TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025035061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141837
出願日
2023-08-31
発明の名称
繰出容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A45D
40/04 20060101AFI20250306BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】部品点数の削減を図り、低コストの繰出容器を提供する。
【解決手段】有底筒状の操作部10と、容器軸O回りに延びる螺旋溝32を有し、操作部の底壁21aから上方に延びる伝達軸23と、操作部の内側に伝達軸の外側を取り囲んで配置され、伝達軸に対して容器軸回りの周方向に回転可能に設けられたスリーブ11と、伝達軸に対するスリーブの回転に伴いスリーブに対して上下動可能に、スリーブの内側に設けられた中皿12と、を備え、中皿は、棒状内容物を保持する中皿本体51と、中皿本体から下方に延びるとともに、伝達軸の外周面とスリーブの内周面との間に配置された垂下筒52と、を備え、垂下筒は、螺旋溝に係合する係合突起52aと、スリーブに周方向に係合することで、スリーブに対する中皿の回転を規制する規制部と、を有するとともに、中皿本体と一体に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
有底筒状の操作部と、
容器軸回りに延びる螺旋溝を有し、前記操作部の底壁から上方に延びる伝達軸と、
前記操作部の内側に前記伝達軸の外側を取り囲んで配置され、前記伝達軸に対して前記容器軸回りの周方向に回転可能に設けられたスリーブと、
前記伝達軸に対する前記スリーブの回転に伴い前記スリーブに対して上下動可能に、前記スリーブの内側に設けられた中皿と、を備え、
前記中皿は、
棒状内容物を保持する中皿本体と、
前記中皿本体から下方に延びるとともに、前記伝達軸の外周面と前記スリーブの内周面との間に配置された垂下筒と、を備え、
前記垂下筒は、
前記螺旋溝に係合する係合突起と、
前記スリーブに周方向に係合することで、前記スリーブに対する前記中皿の回転を規制する規制部と、を有するとともに、前記中皿本体と一体に形成されている、繰出容器。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記中皿が最上端位置にあるときに、前記垂下筒の外周面は、前記スリーブの内周面に近接又は当接している、請求項1に記載の繰出容器。
【請求項3】
前記スリーブには、上下方向に延びる縦溝が形成され、
前記規制部は、前記縦溝内を上下動可能に設けられるとともに、前記縦溝の内面に周方向で当接することで、前記スリーブに対する前記中皿の回転を規制する、請求項1又は請求項2に記載の繰出容器。
【請求項4】
前記伝達軸、前記スリーブ及び前記中皿は、前記操作部の上端開口部を通じて前記操作部に一体で着脱されるカートリッジを構成し、
前記操作部及び前記伝達軸のうち、一方の部材には、上下方向に延びる嵌合部が設けられ、
前記操作部及び前記伝達軸のうち、他方の部材には、前記嵌合部が上下方向に差し込まれることで、前記操作部に対する前記伝達軸の前記容器軸回りの回転が規制された状態で前記嵌合部が嵌合される筒状の被嵌合部が形成されている、請求項1又は請求項2に記載の繰出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繰出容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
繰出容器は、有底筒状の外装体と、外装体の内側に容器軸回りに回転可能に支持されたスリーブと、スリーブの内側に設けられて棒状内容物を保持する中皿と、中皿及びスリーブ間に設けられスリーブに対する中皿の回転を規制する回転規制部と、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。繰出容器では、外装体とスリーブとを相対回転させると、スリーブの内側で中皿が上下動することで、スリーブを通じて棒状内容物が進退する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-54486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、部品点数の削減を図る点で未だ改善の余地があった。
【0005】
