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公開番号
2025034549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140987
出願日
2023-08-31
発明の名称
着色感光性組成物、硬化物、硬化物を備える画像表示装置
出願人
日本化薬株式会社
代理人
主分類
G03F
7/027 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】
着色剤等の分散性に優れ、かつ高い着色剤濃度でも良好な現像特性を有する着色感光性組成物、さらに、耐熱性が良好な着色感光性組成物、およびそれらの硬化物を提供することを目的とする。
【解決手段】
脂環式イソシアヌレート型ポリイソシアネート(a1)と芳香族トリカルボン酸無水物(a2)との反応により得られた末端酸基又は酸無水物基を有するポリアミドイミド樹脂(a3)に一分子中にエポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(b)を反応させて得られる不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(A)と着色剤(B)、溶剤(C)を含有する着色感光性組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
脂環式イソシアヌレート型ポリイソシアネート(a1)と芳香族トリカルボン酸無水物(a2)との反応により得られた末端酸基又は酸無水物基を有するポリアミドイミド樹脂(a3)に一分子中にエポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(b)を反応させて得られる不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(A)と着色剤(B)、溶剤(C)を含有する着色感光性組成物。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
上記芳香族トリカルボン酸無水物(a2)と前記エポキシ基含有(メタ)アクリレート化合物(b)のモル比((b)/(a2))が0.1~0.9である請求項1記載の感光性樹脂組成物。
【請求項3】
上記一分子中にエポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(b)のエポキシ基が脂環式エポキシである請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項4】
上記不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(A)の固数平均分子量(Mn)と重量平均分子量(Mw)の比である分子量分布(Mw/Mn)が、1.5~2.5である請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項5】
上記不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(A)の固形分酸価が、40~140mg・KOH/gである請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項6】
架橋剤(D)を含有する、請求項1に記載の着色感光性組成物。
【請求項7】
さらに、光重合開始剤(E)を含有する、請求項1に記載の着色感光性組成物。
【請求項8】
さらに、硬化剤(F)を含有する、請求項1に記載の着色感光性組成物。
【請求項9】
前記着色剤(B)が、黒色顔料を含む、請求項1に記載の着色感光性組成物。
【請求項10】
請求項1~請求項9のいずれか1項に記載の着色感光性組成物からなる硬化物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、着色感光性組成物、硬化物、硬化物を備える画像表示装置に関する。詳しくは、遮蔽性及び製版特性に優れる感光性着色組成物と、その用途に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のディスプレイには、有機顔料を用いた赤色、緑色、青色の画素を形成したカラーフィルタ、着色スペーサーやブラックマトリックスが多用されている。
近年、ディスプレイの低消費電力化や広色域化のため、量子ドット等の発光性ナノ結晶粒子を用いて画素を形成したカラーフィルタが検討されている。具体的には、赤色発光性のナノ結晶粒子を含む赤色画素、緑色発光性のナノ結晶粒子を含む緑色画素、光源からの青色光を透過する青色画素を有するものが知られている。
カラーフィルタの製造方法としては、フォトリソグラフィー法とインクジェット法があり、後者の方がインク材料のロスを低減できることが知られている(特許文献1)。
インクジェット法により発光性ナノ結晶粒子を含むカラーフィルタを製造する場合、予め作製した隔壁に囲まれた領域(画素部)にインクを吐出して画素を形成する。この隔壁には隣接する画素部間におけるインク同士の混合等を防ぐほか、高精細なパターン(微細なパターン)が必要となる。また、遮光効果を有するものとして着色剤を含む感光性組成物(着色感光性組成物)を用いてフォトリソグラフィー法により形成しているものが知られている(特許文献2)。
この他、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂を基本骨格とした酸変性エポキシアクリレートにカーボンブラック等を分散させ液晶表示パネル等に用いられる硬化物に応用する試みも知られている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-086745号公報
特開2007-10795号公報
特開2005-055814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献2の感光性組成物を用いると、フォトリソグラフィー法により得られるパターンの現像性が悪く、所望の形状のパターンが得られない場合が形成できない場合があるという問題がある。また、遮光効果を有する隔壁、およびブラックマトリクス、着色スペーサー、カラーレジストにおいて、さらなる着色剤を含有しても分散性が良好である着色感光性組成物が必要とされている。
【0005】
本発明は、上記の従来技術の問題点を改善し、着色剤等の分散性に優れ、かつ高い着色剤濃度でも良好な現像特性を有する着色感光性組成物、さらに、耐熱性が良好な着色感光性組成物、およびそれらの硬化物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等は、前記の課題を解決すべく鋭意努力した結果、脂環式イソシアヌレート型ポリイソシアネート(a1)と芳香族トリカルボン酸無水物(a2)との反応により得られた末端酸基又は酸無水物基を有するポリアミドイミド樹脂(a3)に一分子中にエポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(b)を反応させて得られる不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(A)と着色剤(B)、溶剤(C)を含有する着色感光性組成物が、着色剤等の分散性に優れ、かつ高い着色剤濃度でも良好な現像特性を有する着色感光性組成物、また、場合によっては耐熱性良好な着色感光性組成物、およびそれらの硬化物を提供することを見出した。
【0007】
即ち、本発明は、以下の[1]~[11]に関する。
[1] 脂環式イソシアヌレート型ポリイソシアネート(a1)と芳香族トリカルボン酸無水物(a2)との反応により得られた末端酸基又は酸無水物基を有するポリアミドイミド樹脂(a3)に一分子中にエポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(b)を反応させて得られる不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(A)と着色剤(B)、溶剤(C)を含有する着色感光性組成物。
[2] 上記芳香族トリカルボン酸無水物(a2)と前記エポキシ基含有(メタ)アクリレート化合物(b)のモル比((b)/(a2))が0.1~0.9である[1]記載の感光性樹脂組成物。
[3] 上記一分子中にエポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(b)のエポキシ基が脂環式エポキシである請求項1又は請求項2記載の感光性樹脂組成物。
[4] 上記不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(A)の固数平均分子量(Mn)と重量平均分子量(Mw)の比である分子量分布(Mw/Mn)が、1.5~2.5である[1]~[3]のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
[5] 上記不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(A)の固形分酸価が、40~140mg・KOH/gである[1]~[4]記載の感光性樹脂組成物。
[6] 架橋剤(D)を含有する、[1]~[5]に記載の着色感光性組成物。
[7] さらに、光重合開始剤(E)を含有する、[1]~[6]のいずれか1項に記載の着色感光性組成物。
[8] さらに、硬化剤(F)を含有する、[1]~[7]のいずれか1項に記載の着色感光性組成物。
[9] 前記着色剤(B)が、黒色顔料を含む、[1]~[8]のいずれか1項に記載の着色感光性組成物。
[10] [1]~[9]のいずれか1項に記載の着色感光性組成物からなる硬化物。
[11] [10]記載の硬化物を備える画像表示装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明の不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(A)、着色剤(B)、溶剤(C)を含有することを特徴とする着色感光性組成物は感光性に優れ、高い着色剤濃度でも分散可能で、かつ良好な現像特性を有することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
≪着色感光性組成物≫
本発明の着色感光性組成物は、不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(A)、着色剤(B)、溶剤(C)を含有する。
【0010】
以下、着色感光性組成物が含む、必須、及び任意の成分について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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