切り込みの先端を結ぶ線が前記第7折線となっており、また、前記保冷剤受け片部の他端には、第8折線を介して2つの前記保冷剤受け片部を連結する連結片部が設けられ、前記連結片部には2つの前記保冷剤受け片部の内側に位置して、前記保冷剤受け片部を前記第7折線から谷折りし、前記連結片部を前記第8折線から山折りしたとき他方の前記第1側壁部の内面に接触可能な支持片部が設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、隣り合う前記第1側壁部と前記第2側壁部の間に設けられている前記折込部を、前記第3折線、前記第4折線を谷折りし前記第5折線を山折りして内方に二つ折りしながら、前記底部から前記第1側壁部と前記第2側壁部を前記第1折線、前記第2折線から谷折りして立ち上げ、二つ折りした前記折込部を前記第2側壁部の内面側に折り込み前記第2側壁部の内面に重ね、この状態から、前記第2側壁部の開放辺に設けられている前記係止片部を前記第6折線から谷折りして、前記係止片部と前記第2側壁部の間に形成されている前記嵌合口に前記第2側壁部の内面側に折り込まれた前記折込部の開放辺に設けられた前記突片部を嵌合させ、次に一方の前記第1側壁部の開放辺に設けられた前記保冷剤受け片部を前記第7折線から谷折りし、前記連結片部を前記第8折線から山折りし、前記連結片部とともに前記支持片部を他方の前記第1側壁部の内面に接触させるといった簡単な作業で一枚のシートから箱を組み立てることができる。
【0010】
このようにして組み立てられた箱は、前記保冷剤受け片部の他端に設けられた前記連結片部および前記支持片部が他方の前記第1側壁部の内面に接触することにより、その摩擦抵抗によって前記保冷剤受け片部が前記箱内の開口部寄りの位置で、対向する前記第1側壁部を繋ぐように固定されるので、固定された前記保冷剤受け片部の上に前記保冷剤を載せることにより、前記保冷剤を前記箱内の開口部寄りの位置に支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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