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公開番号2025035120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141949
出願日2023-09-01
発明の名称印刷データを生成するための装置、プログラム及び生成方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約【課題】 印刷対象の文書データに含まれる文字に対して指定されているグリフを取得できなかったとしても、当該グリフを用いてレンダリングを行う文字が印刷結果に影響を及ぼさない場合は、印刷処理を中止しないようにする。
【解決手段】 文書データをレンダリングすることにより印刷データを生成する装置において、前記文書データに含まれる文字オブジェクトについて、当該文字オブジェクトが所定の条件を満たす場合、当該文字オブジェクトのレンダリングをスキップして、当該文字オブジェクト以外の前記文書データに含まれるオブジェクトを用いて印刷データの生成を継続する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
文書データをレンダリングすることにより印刷データを生成する装置であって、
前記文書データに含まれる文字オブジェクトについて、当該文字オブジェクトが所定の条件を満たす場合、当該文字オブジェクトのレンダリングをスキップして、当該文字オブジェクト以外の前記文書データに含まれるオブジェクトを用いて前記印刷データの生成を継続するように制御する印刷データ生成手段を有することを特徴とする装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記レンダリングをスキップする文字オブジェクトとは、当該文字オブジェクトに対して指定されたフォントのグリフを前記装置が取得できず、かつ、当該文字オブジェクトが印刷結果に影響を及ぼさないことを示す前記所定の条件を満たす文字オブジェクトである、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記所定の条件は、前記文字オブジェクトに対して指定されているフォント名が特定のフォント名であること、を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記所定の条件は、前記文字オブジェクトに対して指定されているレンダリングモードが、FillおよびStrokeのいずれでもないこと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記所定の条件は、前記文字オブジェクトに対して指定されている透明度が100%であること、を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記所定の条件は、前記文字オブジェクトに対して指定されている文字色が背景色と同じであること、を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記所定の条件は、前記文字オブジェクトの上に重なる他のオブジェクトがあること、を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記印刷データ生成手段は、前記所定の条件として、前記文字オブジェクトに対して指定されているフォント名が特定のフォント名であること、前記文字オブジェクトに対して指定されているレンダリングモードがFillおよびStrokeのいずれでもないこと、前記文字オブジェクトに対して指定されている透明度が100%であること、前記文字オブジェクトに対して指定されている文字色が背景色と同じであること、前記文字オブジェクトの上に重なる他のオブジェクトがあること、の少なくともいずれかを満たす場合に、当該文字オブジェクトのレンダリングをスキップして、当該文字オブジェクト以外の前記文書データに含まれるオブジェクトを用いて前記印刷データの生成を継続するように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記印刷データ生成手段は、前記文書データに含まれる文字オブジェクトについて、当該文字オブジェクトが前記所定の条件を満たさない場合、エラーを出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記文書データに含まれる文字オブジェクトについて、当該文字オブジェクトに対して指定されたフォントのグリフを前記装置が取得できず、かつ、当該文字オブジェクトが前記所定の条件を満たさない場合、当該文字オブジェクトを所定の形状でレンダリングすることにより、プレビュー画像を生成するプレビュー画像生成手段、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷データを生成するための装置、プログラム及び生成方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているプリンタ制御装置では、入力された文字情報に対応するフォントイメージを記憶手段から呼び出し、当該呼び出したフォントイメージを用いてプリントイメージを作成して印刷処理を行う。このとき、入力された文字情報に対応するフォントイメージが記憶手段に記憶されていなかった場合は、印刷処理を中止してフォントエラー表示するようにしている。
【0003】
また、特許文献2のプリンタは、受信したPDFデータの中に当該プリンタで解釈不可能なコマンドが含まれている場合、サーバに対して当該PDFデータに対応するビットマップデータ(PWGデータ)を要求する。そして、プリンタは当該要求したビットマップデータを取得して、当該ビットマップデータに基づき印刷処理を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公平04-061784号公報
特開2020-138391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2では、サーバにおいて、印刷対象データをサーバにおいてビットマップデータに変換可能であることを前提としている。すなわち、特許文献2のサーバは、印刷対象データで指定されているフォントに対応するフォントデータのグリフを取得し、当該グリフを用いてレンダリング(ビットマップデータへの変換)を行う必要がある。しかしながら、特許文献2では、このようなレンダリング処理を行うサーバが、印刷対象データ中の文字に対して指定されているフォントのグリフを保持していない場合については考慮されていなかった。また、特許文献2に特許文献1の技術を組み合わせると、サーバが印刷対象データ中に含まれている文字に対して指定されているフォントのグリフを保持していない場合、印刷対象データがどのようなものであったとしても印刷処理を中止することになる。
【0006】
なお、サーバが印刷対象データで指定されている文字のグリフを保持していないケースとは、例えば、当該サーバが指定されているフォントデータ自体を全く保持していない場合がある。また、当該サーバが保持しているフォントデータのバージョンが古く、新しいバージョンのフォントデータで新たに追加された文字のグリフ(字形データ)を保持していない場合もある。また、例えば、画像データに対して文字認識処理を行い、文字認識結果の文字列を不可視の文字として画像データに重ねて描画することによって、検索を可能にするサーチャブルPDFと呼ばれる形式の文書データがある。サーチャブルPDFでは、不可視の文字に対してもフォントが指定されているが、当該サーチャブルPDFを生成するアプリケーションによっては、当該不可視の文字に対するフォントとして一般的でない特殊なフォントを指定するものがある。印刷サーバは、一般的なフォントのグリフについては保持している場合が多いが、特殊なフォントのグリフについては保持していない。したがって、印刷サーバは、特殊なフォントが指定されているサーチャブルPDFを印刷する場合、当該特殊なフォントに対応するグリフを取得できずにレンダリング時にエラーが発生し、印刷中止することになる。
【0007】
本発明では、印刷対象の文書データに含まれる文字に対して指定されているグリフを取得できなかったとしても、当該文字が印刷結果に影響を及ぼさない場合は、当該文字のレンダリングをスキップして印刷処理を継続することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る装置は、文書データをレンダリングすることにより印刷データを生成する装置であって、前記文書データに含まれる文字オブジェクトについて、当該文字オブジェクトが所定の条件を満たす場合、当該文字オブジェクトのレンダリングをスキップして、当該文字オブジェクト以外の前記文書データに含まれるオブジェクトを用いて前記印刷データの生成を継続するように制御する印刷データ生成手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、印刷対象の文書データの文字オブジェクトに対して指定されたグリフを取得できない場合であっても、当該グリフを用いてレンダリングする文字が、印刷結果に影響を及ぼさない文字である場合は、当該文書データの印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
印刷サービスを提供するシステムの全体構成を示す図である。
ハードウェア構成の一例を示す図である。
ソフトウェア構成の一例を示す図である。
文書データに含まれるオブジェクトのデータ構成例を示す図である。
モバイル端末で表示される画面の例を示す図である。
実施例1の処理フローを示す図である。
文字のレンダリングを行う際の処理の詳細を示すフロー図である。
実施例2で表示されるプレビュー画面の一例である。
実施例2の処理フローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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