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公開番号
2025034373
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140706
出願日
2023-08-31
発明の名称
吐出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
47/20 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】吐出弁をスムーズに開弁させることができ、吐出操作性の向上化を図ること。
【解決手段】容器本体2の口部3の上方に配置され、収容室11を有するタンク部10と、収容室内を加圧及び減圧させる操作部材12と、収容室内に連通するノズル筒部14と、収容室内が加圧されたときに開弁する吐出弁18とを備え、吐出弁は、ノズル筒部の内周面に嵌合された環状の基部100と、基部との連結部分を基点としてノズル径方向の外側に向けて拡径するように弾性変形可能な弾性筒101と、弾性筒の先端部からノズル径方向の内側に向けて延びると共に内周縁部がシール軸82の外周面に全周にわたって密に接触する環状の弾性弁102とを備え、弾性弁は、弾性筒との連結部分を基点として内周縁部がシール軸の外周面から離間するように弾性変形可能とされている吐出器1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内容物が収容される容器本体の口部の上方に配置され、内容物を一時的に収容する収容室を内部に有するタンク部と、
前記収容室内を加圧及び減圧させる操作部材と、
内容物を吐出するノズル口を有し、前記タンク部の側方に向けて突出すると共に前記収容室内に連通するノズル筒部と、
前記収容室の内圧の変化に応じて前記容器本体内と前記収容室内との連通及び遮断を切り換えると共に、前記収容室内が減圧されたときに開弁する吸込弁と、
前記ノズル筒部内に設けられ、前記収容室の内圧の変化に応じて前記収容室内と前記ノズル口との連通及び遮断を切り換えると共に、前記収容室内が加圧されたときに開弁する吐出弁と、
前記ノズル筒部内には、ノズル軸に沿って延びるシール軸が設けられ、
前記吐出弁は、
前記シール軸との間に内容物を流通させる隙間をあけた状態で前記シール軸を囲むように配置され、前記ノズル筒部の内周面に嵌合された環状の基部と、
前記基部から前記ノズル口側に向けて延びると共に、前記基部との連結部分を基点として、前記ノズル筒部の径方向の外側に向けて拡径するように弾性変形可能な弾性筒と、
前記弾性筒の先端部から前記ノズル筒部の径方向の内側に向けて延びると共に、内周縁部が前記シール軸の外周面に全周にわたって密に接触する環状の弾性弁と、を備え、
前記弾性弁は、前記弾性筒との連結部分を基点として、前記内周縁部が前記シール軸の外周面から離間するように弾性変形可能とされていることを特徴とする吐出器。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の吐出器において、
前記弾性筒と前記ノズル筒部の内周面との間には、前記弾性筒の弾性変形を許容する環状の空間が形成されている、吐出器。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の吐出器において、
前記弾性弁は、前記弾性筒の先端部から前記ノズル筒部の径方向の内側に向かうにしたがって前記ノズル口とは反対側に向けて延びるように形成されている、吐出器。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の吐出器において、
前記弾性弁には、前記弾性弁の周方向に間隔をあけて配置されたスリット孔が形成され、
前記スリット孔は、前記弾性弁を貫通すると共に前記ノズル筒部の径方向に沿って延び、且つ前記弾性弁の前記内周縁部に開口するように形成されている、吐出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば下記特許文献1に示されるように、内容物が収容される容器本体の口部の上方に配設されたシリンダ部と、シリンダ部内に摺動可能に配設されたピストン部を操作するピストン操作部と、ピストン部の引き戻し操作に伴って開弁し、シリンダ部の液室に容器本体内から内容物を吸上げる吸込弁と、液室内に連通されたノズル筒部と、を備えた吐出器(定量吐出器)が知られている。
【0003】
