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公開番号
2025032151
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-11
出願番号
2024204609,2023101661
出願日
2024-11-25,2018-02-15
発明の名称
半導体ナノ粒子およびその製造方法ならびに発光デバイス
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
,
国立大学法人大阪大学
,
日亜化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09K
11/62 20060101AFI20250304BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】バンド端発光を示し、短波長の発光ピーク波長を有する半導体ナノ粒子を提供する。
【解決手段】Ag、In、GaおよびSを含み、結晶構造がカルコパイライト型であり、光照射により、発光ピーク波長が500nm以上590nm未満の範囲内にある光を発し、吸収スペクトルにおいてエキシトンピークが450nm以上590nm未満の範囲内に観察される半導体ナノ粒子である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
Ag、In、GaおよびSを含み、結晶構造がカルコパイライト型であり、
光照射により、発光ピーク波長が500nm以上590nm未満の範囲内にある光を発し、吸収スペクトルにおいてエキシトンピークが450nm以上590nm未満の範囲内に観察される半導体ナノ粒子。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記AgとInとGaの原子数の合計に対するAgの原子数の比が0.05以上0.55以下であり、
前記InとGaの原子数の合計に対するGaの原子数の比が0.2以上0.9以下である組成を有する請求項1に記載の半導体ナノ粒子。
【請求項3】
前記AgとInとGaの原子数の合計に対するAgの原子数の比が0.3以上0.55以下であり、
前記InとGaの原子数の合計に対するGaの原子数の比が0.5以上0.9以下である組成を有する請求項1に記載の半導体ナノ粒子。
【請求項4】
前記AgとInとGaの原子数の合計に対するAgの原子数の比が0.05以上0.27以下であり、
前記InとGaの原子数の合計に対するGaの原子数の比が0.25以上0.75以下である組成を有する請求項1に記載の半導体ナノ粒子。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体ナノ粒子と、
前記半導体ナノ粒子よりもバンドギャップエネルギーが大きい半導体材料と、を含む半導体ナノ粒子。
【請求項6】
前記半導体材料は、第13族元素および第16族元素を含む、請求項5に記載の半導体ナノ粒子。
【請求項7】
前記半導体材料は、前記第13族元素として少なくともGaを含む請求項6に記載の半導体ナノ粒子。
【請求項8】
前記半導体材料は、前記第16族元素として少なくともSを含む請求項6または7に記載の半導体ナノ粒子。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体ナノ粒子を含む光変換部材。
【請求項10】
前記半導体ナノ粒子以外の半導体ナノ粒子、有機蛍光体ならびに無機蛍光体からなる群から選択される少なくとも1種をさらに含む請求項9に記載の光変換部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体ナノ粒子およびその製造方法ならびに発光デバイスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体粒子はその粒径が例えば10nm以下になると、量子サイズ効果を発現することが知られており、そのようなナノ粒子は量子ドット(半導体量子ドットとも呼ばれる)と呼ばれる。量子サイズ効果とは、バルク粒子では連続とみなされる価電子帯と伝導帯のそれぞれのバンドが、ナノ粒子では離散的となり、粒径に応じてバンドギャップエネルギーが変化する現象を指す。
【0003】
量子ドットは、光を吸収して、そのバンドギャップエネルギーに対応する光に波長変換可能であるため、量子ドットの発光を利用した白色発光デバイスが提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。具体的には、発光ダイオード(LED)チップから発せされる光の一部を量子ドットに吸収させて、量子ドットからの発光とLEDチップからの発光との混合色として白色光を得ることが提案されている。これらの特許文献では、CdSeおよびCdTe等の第12族-第16族、PbSおよびPbSe等の第14族-第16族の二元系の量子ドットを使用することが提案されている。またバンド端発光が可能で低毒性組成となり得る三元系の半導体ナノ粒子として、テルル化合物ナノ粒子(例えば、特許文献3参照)、硫化物ナノ粒子(例えば、特許文献4参照)が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-212862号公報
特開2010-177656号公報
特開2017-014476号公報
特開2017-025201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献3および4に記載の半導体ナノ粒子は、発光ピーク波長を比較的長波長の領域に有している。従って本発明の一態様は、バンド端発光を示し、短波長の発光ピーク波長を有する半導体ナノ粒子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一の態様は、Ag、In、GaおよびSを含み、InとGaの原子数の合計に対するGaの原子数の比が0.95以下あり、光照射により500nm以上590nm未満の範囲に発光ピーク波長を有し、発光ピークの半値幅が70nm以下である光を発し、平均粒径が10nm以下である半導体ナノ粒子である。
【0007】
第二の態様は、酢酸銀と、アセチルアセトナートインジウムと、アセチルアセトナートガリウムと、硫黄源と、有機溶媒とを含む混合物を準備することと、前記混合物を熱処理することと、を含む、半導体ナノ粒子の製造方法である。
【0008】
第三の態様は、前記半導体ナノ粒子を含む光変換部材と、半導体発光素子とを備える、発光デバイスである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、バンド端発光を示し、短波長の発光ピーク波長を有する半導体ナノ粒子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
半導体ナノ粒子の発光スペクトルを示す図である。
半導体ナノ粒子の吸収スペクトルを示す図である。
実施例4に係る半導体ナノ粒子のXRDパターンである。
半導体ナノ粒子の発光スペクトルを示す図である。
半導体ナノ粒子の吸収スペクトルを示す図である。
実施例12から16に係るコアシェル型半導体ナノ粒子の発光スペクトルを示す図である。
実施例17および18に係るコアシェル型半導体ナノ粒子の発光スペクトルを示す図である。
実施例19のTOP修飾コアシェル型半導体ナノ粒子の発光スペクトルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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