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公開番号2025096076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212573
出願日2023-12-15
発明の名称情報端末用収納袋
出願人個人
代理人個人
主分類B65D 33/25 20060101AFI20250619BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 手術や無菌処理が必要な作業を行う際に、携帯電話などの情報端末を容易に収納できる情報端末用収納袋の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の情報端末用収納袋は、板状の情報端末を収納する袋本体と、前記袋本体の一端に連続して設けられ外側に向かって径大となり最外部に開口部を有する襟部と、前記襟部の内側に設けられ前記袋本体を開閉するチャック部を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
板状の情報端末を収納する袋本体と、
前記袋本体の一端に連続して設けられ外側に向かって径大となり最外部に開口部を有する襟部と、
前記襟部の内側に設けられ前記袋本体を開閉するチャック部を有することを特徴とする情報端末用収納袋。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1記載の情報端末用収納袋であって、前記袋本体は積層された2枚のシート体の三方が閉止され、前記襟部は前記積層された2枚のシート体の閉止されない一方から広がる形状を有することを特徴とする情報端末用収納袋。
【請求項3】
請求項1記載の情報端末用収納袋であって、前記袋本体、前記襟部、及びチャック部は滅菌処理されていることを特徴とする情報端末用収納袋。
【請求項4】
請求項1記載の情報端末用収納袋であって、前記襟部は前記チャック部を外側に反転させた状態で、前記情報端末を前記袋本体に挿入可能とすることを特徴とする情報端末用収納袋。
【請求項5】
請求項1記載の情報端末用収納袋であって、前記情報端末はカメラを具備する装置であり、前記情報端末を前記袋本体に挿入した際に前記情報端末のカメラのレンズが臨む前記袋本体の領域に、透過する光を抑制する光遮蔽部が設けられることを特徴とする情報端末用収納袋。
【請求項6】
請求項2記載の情報端末用収納袋であって、前記2枚のシート体の一方のシート体は光を透過し、他方のシート体は光の透過を抑制することを特徴とする情報端末用収納袋。
【請求項7】
請求項1記載の情報端末用収納袋であって、前記袋本体の一部に貼着部を形成したことを特徴とする情報端末用収納袋。
【請求項8】
請求項7記載の情報端末用収納袋であって、前記貼着部は面ファスナー部材であることを特徴とする情報端末用収納袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は手術や無菌処理が必要な作業を行う際に、携帯電話などの情報端末を収納するための収納袋に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
医療では手術やIVR(インターベンショナル・ラジオロジー:Interventional Radiology)などの清潔操作が必須な状況が多いが、その手技は多岐にわたり、新しい手技や新しい機器が次々に臨床応用されている。それに応じて新しい情報は手術の各ステップの手技や機器の使い方なども多岐にわたる様になってきており、今までは手術の前にそれらを全て覚えてから手技をおこなっていたが、新しい情報を覚えることが多くなり、時に間違いが起きることも発生していた。その一方で近年情報通信技術(ICT:Information and Communication Technology)の発展は著しく、スマートフォンやタブレット端末などの情報通信機器(以下、情報端末と称する。)を用いてリアルタイムでそれらの作業を各ステップで情報端末を閲覧しながら行うことも可能である。しかしながら、このような普段使用している情報端末の表面には通常様々な菌が付着しているため、そのままでは、手術台の上などの手術室内の滅菌環境中に情報端末を持ち込むことができない。また、消毒液等を用いて情報端末を滅菌することは、故障の原因となるためできない。
【0003】
そこで、清潔操作が必要な場合は情報端末自体を滅菌の袋で覆う必要があり、このような医療現場で使用可能な滅菌の袋として考案されているものとして、滅菌された外袋及び内袋の二重構造を有する収納袋(例えば、特許文献1参照。)や挿入時に入り口が汚染されることを防止する為に両端が開口する平坦筒状に形成された紙製の導入部を袋本体に取り付けた構造のものなども知られる(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3167567号公報
特許第5707303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、外袋及び内袋の二重構造を有する収納袋では、端末の収納時に情報端末に付着していた菌が、内袋のファスナーよりも開口部寄りの部分に移るおそれがある。このような部分は、外袋を除去した後にも残り、外部に対して開放された状態にあるため、この部分に付着した菌により手術室内が汚染されてしまうことになる。また、紙製の導入部を袋本体に取り付けた構造のものでは、情報端末を挿入する際に、紙製の導入部を操作する必要があり、それに伴って挿入作業も煩雑化するため、緊急性のある手術の場合では、その操作が負担となっていた。
【0006】
そこで、本発明は、手術や無菌処理が必要な作業を行う際に、携帯電話などの情報端末を容易に収納できる情報端末用収納袋の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の技術的な課題を解決するため、本発明の情報端末用収納袋は、板状の情報端末を収納する袋本体と、前記袋本体の一端に連続して設けられ外側に向かって径大となり最外部に開口部を有する襟部と、前記襟部の内側に設けられ前記袋本体を開閉するチャック部を有することを特徴とする。
【0008】
板状の情報端末を収納する袋本体に連続して設けられ外側に向かって径大となる襟部を設けることで、情報端末をチャック部やその外側に触れないように袋本体に挿入することができ、清潔を保つ必要がある場所での情報端末の使用を促進させることができる。
【0009】
このような本発明の情報端末用収納袋の好適な実施形態としては、前記袋本体を積層された2枚のシート体で構成し、その2枚のシート体の三方が閉止され、前記襟部は前記積層された2枚のシート体の閉止されない一方から広がる形状を有する構成とすることができる。
【0010】
また、本発明の情報端末用収納袋としては、前記袋本体、前記襟部、及びチャック部は滅菌処理されるものとすることができ、また、前記襟部は前記チャック部を外側に反転させた状態で、前記情報端末を前記袋本体に挿入可能とすることもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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