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公開番号
2025034589
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141070
出願日
2023-08-31
発明の名称
チェーン
出願人
株式会社椿本チエイン
代理人
個人
,
個人
主分類
F16G
13/06 20060101AFI20250306BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】特別な工具を用いることなく容易にピンを抜き際し可能であり、任意の場所での組立やメンテナンスを行うことが可能なチェーンを提供すること。
【解決手段】複数対のインナーリンクプレート110と、複数対のアウターリンクプレート120と、少なくとも1つのジョイントピン150を含む複数のピン150と、ピン150が挿入される複数のブシュ130を備え、ジョイントピン150は、円筒状で内周面に雌ねじ部152を有するアウターピン151と、アウターピン151に挿入される雄ねじ部154を有した挿入部159とアウターピン151から突出する頭部155とを有するインナーピン153を有し、インナーピン153はアウターリンクプレート120を固定する固定機能部を有すること。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数対のインナーリンクプレートと、複数対のアウターリンクプレートと、前記アウターリンクプレートに固定される複数のピンと、前記インナーリンクプレートに固定あるいは一体に形成されて前記ピンが挿入される複数のブシュを備えるチェーンであって、
前記複数のピンは、少なくとも1つのジョイントピンを含み、
前記ジョイントピンは、アウターピンとインナーピンを有し、
前記アウターピンは、円筒状で内周面に雌ねじ部を有し、対を成す一方の前記アウターリンクプレートのピン孔に嵌合固定され、
前記インナーピンは、前記アウターピンに挿入される雄ねじ部を有した挿入部と、前記アウターピンから突出する頭部とを有し、
前記インナーピンは、前記アウターピンが嵌合固定される前記アウターリンクプレートと対を成す他方の前記アウターリンクプレートを固定する固定機能部を有することを特徴とするチェーン。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記固定機能部は、前記頭部の外周側に突出するフランジ部を有し、前記アウターピンの端縁と前記フランジ部で他方の前記アウターリンクプレートを挟むように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のチェーン。
【請求項3】
前記固定機能部は、前記頭部に設けられたフランジ部を有し、前記フランジ部で他方の前記アウターリンクプレートを抜け止めするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のチェーン。
【請求項4】
前記固定機能部は、前記頭部の外周に設けられたテーパ面部を有し、前記アウターピンの他方の前記アウターリンクプレート側の端縁と前記テーパ面部で他方の前記アウターリンクプレートを挟むように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のチェーン。
【請求項5】
前記固定機能部は、前記頭部の外周の嵌合面を有し、前記嵌合面が他方の前記アウターリンクプレートのピン孔に圧入嵌合されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のチェーン。
【請求項6】
前記雌ねじ部は、前記アウターピンが嵌合固定される前記アウターリンクプレート側の一部にのみ設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のチェーン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数対のインナーリンクプレートと、複数対のアウターリンクプレートと、前記アウターリンクプレートに固定される複数のピンと、前記インナーリンクプレートに固定あるいは一体に形成されて前記ピンが挿入される複数のブシュを備えるチェーンに関する。
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【背景技術】
【0002】
通常、複数対のインナーリンクプレートと、複数対のアウターリンクプレートと、前記アウターリンクプレートに固定される複数のピンと、前記インナーリンクプレートに固定あるいは一体に形成されて前記ピンが挿入される複数のブシュを備えるチェーンは、各ピンがアウターリンクプレートに設けられたピン孔に圧入固定されることで、屈曲可能な無端状に形成されている。
このようなチェーンの組立やメンテナンスを行うため、一般的には、少なくとも1か所にジョイント部を設け、ピンを抜いて無端状を解除、そのピンを嵌合固定して無端状に形成することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-175474号公報
実開平07-017475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなチェーンにおいて、使用時にピンがアウターリンクプレートのピン孔から外れないように強固に嵌合固定されることから、その抜き差しは大きな力を必要とするため、ピンの抜き差しを容易に行うための特別な工具が提案されているが(例えば、特許文献1、2等参照。)、これらの特別な工具を用いずにピンを抜き差しすることは困難なため、任意の場所での組立やメンテナンスを行うことができないという問題あった。
