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公開番号2025034479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140875
出願日2023-08-31
発明の名称ワーク供給装置
出願人靜甲株式会社
代理人個人
主分類B65G 47/30 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】
ワーク同士の干渉無くして搬送することの困難なワークであっても、移載装置によって確実にピックアップがなされるように供給可能であり、しかも、ワークの干渉が発生する工程を最短、最小におさえて省スペース化も図ることができるワーク供給装置を提供すること。
【解決手段】
撮像装置31は水平搬送部21を搬送されるワーク51を載置区画15毎に撮像するように配設され、移載装置25は撮像装置31の撮像のデータに基づき、撮像位置よりも下流側の水平搬送部21において載置区画15毎に1つのワーク51をピックアップするように制御される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワークを搬送する供給搬送コンベアを備える供給搬送装置と、
前記供給搬送コンベアが搬送するワークの載置状態を撮像可能に配設された撮像装置と、
前記撮像装置の検出結果に基づいて供給搬送コンベア上からワークをピックアップし、移載位置へ載置する移載装置を備え、
前記供給搬送コンベアは、ワークの載置面における走行方向の所定間隔ごとに前記走行方向と直交させて配置した仕切り部材によって前記ワークを収容する載置区画が形成されたコンベアから構成されるとともに、走行方向上流のワーク供給部から走行方向下流側へ向かって徐々に高くなるように傾斜させたリフター部と、前記リフター部の下流端に連接され、複数の載置区画を走行方向に整列させる水平搬送部とを有するように配設され、
前記撮像装置は、前記水平搬送部を搬送されるワークを前記載置区画毎に撮像するように配設され、
前記ロボットは前記撮像装置による撮像位置よりも下流側の水平搬送部において、前記載置区画毎に1つのワークをピックアンド載置するように制御されることを特徴とするワーク供給装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記仕切り部材の高さは、前記移載装置がピックアップの対象とする載置姿勢における前記ワークの厚み以下の寸法とされていることを特徴とする請求項1に記載のワーク供給装置。
【請求項3】
前記ワークは、ボトル容器の口部に巻締めるキャップ本体と、キャップ本体に対して回転可能に取り付けられたポンプ部と、ポンプ部の吐出側へ向けて取り付けられたノズルと、ポンプに連係させて手の指を掛けるトリガー部とを有するキャップ部、並びに、そのキャップ部からポンプ部の吸液側に垂下させるように取り付けられた吸引チューブとを有するトリガーキャップであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワーク供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを所定の姿勢で搬送経路へ移載する移載装置に対して前記ワークを供給するワーク供給装置に関し、特に、ワークが重なったり、転がったりしやすい不安定な載置状態で搬送供給されている、トリガーキャップやポンプキャップのような吸引チューブ付きのキャップやマヨネーズ容器のようなワークである場合に好適なワーク供給装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
コンベアからなる供給経路を搬送されるワークをカメラ等のカメラが取得した前記ワークの配列情報に基づいてピックアップし、所定の姿勢で別の場所へ載置する移載装置に対し、ピックアップ対象の前記ワークを供給する際に、供給経路上の前記ワークを密で雑多な配列から間隔を置いた粗の配列へ変換し、前後左右のワーク間に隙間を設ける切り離し手段として、従来より、前記供給経路の途中で前記ワークをその走行方向に並べて配設された低速コンベアから高速コンベアに移載して、前記ワークの搬送速度を低速から高速に切り換える方法が採用されている(特許文献1参照)。
【0003】
ここで、昨今の住居用洗剤等が充填されたボトル容器に多く採用されているトリガーキャップは、ボトル容器の口部に巻締めるキャップ本体と、キャップ本体に対して水平方向かつ回転可能に取り付けられたポンプ部と、ポンプ部の吐出側へ向けて取り付けられたノズルと、ポンプに連係させて手の指を掛けるトリガー部とを有するキャップ部、並びに、そのキャップ部からポンプ部の吸液側に垂下させるように取り付けられた吸引チューブとから構成される。
【0004】
このトリガーキャップも、移載装置により1つずつピックアップされ、そのノズルの向き(姿勢)を整えて後工程の搬送装置へ受け渡され、最終的に巻締め工程へ搬送されるワークの1つである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-171727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記トリガーキャップのキャップ部は搬送中に変形し難い剛性を備えて形成されるが、吸引チューブは搬送中に変形し易い可撓性の非剛性部分であり、そのキャップ部から垂下させて形成されている。そのため、雑多な状態で供給されるトリガーキャップはキャップ部同士が重なったり、吸引チューブ同士が絡んだりしやすい(ワーク同士の干渉)。このように、ワーク同士の干渉が生じやすいトリガーキャップの搬送にコンベア間の速度差を以て各トリガーキャップを切り離す手段を採用しようとすれば、走行方向に配列される多くの長いコンベアが必要となり、全体として大きな搬送装置となってしまう。
【0007】
また、コンベアの本数が多くなれば最下流(最終)に配設されるコンベアの速度は自ずと速くなる。よって、この最終のコンベア上を搬送されるトリガーキャップをカメラ等のカメラにより認識する精度や、移載装置がピックアップすることの難易度が上がり、移載不良の原因となる。
【0008】
さらには、トリガーキャップ同士に重なりがあると、移載装置で1つのトリガーキャップをピックアップする際に、他のトリガーキャップに触れ、その位置をずらしてしまう問題が多く発生する。カメラで確認した後にトリガーキャップの位置が変わってしまうと、移載装置がピックアップに向かう位置と実際のトリガーキャップがある位置とのズレが生じてしまうため、これもまた移送不良の原因となる。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、撮像に基づいてピックアップを行う移載装置へ供給されるワークが吸引チューブ付きのキャップやマヨネーズ容器のようなに重なったり、転がったりし易く、ワーク同士の干渉無くして搬送することの困難なワークであっても、移載装置によって確実にピックアップがなされるように供給可能であり、しかも、ワークの干渉が発生する工程を最短、最小におさえることができ、省スペース化も図ることができるワーク供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達成するため、本発明のワーク供給装置は、ワークを搬送する供給搬送コンベアを備える供給搬送装置と、前記供給搬送コンベアが搬送するワークの載置状態を撮像可能に配設された撮像装置と、前記撮像装置の検出結果に基づいて供給搬送コンベア上からワークをピックアップし、移載位置へ載置する移載装置を備え、前記供給搬送コンベアは、ワークの載置面における走行方向の所定間隔ごとに前記走行方向と直交させて配置した仕切り部材によって前記ワークを収容する載置区画が形成されたコンベアベルトから構成されるとともに、走行方向上流のワーク供給部から走行方向下流側へ向かって徐々に高くなるように傾斜させたリフター部と、前記リフター部の下流端に連接され、複数の載置区画を走行方向に整列させる水平搬送部とを有するように配設され、前記撮像装置は、前記水平搬送部を搬送されるワークを前記載置区画毎に撮像するように配設され、前記ロボットは前記撮像装置よる撮像位置よりも下流側の水平搬送部において、前記載置区画毎に1つのワークをピックアンド載置するように制御されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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