ノズル筒部は、内容物を吐出する吐出口を有し、シリンダ部の側方に向けて突出するように形成されている。ノズル筒部の内側には、液室内から吐出口への内容物の流通を許容し、且つ吐出口から液室内への内容物の流通を規制する吐出弁が設けられている。吐出弁は、ピストン部の押込み動作(下方移動)に伴って開弁する逆止弁とされている。
【0004】
吐出弁は、弾性変形によって液室内と吐出口との連通及びその遮断を切換える弾性弁を備えている。弾性弁は、基部から前方に向けて突出すると共に、前方に向かうに従って漸次拡径した断面テーパー状に形成されている。そして弾性弁は、ノズル径方向に弾性変形可能とされ、外周縁部がノズル筒部の内周面に対して全周に亘って密に接触している。
【0005】
このように構成された吐出器によって内容物を吐出する場合には、ピストン操作部を押下げ操作することで、ピストン部をシリンダ部に対して下方移動させ、液室の内圧を上昇させる。これにより、吸込弁を閉弁させた状態で、吐出弁の弾性弁を弾性変形させることができる。そのため、弾性弁の外周縁部をノズル筒部の内周面から離間させることができ、吐出弁を開弁させることができる。その結果、ピストン部の下方移動に伴って、液室内の内容物を、吐出口を通じて外部に吐出することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-64688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来の吐出器において、吐出弁を開弁させる場合には、弾性弁の内周縁部(弾性弁と基部との接続部分)を基点として、弾性弁の全体がノズル筒部の中心軸に向けて傾斜するように(萎むように)弾性変形させる必要がある。しかしながら、弾性弁の内周縁部を基点として、弾性弁の全体が大きく傾斜するように弾性変形させる必要があるので、開弁のために強い圧力が必要となってしまう。従って、弾性弁を軽い力でスムーズに開弁させることが難しいうえ、吐出操作性が低下する等、改善の余地があった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、吐出弁をスムーズに開弁させることができ、吐出操作性の向上化を図ることができる吐出器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明に係る吐出器は、内容物が収容される容器本体の口部の上方に配置され、内容物を一時的に収容する収容室を内部に有するタンク部と、前記収容室内を加圧及び減圧させる操作部材と、内容物を吐出するノズル口を有し、前記タンク部の側方に向けて突出すると共に前記収容室内に連通するノズル筒部と、前記収容室の内圧の変化に応じて前記容器本体内と前記収容室内との連通及び遮断を切り換えると共に、前記収容室内が減圧されたときに開弁する吸込弁と、前記ノズル筒部内に設けられ、前記収容室の内圧の変化に応じて前記収容室内と前記ノズル口との連通及び遮断を切り換えると共に、前記収容室内が加圧されたときに開弁する吐出弁と、を備え、前記ノズル筒部内には、ノズル軸に沿って延びるシール軸が設けられ、前記吐出弁は、前記シール軸との間に内容物を流通させる隙間をあけた状態で前記シール軸を囲むように配置され、前記ノズル筒部の内周面に嵌合された環状の基部と、前記基部から前記ノズル口側に向けて延びると共に、前記基部との連結部分を基点として、前記ノズル筒部の径方向の外側に向けて拡径するように弾性変形可能な弾性筒と、前記弾性筒の先端部から前記ノズル筒部の径方向の内側に向けて延びると共に、内周縁部が前記シール軸の外周面に全周にわたって密に接触する環状の弾性弁と、を備え、前記弾性弁は、前記弾性筒との連結部分を基点として、前記内周縁部が前記シール軸の外周面から離間するように弾性変形可能とされていることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る吐出器によれば、操作部材の操作によってタンク部の収容室内を加圧することで、吸込弁を閉弁させた状態で、吐出弁を開弁させることができる。これにより、収容室内に一時的に収容している内容物を、ノズル筒部を通じてノズル口から外部に吐出することができる。そして内容物の吐出後、タンク部の収容室内が減圧されることで、吐出弁を閉弁させた状態で吸込弁を開弁させることができる。これにより、容器本体内の内容物を収容室内に流入させて、収容室内に一時的に貯留することができる。これにより、次回の吐出操作に備えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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