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公開番号2025034386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140733
出願日2023-08-31
発明の名称車両の制動制御装置
出願人株式会社アドヴィックス
代理人個人,個人
主分類B60T 13/13 20060101AFI20250306BHJP(車両一般)
要約【課題】一体型の制動制御装置において、検査が効率的に行われ得るものを提供すること。
【解決手段】制動制御装置は、第1、第2シリンダCCが形成されるメインハウジングと、第1シリンダに挿入され、制動操作部材に連動して移動することにより、第1シリンダ内に供給圧Pmを発生可能な第1ピストンと、第1回転動力Tmを発生する電気モータMTと、第1回転動力Tmを減速して第2回転動力Tnを出力する減速機GSと、第2回転動力Tnを直線動力Fnに変換する変換機構GHと、第2シリンダCCに挿入され直線動力Fnにより移動することで第2シリンダCC内にサーボ圧Pcを発生させる第2ピストンと、電気モータMT、減速機GS、変換機構GH、及び、第2ピストンを保持しメインハウジングHGcに組付けられるサブハウジングHGsと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1、第2シリンダが形成されるメインハウジングと、
前記第1シリンダに挿入され、制動操作部材に連動して移動することにより、前記第1シリンダ内に供給圧を発生可能な第1ピストンと、
第1回転動力を発生する電気モータと、
前記第1回転動力を減速して、第2回転動力を出力する減速機と、
前記第2回転動力を直線動力に変換する変換機構と、
前記第2シリンダに挿入され、前記直線動力により移動することで、前記第2シリンダ内にサーボ圧を発生させる第2ピストンと、
前記電気モータ、前記減速機、前記変換機構、及び、前記第2ピストンを支持し、前記メインハウジングに組付けられるサブハウジングと、
を備える、車両の制動制御装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
請求項1に記載される車両の制動制御装置において、
前記サブハウジングは、前記変換機構を支持する軸受を固定するギヤハウジングを含み、
前記軸受の回転軸線に垂直な方向に平行投影すると、前記軸受の投影は前記ギヤハウジングの投影に重なるが、前記第2ピストンの投影は前記ギヤハウジングの投影に重ならない、車両の制動制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載される車両の制動制御装置において、
前記サブハウジングは、前記電気モータを支持するモータハウジングを含み、
前記モータハウジング、及び、前記ギヤハウジングは、前記メインハウジングに共締めされる、車両の制動制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の制動制御装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、制動液圧供給ユニットの体格を小さくするために、「制動液圧供給ユニット10は、電気モータ11の回転軸112の回転運動を直動部としてのボールねじ141の直線運動に変換し、ボールねじ141によりピストン122を移動させる直動変換機構14と、回転軸112と共に回転する駆動ギヤ151を含んで構成され、回転軸112の回転運動を直動変換機構14に伝達する動力伝達部15と、を備え、回転軸112が電気モータ11の本体111からハウジング13側に延び、駆動ギヤ151が電気モータ11の本体111とハウジング13との間に配置される」ことが記載されている。
【0003】
ところで、特許文献1の上流ユニットU1(「制動制御装置」ともいう)は、ひとかたまりとして構成される。このような構成が「一体型」と称呼される。一体型の制動制御装置では、ハウジングに、マスタシリンダ17、電動シリンダ装置12用のシリンダ121、シミュレータSS用のシリンダ等、複数のシリンダ孔が形成される。これらのシリンダ孔の夫々には、シール部材を介して、ピストンが組付けられる。更に、電磁弁等の部材が組付けられて、一体型の制動制御装置は完成される。一体型の制動制御装置には、多数の構成部品が組付けられるが、それらの検査が効率的に行われることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-056252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記課題を鑑み、本発明の目的は、一体型の制動制御装置において、その検査が効率的に行われ得るものを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両の制動制御装置(SA)は、第1、第2シリンダ(CM、CC)が形成されるメインハウジング(HGc)と、前記第1シリンダ(CM)に挿入され、制動操作部材(BP)に連動して移動することにより、前記第1シリンダ(CM)内に供給圧(Pm)を発生可能な第1ピストン(NM)と、第1回転動力(Tm)を発生する電気モータ(MT)と、前記第1回転動力(Tm)を減速して、第2回転動力(Tn)を出力する減速機(GS)と、前記第2回転動力(Tn)を直線動力(Fn)に変換する変換機構(GH)と、前記第2シリンダ(CC)に挿入され、前記直線動力(Fn)により移動することで、前記第2シリンダ(CC)内にサーボ圧(Pc)を発生させる第2ピストン(NC)と、前記電気モータ(MT)、前記減速機(GS)、前記変換機構(GH)、及び、前記第2ピストン(NC)を保持し、前記メインハウジング(HGc)に組付けられるサブハウジング(HGs)と、を備える。
【0007】
本発明に係る車両の制動制御装置(SA)では、前記サブハウジング(HGs)は、前記変換機構(GH)を支持する軸受(BC)を固定するギヤハウジング(HGg)を含み、前記軸受(BC)の回転軸線(Jk)に垂直な方向(Hk)に平行投影すると、前記軸受(BC)の投影は前記ギヤハウジング(HGg)の投影に重なるが、前記第2ピストン(NC)の投影は前記ギヤハウジング(HGg)の投影に重ならない。また、前記サブハウジング(HGs)は、前記電気モータ(MT)を支持するモータハウジング(HGm)を含み、前記モータハウジング(HGm)、及び、前記ギヤハウジング(HGg)は、前記メインハウジング(HGc)に共締めされる。上記構成によれば、サブアセンブリSYに係る単体検査を容易に行うことができる。結果、制動制御装置SAの検査効率が向上され得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
制動制御装置SAの実施形態を説明するための概略図である。
液圧発生ユニットPSの構成を説明するための部分断面図である。
サブアセンブリSYの組付を説明するための概略図である。
サブアセンブリSYの第1の単体検査例を説明するための概略図である。
サブアセンブリSYの第2の単体検査例を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<構成部材等の記号、及び、記号末尾の添字>
以下の説明において、「CW」等の如く、同一記号を付された構成部材、演算処理、信号、特性、及び、値は、同一機能のものである。各車輪に係る記号末尾に付された添字「f」、「r」は、それが前後輪の何れの系統に関するものであるかを示す包括記号である。例えば、各車輪に設けられたホイールシリンダCWにおいて、「前輪ホイールシリンダCWf、後輪ホイールシリンダCWr」と表記される。更に、記号末尾の添字「f」、「r」は省略され得る。添字「f」、「r」が省略された場合には、各記号はその総称を表す。例えば、「CW」は、車両の前後車輪に設けられたホイールシリンダの総称である。また、総称としての「CW」は、「CW(=CWf、CWr)」とも表記される。
【0010】
制動制御装置SAのアクチュエータYA、モジュレータ装置SBのアクチュエータYB、及び、ホイールシリンダCWは、流体路(連絡路HS)にて接続される。更に、アクチュエータYA、YBでは、各種の構成要素(PS等)が流体路にて接続される。ここで、「流体路」は、制動液BF(作動流体)を移動するための経路であり、アクチュエータ内の流路(例えば、メインハウジングHGc内の流路)、配管、ホース等が該当する。以下の説明で、連絡路HS、リザーバ路HR、入力路HN、サーボ路HU、補給路HH等は流体路である。
(【0011】以降は省略されています)

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