【0005】
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、特別な工具を用いることなく容易にピンを抜き際し可能であり、任意の場所での組立やメンテナンスを行うことが可能なチェーンを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るチェーンは、複数対のインナーリンクプレートと、複数対のアウターリンクプレートと、前記アウターリンクプレートに固定される複数のピンと、前記インナーリンクプレートに固定あるいは一体に形成されて前記ピンが挿入される複数のブシュを備えるチェーンであって、前記複数のピンは、少なくとも1つのジョイントピンを含み、前記ジョイントピンは、アウターピンとインナーピンを有し、前記アウターピンは、円筒状で内周面に雌ねじ部を有し、対を成す一方の前記アウターリンクプレートのピン孔に嵌合固定され、前記インナーピンは、前記アウターピンに挿入される雄ねじ部を有した挿入部と、前記アウターピンから突出する頭部とを有し、前記インナーピンは、前記アウターピンが嵌合固定される前記アウターリンクプレートと対を成す他方の前記アウターリンクプレートを固定する固定機能部を有することにより前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0007】
本請求項1に係るチェーンによれば、アウターピンは、円筒状で内周面に雌ねじ部を有し、対を成す一方のアウターリンクプレートのピン孔に嵌合固定され、インナーピンは、アウターピンに挿入される雄ねじ部を有した挿入部と、アウターピンから突出する頭部とを有することで、インナーピンをアウターピンにネジ嵌合させることで組立可能、ネジを緩めることで抜き取り可能となり、特別な工具を用いることなく容易にピンを抜き際し可能であり、任意の場所での組立やメンテナンスを行うことが可能となる。
また、インナーピンは、アウターピンが嵌合固定されるアウターリンクプレートと対を成す他方のアウターリンクプレートを固定する固定機能部を有することで、インナーピンをアウターピンにネジ嵌合させるだけで、他方の(インナーピンの頭部側の)アウターリンクプレートと強固に固定することが可能となる。
【0008】
本請求項2に記載の構成によれば、固定機能部は、頭部の外周側に突出するフランジ部を有し、アウターピンの端縁とフランジ部で他方のアウターリンクプレートを挟むように構成されていることにより、インナーピンをアウターピンにネジ嵌合させるだけで、他方の(インナーピンの頭部側の)アウターリンクプレートを強固に固定することが可能となるとともに、ネジを緩めた際に容易に固定を解除することが可能となる。
本請求項3に記載の構成によれば、固定機能部は、頭部に設けられたフランジ部を有し、フランジ部で他方のアウターリンクプレートを抜け止めするように構成されていることにより、他方の(インナーピンの頭部側の)アウターリンクプレートとアウターピンを軽く嵌合させてもインナーピンのフランジ部で抜け止めされるため容易に固定することが可能となるとともに、ネジを緩めた際に容易に固定を解除することが可能となる。
また、他方の(インナーピンの頭部側の)アウターリンクプレートを、他のアウターリンクプレートと共通の部品とすることができる。
【0009】
本請求項4に記載の構成によれば、固定機能部は、頭部の外周に設けられたテーパ面部を有し、アウターピンの他方のアウターリンクプレート側の端縁とテーパ面部で他方のアウターリンクプレートを挟むように構成されていることにより、インナーピンの頭部の側方への突き出しが基本的に不要となり、チェーン全体の幅を削減できる。
本請求項5に記載の構成によれば、固定機能部は、頭部の外周の嵌合面を有し、嵌合面が他方のアウターリンクプレートのピン孔に圧入嵌合されるように構成されていることにより、他方の(インナーピンの頭部側の)アウターリンクプレートを、他のアウターリンクプレートと共通の部品とすることができる。
本請求項6に記載の構成によれば、雌ねじ部は、アウターピンが嵌合固定されるアウターリンクプレート側の一部にのみ設けられていることにより、インナーピンを回転させる回数が削減され、分解・組立作業が効率化される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態であるチェーンの斜視図。
本発明の第1実施形態であるチェーンの断面斜視図。
本発明の第1実施形態であるチェーンのジョイント部の分解斜視図。
本発明の第1実施形態であるチェーンのインナーピンの正面図及びアウターピンの断面図。
本発明の第2実施形態であるチェーンの斜視図。
本発明の第2実施形態であるチェーンの断面斜視図。
本発明の第2実施形態であるチェーンのインナーピンの正面図及びアウターピンの断面図。
本発明の第3実施形態であるチェーンの断面斜視図。
本発明の第3実施形態であるチェーンのインナーピンの正面図及びアウターピンの断面図。
本発明の第4実施形態であるチェーンの断面斜視図。
本発明の第4実施形態であるチェーンのインナーピンの正面図及びアウターピンの断面図。
本発明の第5実施形態であるチェーンの断面斜視図。
本発明の第5実施形態であるチェーンのインナーピンの正面図及びアウターピンの断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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