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公開番号
2025034532
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140962
出願日
2023-08-31
発明の名称
車両用灯具及びこれを備える車両
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
弁理士法人豊栖特許事務所
主分類
F21S
43/31 20180101AFI20250306BHJP(照明)
要約
【課題】特に夜間における後退時の後方視界を側方へ広げ、ひいては後退時の事故の抑制を図る。
【解決手段】車両用灯具100は、第一発光素子50と光学的に結合された第一光学部材20と、基板11上に配置される、第二発光素子51と、第二発光素子51と光学的に結合された第二光学部材60とを備える。第一発光素子50の各々から出射される光が第一光学部材20に入射し、第一光学部材20から出射する第一出射光は、光出射部から出射可能とされている。第二発光素子51の各々から出射される光が第二光学部材60の各々に入射し、第二光学部材60の各々から出射する第二出射光61aは、第二光学部材60の各々の光軸に沿って、光出射部から前記光出射部の法線方向よりも斜め後ろ下方に出射可能とされており、光出射部の法線方向から見て、第二発光素子51は第一光学部材20の背面側にあって第一光学部材20と重なる位置に配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の後部に配置される車両用灯具であって、
少なくとも一部に光出射部を有する筐体と、
前記筐体内に配置される基板と、
前記基板上に配置される、一以上の第一発光素子と、
前記一以上の第一発光素子と光学的に結合された第一光学部材と、
前記基板上に配置される、一以上の第二発光素子と、
前記一以上の第二発光素子と光学的に結合された一以上の第二光学部材と、
を備え、
前記一以上の第一発光素子の各々から出射される光が前記第一光学部材に入射し、前記第一光学部材から出射する第一出射光は、前記光出射部から出射可能とされており、
前記一以上の第二発光素子の各々から出射される光が前記一以上の第二光学部材の各々に入射し、前記一以上の第二光学部材の各々から出射する第二出射光は、前記一以上の第二光学部材の各々の光軸に沿って、前記光出射部から前記光出射部の法線方向よりも斜め後ろ下方に出射可能とされており、
前記光出射部の法線方向から見て、前記一以上の第二発光素子は前記第一光学部材の背面側にあって前記第一光学部材と重なる位置に配置される車両用灯具。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両用灯具であって、
前記第二出射光は、前記第一光学部材と前記基板との間の隙間を通過し、前記光出射部に入射する車両用灯具。
【請求項3】
請求項1に記載の車両用灯具であって、
前記一以上の第二発光素子は、第一方向に並べられた複数の第二発光素子であり、
前記一以上の第二光学部材は、前記第一方向に並べられた互いに光軸の異なる複数の第二光学部材であって、前記一以上の第二光学部材の各々が前記一以上の第二発光素子の各々とそれぞれ対応してなる車両用灯具。
【請求項4】
請求項3に記載の車両用灯具であって、
前記複数の第二光学部材の光軸は、前記光出射部の法線方向から見て、前記複数の第二光学部材の載置位置が車体中心線に近づくほど、鉛直方向から水平方向に近付くように傾斜されてなる車両用灯具。
【請求項5】
請求項1に記載の車両用灯具であって、
前記一以上の第一発光素子は、後退灯用発光素子と方向指示灯用発光素子と尾灯用発光素子とを含み、
前記第一光学部材は、前記後退灯用発光素子と光学的に結合された後退灯用第一光学部材と、前記方向指示灯用発光素子と光学的に結合された方向指示灯用第一光学部材と、前記尾灯用発光素子と光学的に結合された尾灯用第一光学部材とを含んでなる車両用灯具。
【請求項6】
請求項1に記載の車両用灯具であって、
前記第一光学部材は、導光板又は光拡散シートを含む車両用灯具。
【請求項7】
請求項1に記載の車両用灯具であって、
前記一以上の第二光学部材は、反射鏡又はレンズである車両用灯具。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の車両用灯具を備える車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の後部に設けられる車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の後部に設けられる車両用灯具は、車両用後退灯等とも呼ばれ、車体の後端面の左右に取付けられる、尾灯(テールランプ、テールライトとも呼ばれる)や制御灯(ブレーキランプ、ストップランプとも呼ばれる)、後退灯(バックランプ、バックアップランプとも呼ばれる)等である。またこれらを複合化したリアコンビネーションランプと呼ばれるものが知られている。リアコンビネーションランプは、方向指示灯(ターンシグナルランプとも呼ばれる)、尾灯/制動灯、後退灯が一体化して形成される。
【0003】
このような車両用灯具には、灯光の色、明るさ等の性能について、一定の基準を満たすことが要求されている(例えば非特許文献1「後退灯の技術基準」)。このため、このような一定の基準を満たす車両用灯具が用いられている(特許文献1)。
【0004】
一定の基準を満たす後退灯を備えた四輪車が公道などで使用されているところ、四輪車の後退時の事故は、全死傷事故に占める割合が増加している(非特許文献2)。そして、後退する四輪車による事故の人的要因は、発見の遅れが殆どであるとされる(非特許文献3)。
【0005】
そこで近年は、後方確認用のモニタリングシステムなどが装備されている車両も増えているものの、側方から移動してくる人を見つけるためには、十分ではないと考えられる。特に、夜間の車両後退時に後退灯の照射領域が狭く、側方への後退灯の照度が十分でないため、後方確認用のモニタリングシステムを搭載していても、車体直後の側方の視認性が十分ではないと考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-062910号公報
【非特許文献】
【0007】
「別添72 後退灯の技術基準」<https://www.mlit.go.jp/common/000193249.pdf>
「交通事故分析レポート」イタルダインフォメーションno.128<https://www.itarda.or.jp/contents/2/info128.pdf>
木下義彦「事故事例に学ぶ「四輪車後退時の死亡重傷事故」」日新火災SAFETY INFORMATION Vol.107 (2018年9月)<https://www.nisshinfire.co.jp/corp/pdf/si107_04.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本開示の一態様は、夜間における車両後退時の後方視界を側方へ広げ、車両の安全性を高めることを課題の一とする。また他の態様は、新規な車両用灯具及びこれを備える車両を提供することを課題の一とする。
【0009】
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。また本開示の一態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。さらに本開示の明細書、図面、請求項の記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一形態に係る車両用灯具は、車両の後部に配置される車両用灯具であって、少なくとも一部に光出射部を有する筐体と、前記筐体内に配置される基板と、前記基板上に配置される、一以上の第一発光素子と、前記一以上の第一発光素子と光学的に結合された第一光学部材と、前記基板上に配置される、一以上の第二発光素子と、前記一以上の第二発光素子と光学的に結合された一以上の第二光学部材と、を備え、前記一以上の第一発光素子の各々から出射される光が前記第一光学部材に入射し、前記第一光学部材から出射する第一出射光は、前記光出射部から出射可能とされており、前記一以上の第二発光素子の各々から出射される光が前記一以上の第二光学部材に各々に入射し、前記一以上の第二光学部材の各々から出射する第二出射光は、前記一以上の第二光学部材の各々の光軸に沿って、前記光出射部から前記光出射部の法線方向よりも斜め後ろ下方に出射可能とされており、前記光出射部の法線方向から見て、前記一以上の第二発光素子は前記第一光学部材の背面側にあって前記第一光学部材と重なる位置に配置される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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