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公開番号2025035843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143143
出願日2023-09-04
発明の名称コンバイン
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類A01D 41/02 20060101AFI20250307BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】防塵網に付着した塵挨を除去することができるとともに、空調装置の冷却機能の低下を抑制することができ空調装置による冷却効果を安定して得ることができるコンバインを提供する。
【解決手段】コンバインにおいて、運転部を覆うキャビンの後壁部に設けられたコンデンサ用ファン84と、エンジン用冷却ファン540による冷却風をコンデンサ用ファン84による冷却風に合流させるように走行機体の側方側に設けられた冷却装置と、両ファン84,540の回転を制御するコントローラ550とを備え、エンジン用冷却ファン540は、冷却風を送る回転方向を正転方向として逆回転可能に構成されており、コントローラ550は、両ファン84,540の制御モードとして、コンデンサ用ファン84を停止させるとともにエンジン用冷却ファン540を逆転させる第1の制御モードを有する。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
運転部を覆うキャビンの後壁部に設けられた空調装置用冷却ファンと、
冷却装置用冷却ファンを有し、前記冷却装置用冷却ファンによる冷却風を前記空調装置用冷却ファンによる冷却風に合流させるように走行機体の側方側に設けられ、前記走行機体に設けられたエンジンに供給される空気を冷却するための冷却装置と、
前記空調装置用冷却ファンおよび前記冷却装置用冷却ファンの回転を制御するコントローラと、を備え、
前記冷却装置用冷却ファンは、冷却風を送る回転方向を正転方向として逆回転可能に構成されており、
前記コントローラは、前記空調装置用冷却ファンおよび前記冷却装置用冷却ファンの制御モードとして、前記空調装置用冷却ファンを停止させるとともに前記冷却装置用冷却ファンを逆転させる第1の制御モードを有する
コンバイン。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記空調装置用冷却ファンは、冷却風を送る回転方向を正転方向として逆回転可能に構成されており、
前記コントローラは、前記制御モードとして、前記空調装置用冷却ファンおよび前記冷却装置用冷却ファンを同時に逆転させる第2の制御モードを有する
請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記コントローラは、第1の時間間隔毎に前記第1の制御モードを実行し、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔毎に前記第2の制御モードを実行する
請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記走行機体上に設けられた穀粒タンクと、
前記走行機体に対して回動可能に設けられ、前記穀粒タンク内の穀粒を外部へ排出するための穀粒排出装置と、を備え、
前記コントローラは、前記穀粒排出装置の非収納状態を検知した場合、前記第1の時間間隔毎の前記第1の制御モードの定期的な実行、および前記第2の時間間隔毎の前記第2の制御モードの定期的な実行を停止し、前記穀粒排出装置の収納状態を検知し、かつ前記走行機体の走行を検知したことを条件として、前記第1の制御モードおよび前記第2の制御モードの定期的な実行を再開する
請求項3に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記コントローラは、前記穀粒排出装置の収納状態を検知し、かつ前記走行機体の走行を検知した場合、前記第1の制御モードまたは前記第2の制御モードを所定時間の間実行する
請求項4に記載のコンバイン。
【請求項6】
運転部を覆うキャビンの後壁部に設けられた空調装置用冷却ファンを有し、前記キャビンの室内に対する空調を行うための空調装置と、
冷却装置用冷却ファンを有し、前記冷却装置用冷却ファンによる冷却風を前記空調装置用冷却ファンによる冷却風に合流させるように走行機体の側方側に設けられ、前記走行機体に設けられたエンジンに供給される空気を冷却するための冷却装置と、
前記空調装置用冷却ファンおよび前記冷却装置用冷却ファンの回転を制御するコントローラと、を備え、
前記空調装置用冷却ファンおよび前記冷却装置用冷却ファンは、冷却風を送る回転方向を正転方向として逆回転可能に構成されており、
