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公開番号
2025034901
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141574
出願日
2023-08-31
発明の名称
回路基板固定構造
出願人
河村電器産業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H05K
7/14 20060101AFI20250306BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】 ボスを短くすること無く、筐体と回路基板との間の空間を狭くできる回路基板固定構造を提供する。
【解決手段】 回路基板2は筐体1に設けたボス3を挿通するボス挿通孔21を備える一方、ボス3に覆設して回路基板2を固定するための押圧部材4を有し、ボス3の基部にはボス3を挿通した回路基板2を係止して、筐体1内で回路基板2を位置決めする係止段部31を備えている。押圧部材4は、ボス3を挿通した回路基板2から突出したボス3を覆う覆設部4aと、ボス3の天面上に配置され、ボス3に螺入するねじを挿通するねじ挿通孔41を有する上面43とを有して成り、ボス3に覆設した押圧部材4が、ねじ挿通孔41を介してねじ5がボス3に螺入されると、押圧部材4の下端が回路基板2を押圧して係止段部31に密着させ、回路基板2が筐体1に固定される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体にねじ螺入孔を備えたボスを設け、前記ボスに回路基板を係合させた状態で、ねじを前記ボスに螺入することで、前記回路基板を前記筐体内に固定する回路基板固定構造であって、
前記回路基板は、前記ボスを挿通するボス挿通孔を備えると共に、
前記ボスに覆設して、前記ボスを挿通して前記筐体内に配置した前記回路基板を固定するための押圧部材を有し、
前記ボスの前記筐体からの立ち上げ部である基部には、前記ボスを挿通した前記回路基板を係止して、筐体内で前記回路基板を位置決めするための係止段部が設けられる一方、
前記押圧部材は、前記筐体内に配置した前記回路基板から突出した前記ボスを覆う覆設部と、前記ボスの天面上に配置され、前記ボスに螺入するねじを挿通するねじ挿通孔を有する上面とを有して成り、
前記ボスに覆設した前記押圧部材が、前記ねじ挿通孔を介してねじが前記ボスに螺入されると、前記押圧部材の下端が前記回路基板を押圧して前記係止段部に密着させ、前記回路基板が前記筐体に固定されることを特徴とする回路基板固定構造。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記押圧部材は、前記覆設部の上部に前記ボスと同一寸法の延長ボス部を有し、
前記延長ボス部は、前記覆設部よりも縮径して形成されて前記覆設部の上部に段部を周設し、且つ前記覆設部に収容した前記ボスに連続し、筒状に形成されて前記ねじを前記延長ボス部を介して前記ボスに螺入可能に形成され、
前記筐体に組み付けた前記回路基板から突出した前記ボスに、前記延長ボス部を備えた前記押圧部材を覆設することで、
前記延長ボス部及び前記段部を使用して前記回路基板を追加して組み付け可能であることを特徴とする請求項1記載の回路基板固定構造。
【請求項3】
前記押圧部材の前記ねじ挿通孔の周囲には、挿入したねじの頭部より高いリング壁を有して成ることを特徴とする請求項1記載の回路基板固定構造。
【請求項4】
前記押圧部材の前記ねじ挿通孔は、挿入されるねじの頭部形状に合わせて形成された凹部が形成され、挿入してねじ締めが完了したねじの頭部は、前記凹部に収容されて成ることを特徴とする請求項1記載の回路基板固定構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体内に回路基板を固定する基板固定構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ねじを使用して筐体内に回路基板を組み付ける場合、筐体にねじを螺入するためのボスを形成すると共に、回路基板にねじを挿通する孔を設け、回路基板を介してねじをボスに螺入して固定する形態が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-197120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ねじにより回路基板を固定する構成では、筐体に設けるねじ孔に充分な長さが必要であり、結果ボスにある程度の高さが必要であった。そのため、筐体内には比較的長い固定用ボスが配置され、取り付けられた回路基板と筐体との間には比較的広い空間が発生した。
筐体の薄型化或いは小型化を進める場合、この長いボスの存在により筐体と回路基板の間の空間を狭くできず、薄型化/小型化の障害となっていた。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、ボスを短くすること無く、筐体と回路基板との間の空間を狭くできる回路基板固定構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、本発明の構成は、筐体にねじ螺入孔を備えたボスを設け、ボスに回路基板を係合させた状態で、ねじをボスに螺入することで、回路基板を筐体内に固定する回路基板固定構造であって、回路基板は、ボスを挿通するボス挿通孔を備えると共に、ボスに覆設して、ボスを挿通して筐体内に配置した回路基板を固定するための押圧部材を有し、ボスの筐体からの立ち上げ部である基部には、ボスを挿通した回路基板を係止して、筐体内で回路基板を位置決めするための係止段部が設けられる一方、押圧部材は、筐体内に配置した回路基板から突出したボスを覆う覆設部と、ボスの天面上に配置され、ボスに螺入するねじを挿通するねじ挿通孔を有する上面とを有して成り、ボスに覆設した押圧部材が、ねじ挿通孔を介してねじがボスに螺入されると、押圧部材の下端が回路基板を押圧して係止段部に密着させ、回路基板が筐体に固定されることを特徴とする。
この構成によれば、回路基板はボスの先端では無く基部に形成された係止段部に係止するため、回路基板と筐体との隙間を小さくしても、ボスはねじを螺入して保持する長い状態を維持できる。一方、回路基板は押圧部材により筐体に圧接されて固定されるため、確実に固定できる。
【0007】
本発明の別の態様は、上記構成において、押圧部材は、覆設部の上部にボスと同一寸法の延長ボス部を有し、延長ボス部は、覆設部よりも縮径して形成されて覆設部の上部に段部を周設し、且つ覆設部に収容したボスに連続し、筒状に形成されてねじを延長ボス部を介してボスに螺入可能に形成され、筐体に組み付けた回路基板から突出したボスに、延長ボス部を備えた押圧部材を覆設することで、延長ボス部及び段部を使用して回路基板を追加して組み付け可能であることを特徴とする。
この構成によれば、押圧部材を重ねるだけで、複数の回路基板を筐体に取り付けでき、簡易な構成で回路基板を固定できる。
【0008】
本発明の別の態様は、上記構成において、押圧部材のねじ挿通孔の周囲には、挿入したねじの頭部より高いリング壁を有して成ることを特徴とする。
この構成によれば、ねじの頭部がリング壁に囲まれて上方への突起が無くなるため、電線の引き回しがし易い。また、ねじの頭部がリング壁の中に入り込むことで、ねじ締め完了の状態を認識でき、ねじ締めが不十分で終了する状態を防止できる。
【0009】
本発明の別の態様は、上記構成において、押圧部材のねじ挿通孔は、挿入されるねじの頭部形状に合わせて形成された凹部が形成され、挿入してねじ締めが完了したねじの頭部は、凹部に収容されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、ねじの頭部が凹部に収容されるため、上方への突起を無くす事ができ、電線の引き回しがし易くなる。また、ねじの頭部が凹部に入り込むことで、ねじ締めの状態を確認できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、回路基板はボスの先端では無く基部に形成された係止段部に係止するため、回路基板と筐体との隙間を小さくしても、ボスはねじを螺入して保持する長い状態を維持できる。一方、回路基板は押圧部材により筐体に圧接されて固定されるため、確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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