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公開番号2025034844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141498
出願日2023-08-31
発明の名称アレルゲン低減化用の液状組成物
出願人有限会社日革研究所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類C09K 3/00 20060101AFI20250306BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】銅イオンを含むアレルゲン低減化用の液状組成物であって、アレルゲン低減化作用が向上した液状組成物を提供する。
【解決手段】銅イオン及び粘土鉱物を含有する液状組成物であって、前記銅イオンの濃度が0.1ppm以上50ppm以下であり、前記粘土鉱物の濃度が0.0001質量%以上1.0質量%以下であり、pHが9.0以上11.0以下である、アレルゲン低減化用の液状組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
銅イオン及び粘土鉱物を含有する液状組成物であって、
前記銅イオンの濃度が0.1ppm以上50.0ppm以下であり、
前記粘土鉱物の濃度が0.0001質量%以上1.0質量%以下であり、
pHが9.0以上11.0以下である、アレルゲン低減化用の液状組成物。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記アレルゲンは、ダニアレルゲン及び花粉アレルゲンの少なくとも一つである、請求項1に記載の液状組成物。
【請求項3】
前記粘土鉱物は、スメクタイトである、請求項1または2に記載の液状組成物。
【請求項4】
前記液状組成物において、前記銅イオンと前記粘土鉱物の併用添加による下記式(1)で算出されるダニアレルゲンDer f1の低減化率R(%)が10%以上である、請求項1または2に記載の液状組成物。
R={(C1-C2)/C2}×100 式(1)
[上記式(1)において、
C1は前記液状組成物のダニアレルゲンDer f1の低減化濃度、
C2=C21+C22、であり、
C21は基準液XのダニアレルゲンDer f1の低減化濃度、
C22は基準液YのダニアレルゲンDer f1の低減化濃度、であり、
基準液Xは前記液状組成物とは前記粘土鉱物を含まない点のみ異なり、基準液Yは前記液状組成物とは前記銅イオンを含まない点のみ異なる。]

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アレルゲン低減化用の液状組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ダニや花粉等のアレルゲンは、アレルギー性ぜんそく、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎等のアレルギー性疾患を引き起こす。このため、アレルギー性疾患を予防または減弱させるために、生活環境においてアレルゲンを低減化する技術が求められている。
【0003】
特許文献1には、アレルゲンの低減化剤として、カルボン酸金属塩を含む組成物が開示されており、カルボン酸金属塩の金属としては、希土類金属、亜鉛、銅、およびジルコニウムが開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-178582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、銅イオンを含むアレルゲン低減化用の液状組成物であって、アレルゲン低減化作用が向上した液状組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の液状組成物である。
[1] 銅イオン及び粘土鉱物を含有する液状組成物であって、
前記銅イオンの濃度が0.1ppm以上50.0ppm以下であり、
前記粘土鉱物の濃度が0.0001質量%以上1.0質量%以下であり、
pHが9.0以上11.0以下である、アレルゲン低減化用の液状組成物。
[2] 前記アレルゲンは、ダニアレルゲン及び花粉アレルゲンの少なくとも一つである、[1]に記載の液状組成物。
[3] 前記粘土鉱物は、スメクタイトである、[1]または[2]に記載の液状組成物。
[4] 前記銅イオンと前記粘土鉱物の併用添加による、下記式(1)で算出されるダニアレルゲンDer f1の低減化率R(%)が10%以上である、[1]~[3]のいずれかに記載の液状組成物。
R={(C1-C2)/C2}×100 式(1)
[上記式(1)において、
C1は前記液状組成物のダニアレルゲンDer f1の低減化濃度、
C2=C21+C22、であり、
C21は基準液XのダニアレルゲンDer f1の低減化濃度、
C22は基準液YのダニアレルゲンDer f1の低減化濃度、であり、
基準液Xは前記液状組成物とは前記粘土鉱物を含まない点のみ異なり、基準液Yは前記液状組成物とは前記銅イオンを含まない点のみ異なる。]
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、アレルゲン低減化作用が向上した液状組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[液状組成物]
本発明のアレルゲン低減化用の液状組成物は(以下、「本液状組成物」ともいう)、銅イオン及び粘土鉱物を含有し、前記銅イオンの濃度が0.1ppm以上50.0ppm以下であり、前記粘土鉱物の濃度が0.0001質量%以上1.0質量%以下であり、pHが9.0以上11.0以下である。本液状組成物は、銅イオン及び粘土鉱物以外の任意成分を含むことができる。本液状組成物は溶媒を含む。本液状組成物によると、銅イオンを含み、かつ粘土鉱物を含まない組成物と比較して、優れたアレルゲン低減化効果が奏される。
【0009】
本液状組成物のpHは、9.0以上11.0以下であり、好ましくは9.5以上11.0以下であることにより、銅イオンと粘土鉱物とを含むことによる相乗効果を期待することができ、優れたアレルゲン低減効果が奏される。
【0010】
<銅イオン>
本液状組成物は銅イオン(Cu
2+
及び/又はCu

)を含む。本液状組成物において、銅イオンの濃度は、0.1ppm以上50ppm以下であり、好ましくは0.5ppm以上10.0ppm以下である。銅イオンの濃度が0.1ppm以上であることにより、優れたアレルゲン低減効果を得ることができる。銅イオンの供給源は限定されることはなく、例えば、グルコン酸銅、硫酸銅、リンゴ酸銅、塩化銅、または乳酸銅として添加することができる。銅イオンの供給源は、市販の銅イオン水や銅イオン生成器によって生成された銅イオン水であってもよい。市販の銅イオン水としてはアルジカット(日本イオン株式会社製)が例示され、市販の銅イオン生成器としては銅しましょ(日本イオン株式会社製)が例示される。
(【0011】以降は省略されています)

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