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公開番号2025035272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142204
出願日2023-09-01
発明の名称テープ収容箱
出願人株式会社ディスコ
代理人弁理士法人東京アルパ特許事務所
主分類B65H 75/38 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】紫外線を良好に遮断して、テープの粘着剤層の硬化を防止した状態でテープを保管する。
【解決手段】本テープ収容箱1では、箱10と、取出し口30を塞ぐ扉43とが、ともに、紫外線を遮断する材料から形成されている。このため、紫外線が箱10、扉43あるいは取出し口30を通過して箱10の内部へ進入することを、良好に抑制することが可能となる。したがって、テープ収容箱1によれば、テープ101における粘着材層の硬化を防止した状態で、テープロール100を良好に保管することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
紫外線によって硬化する粘着剤層を備えるテープが芯材に巻き付けられてロール状になったテープロールを収容するテープ収容箱であって、
前記テープロールを出し入れ可能に収容する箱と、
前記箱内に収容された前記テープロールの前記芯材の両端を支持する支持部と、
該箱に開口され、該テープロールにおける該テープを該箱から引き出して取り出すための取出し口と、
該取出し口を塞ぐ扉と、を備え、
該箱と該扉とが、紫外線を遮断する材料から形成されている、
テープ収容箱。
続きを表示（約 67 文字）【請求項２】
該扉は、該取出し口を、該箱の外側から塞ぐように構成されている、
請求項１に記載のテープ収容箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、テープ収容箱に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に開示のように、ウェーハを加工する際に、ウェーハの一方の面に保護テープを貼着することによってこの面を保護した状態で、他方の面を研削している。
【０００３】
このような保護テープに関し、特許文献２に開示のように、紫外線を遮断するテープ収容箱がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００４－２４７４４３号公報
特開２０１７－２０２８４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、従来のテープ収容箱では、テープを引き出す引き出し口から紫外線が進入し、テープの粘着剤層を硬化させてしまうことがある。
【０００６】
したがって、本発明の目的は、テープを引き出し可能に収容するテープ収容箱に関し、紫外線を良好に遮断して、テープの粘着剤層の硬化を防止した状態で、テープを保管することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明のテープ収容箱（本テープ収容箱）は、紫外線によって硬化する粘着剤層を備えるテープが芯材に巻き付けられてロール状になったテープロールを収容するテープ収容箱であって、前記テープロールを出し入れ可能に収容する箱と、前記箱内に収容された前記テープロールの前記芯材の両端を支持する支持部と、該箱に開口され、該テープロールにおける該テープを該箱から引き出して取り出すための取出し口と、該取出し口を塞ぐ扉と、を備え、該箱と該扉とが、紫外線を遮断する材料から形成されている。
【０００８】
本テープ収容箱では、該扉は、該取出し口を、該箱の外側から塞ぐように構成されていてもよい。
【発明の効果】
【０００９】
本テープ収容箱では、箱と、取出し口を塞ぐ扉とが、ともに、紫外線を遮断する材料から形成されている。このため、紫外線が箱、扉あるいは取出し口を通過して箱の内部へ進入することを、良好に抑制することが可能となる。したがって、本テープ収容箱によれば、テープにおける粘着材層の硬化を防止した状態で、テープロールを良好に保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
図１（ａ）（ｂ）は、テープ収容箱の構成を示す斜視図である。
テープロールの構成を示す斜視図である。
図３（ａ）（ｂ）は、テープ収容箱の支持部の構成を示す説明図である。
図４（ａ）～（ｃ）は、テープ収容箱の使用方法を示す説明図である。
テープ収容箱の他の構成を示す斜視図である。
扉の第２板を裏側から示す説明図である。
図７（ａ）（ｂ）は、支持台の構成を示す説明図である。
テープ収容箱他の構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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