本発明は、部品点数の削減を図り、低コストの繰出容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る繰出容器は、有底筒状の操作部と、容器軸回りに延びる螺旋溝を有し、前記操作部の底壁から上方に延びる伝達軸と、前記操作部の内側に前記伝達軸の外側を取り囲んで配置され、前記伝達軸に対して前記容器軸回りの周方向に回転可能に設けられたスリーブと、前記伝達軸に対する前記スリーブの回転に伴い前記スリーブに対して上下動可能に、前記スリーブの内側に設けられた中皿と、を備え、前記中皿は、棒状内容物を保持する中皿本体と、 前記中皿本体から下方に延びるとともに、前記伝達軸の外周面と前記スリーブの内周面との間に配置された垂下筒と、を備え、前記垂下筒は、前記螺旋溝に係合する係合突起と、前記スリーブに周方向に係合することで、前記スリーブに対する前記中皿の回転を規制する規制部と、を有するとともに、前記中皿本体と一体に形成されている。
【0007】
本態様によれば、垂下筒を中皿本体と一体に形成することで、従来のようにスリーブと中皿との間に別体の回転規制部を設ける場合に比べ、部品点数の削減を図り、低コストの繰出容器を提供できる。
垂下筒に、螺旋溝に係合する係合突起と、スリーブに周方向に係合することで、スリーブに対する中皿の回転を規制する規制部と、の双方が設けられ、一重の筒構造となっているので、例えば係合突起が設けられた筒体と、規制部が設けられた筒体と、を備える二重筒構造と比べて、中皿の外径を細く抑えることが可能になり、繰出容器のスリム化を図ることができる。
【0008】
上記態様に係る繰出容器において、前記中皿が最上端位置にあるときに、前記垂下筒の外周面は、前記スリーブの内周面に近接又は当接してもよい。
【0009】
例えば中皿が最上端位置にあるとき等において、操作部及びスリーブを繰出方向に相対回転させると、垂下筒が径方向の外側に変形しながら係合突起が螺旋溝の上端を乗り越える可能性がある(いわゆる、オーバーラン)。
これに対して、本態様では、スリーブの内周面によって垂下筒の径方向の外側への変形を規制することができる。そのため、係合突起が螺旋溝の上端を乗り越えることを抑制できる。その結果、信頼性に優れた繰出容器を提供できる。
【0010】
上記態様に係る繰出容器において、前記スリーブには、上下方向に延びる縦溝が形成され、前記規制部は、前記縦溝内を上下動可能に設けられるとともに、前記縦溝の内面に周方向で当接することで、前記スリーブに対する前記中皿の回転を規制してもよい。
本態様によれば、スリーブに対する中皿の上下動をスムーズに実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社吉野工業所
吐出器
1日前
株式会社吉野工業所
吐出器
1日前
株式会社吉野工業所
ボトル
1日前
株式会社吉野工業所
混合容器
7日前
株式会社吉野工業所
吐出容器
1日前
株式会社吉野工業所
繰出容器
1日前
株式会社吉野工業所
吐出容器
1日前
株式会社吉野工業所
軸付き容器
1日前
株式会社吉野工業所
液体噴出器
1日前
株式会社吉野工業所
繰り出し容器
1日前
株式会社吉野工業所
注出キャップ
1日前
株式会社吉野工業所
抜栓キャップ
1日前
株式会社吉野工業所
スクイズ容器
1日前
株式会社吉野工業所
詰替えキャップ
1日前
株式会社吉野工業所
トリガー式吐出器
1日前
株式会社吉野工業所
インサート成形品
1日前
株式会社吉野工業所
合成樹脂製ボトル
1日前
株式会社吉野工業所
容器及び複合容器
1日前
株式会社吉野工業所
シリンジ型吐出容器
1日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1日前
株式会社吉野工業所
トリガー式スプレー容器
1日前
株式会社吉野工業所
泡生成器、及び泡生成容器
1日前
株式会社吉野工業所
二液混合容器、及び噴出容器
1日前
株式会社吉野工業所
二液混合容器、及び噴出容器
1日前
株式会社吉野工業所
オーバーキャップ付き吐出容器
1日前
株式会社吉野工業所
積層容器及び積層容器の製造方法
1日前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器およびその製造方法
1日前
資生堂ホネケーキ工業株式会社
石鹸トレー
1日前
株式会社吉野工業所
押出しブロー成形容器及び押出しブロー成形方法
1日前
個人
傘袋
11か月前
個人
バッグ
5か月前
個人
杖自立具
8か月前
個人
令和花傘
9か月前
個人
カサ
10か月前
続きを見る
他の特許を見る