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公開番号2025034107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140284
出願日2023-08-30
発明の名称二液混合容器、及び噴出容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 81/32 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】使用前は1つの容器に二種類の液剤を別々に収容し、使用時においてこれらを混合させることが可能であり、外れた栓が容器内に残ることがない二液混合容器を提案する。
【解決手段】二液混合容器10Aは、胴部1bに狭窄部1dを有し、胴部1bの内側に、底部1aと狭窄部1dの間に位置し第一液剤L1が収容される第一空間S1と狭窄部1dと口部1cの間に位置し第二液剤L2が収容される第二空間S2とを有する容器本体1と、狭窄部1dの内側に挿入され第一空間S1と第二空間S2との連通を阻止する栓体部3aと、口部1cに着脱可能に装着され第二液剤L2を導入する開口3hを有する装着部3dと、栓体部3aと装着部3dとを接続し開口3hと第二空間S2とを通じさせる連通口3kを有する接続部3jと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
底部、胴部、及び口部を有するとともに該胴部に狭窄部を有し、該胴部の内側に、該底部と該狭窄部の間に位置し第一液剤が収容される第一空間と、該狭窄部と該口部の間に位置し第二液剤が収容される第二空間と、を有する容器本体と、
前記狭窄部の内側に挿入され、前記第一空間と前記第二空間との連通を阻止する栓体部と、
前記口部に着脱可能に装着され、第二液剤を導入する開口を有する装着部と、
前記栓体部と前記装着部とを接続し、前記開口と前記第二空間とを通じさせる連通口を有する接続部と、を備える二液混合容器。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記開口を閉鎖して前記装着部に対して取り外し不能に保持される蓋部を備える請求項1に記載の二液混合容器。
【請求項3】
前記胴部における前記第一空間が位置する部位から前記狭窄部まで延在し、又は前記胴部における前記第二空間が位置する部位から前記狭窄部まで延在し、前記容器本体の外側を部分的に覆うフィルムを備える請求項1に記載の二液混合容器。
【請求項4】
前記栓体部は、弾性変形可能であって、径方向外側に向けて延在して先端部が前記狭窄部の内周面に接触する板状部を有する請求項1に記載の二液混合容器。
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載の二液混合容器と、前記装着部を取り外した前記口部に装着されて前記容器本体内で混合した第一液剤と第二液剤とを該容器本体内の空気とともに噴出させる噴出器と、を備える噴出容器であって、
前記噴出器は、前記第一空間に位置する液導入口と、前記第二空間に位置する空気導入口と、を備える噴出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二液混合容器、及びこの二液混合容器と噴出器とを備える噴出容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば化粧料や染毛料などの中には、二種類の液剤を混合することによって所定の効能を生じさせるものがある。このような液剤を混ぜ合わせるにあたっては、例えば二種類の液剤のそれぞれを個別に収容した2つの容器を準備し、何れか一方の容器から他方の容器に液剤を移して、移し替え先の容器内で両液剤を混ぜ合わせることが行われている。
【0003】
このような2つの容器を用いる場合は、一方の容器の口部から他方の容器の口部に向けて液剤を流入させる最中に口部の位置がずれてしまい、液剤が溢れるおそれがある。
【0004】
一方、特許文献1には、2つの容器の口部同士が連結され、また連結時において一方の容器を閉塞していた栓が外れるように構成された混合容器が示されている。この混合容器によれば、口部同士を連結させて液剤が溢れない状態になってから栓が外れるため、上記の不具合を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平2-144576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところでこのような2つの容器により構成されるものにあっては、容器として使用する樹脂量が増えることになるうえ、混合時の操作に手間を要する場合が多い。また特許文献1の如き混合容器は、外れた栓が容器内に残ることになる。このため、このような混合容器に馴染みのない使用者に対し、本来は外れることのない部品が外れてしまったと誤解を与えるおそれがある。
【0007】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、使用前においては1つの容器に二種類の液剤を別々に収容し、使用時においてこれらを混合させることが可能であり、また外れた栓が容器内に残ることもない二液混合容器、及びこの二液混合容器と噴出器とを備える噴出容器を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、底部、胴部、及び口部を有するとともに該胴部に狭窄部を有し、該胴部の内側に、該底部と該狭窄部の間に位置し第一液剤が収容される第一空間と、該狭窄部と該口部の間に位置し第二液剤が収容される第二空間と、を有する容器本体と、
前記狭窄部の内側に挿入され、前記第一空間と前記第二空間との連通を阻止する栓体部と、
前記口部に着脱可能に装着され、第二液剤を導入する開口を有する装着部と、
前記栓体部と前記装着部とを接続し、前記開口と前記第二空間とを通じさせる連通口を有する接続部と、を備える二液混合容器である。
【0009】
前記開口を閉鎖して前記装着部に対して取り外し不能に保持される蓋部を備えることが好ましい。
【0010】
前記胴部における前記第一空間が位置する部位から前記狭窄部まで延在し、又は前記胴部における前記第二空間が位置する部位から前記狭窄部まで延在し、前記容器本体の外側を部分的に覆うフィルムを備えることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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