前記コントローラは、前記空調装置が停止状態である場合、基本的に前記空調装置用冷却ファンを停止させるとともに、第1の時間間隔毎に前記冷却装置用冷却ファンを逆転させ、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔毎に前記空調装置用冷却ファンおよび前記冷却装置用冷却ファンを同時に逆転させる
コンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転部を覆うキャビン内の空調を行うための空調装置用の冷却ファンと、エンジンに供給される空気を冷却するための冷却装置用の冷却ファンとを備えたコンバインに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コンバインには、運転部を覆うキャビン内の空調を行うための空調装置用の冷却ファンと、エンジンに供給される空気を冷却するための冷却装置用の冷却ファンとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1には、冷却装置用冷却ファンによる冷却風が空調装置用冷却ファンの冷却風に合流するように、冷却装置としてのインタークーラを走行機体の側方に設けた構成が開示されている。このような構成において、特許文献1には、防塵網に付着して空調装置やインタークーラの冷却性能を低下させる原因となる塵挨を吹き飛ばして除去するため、空調装置用冷却ファンおよび冷却装置用冷却ファンファンを、互いに同じタイミングかつ互いに同じ回転方向で回転するように制御することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-6628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されているような空調装置用冷却ファンおよび冷却装置用冷却ファンの逆転制御によれば、これらの冷却ファンの逆転時に、例えばキャビンの後方に配置されエンジンの排気ガスを排出する排気装置等を熱源として熱せられた空気が、空調装置用冷却ファンによって吸引されることになる。このことは、空調装置の冷却機能を低下させる原因となり得る。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、防塵網に付着した塵挨を除去することができるとともに、空調装置の冷却機能の低下を抑制することができ空調装置による冷却効果を安定して得ることができるコンバインを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るコンバインは、運転部を覆うキャビンの後壁部に設けられた空調装置用冷却ファンと、冷却装置用冷却ファンを有し、前記冷却装置用冷却ファンによる冷却風を前記空調装置用冷却ファンによる冷却風に合流させるように走行機体の側方側に設けられ、前記走行機体に設けられたエンジンに供給される空気を冷却するための冷却装置と、前記空調装置用冷却ファンおよび前記冷却装置用冷却ファンの回転を制御するコントローラと、を備え、前記冷却装置用冷却ファンは、冷却風を送る回転方向を正転方向として逆回転可能に構成されており、前記コントローラは、前記空調装置用冷却ファンおよび前記冷却装置用冷却ファンの制御モードとして、前記空調装置用冷却ファンを停止させるとともに前記冷却装置用冷却ファンを逆転させる第1の制御モードを有するものである。
【0008】
本発明の他の態様に係るコンバインは、前記コンバインにおいて、前記空調装置用冷却ファンは、冷却風を送る回転方向を正転方向として逆回転可能に構成されており、前記コントローラは、前記制御モードとして、前記空調装置用冷却ファンおよび前記冷却装置用冷却ファンを同時に逆転させる第2の制御モードを有するものである。
【0009】
本発明の他の態様に係るコンバインは、前記コンバインにおいて、前記コントローラは、第1の時間間隔毎に前記第1の制御モードを実行し、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔毎に前記第2の制御モードを実行するものである。
【0010】
本発明の他の態様に係るコンバインは、前記コンバインにおいて、前記走行機体上に設けられた穀粒タンクと、前記走行機体に対して回動可能に設けられ、前記穀粒タンク内の穀粒を外部へ排出するための穀粒排出装置と、を備え、前記コントローラは、前記穀粒排出装置の非収納状態を検知した場合、前記第1の時間間隔毎の前記第1の制御モードの定期的な実行、および前記第2の時間間隔毎の前記第2の制御モードの定期的な実行を停止し、前記穀粒排出装置の収納状態を検知し、かつ前記走行機体の走行を検知したことを条件として、前記第1の制御モードおよび前記第2の制御モードの定期的な実行を再開するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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