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公開番号
2025035052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141822
出願日
2023-08-31
発明の名称
シリンジ型吐出容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
83/763 20250101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】バイアル瓶など、薬液が封入された容器から、一般的な注射器のように内容液を吸い上げ充填でき、シリンジにプランジャを押し込んだ状態で保管できる段階的な吐出が可能なシリンジ型吐出容器を提供する。
【解決手段】シリンジ型吐出容器1は、第1上昇操作、第2上昇操作、第3上昇操作により、操作部3a2の下端面が第3ストッパ面9から上方へ離間し、第1下降操作により、操作部3a2の下端面が第3ストッパ面9に当接するまで係止部材3bに対してプランジャ本体3aが下降し、解除操作により、係止片3b2が内側位置まで復元変形によって揺動することが許容され、第2下降操作により、係止部材3bがプランジャ本体3aとともに下降する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンジ及びプランジャを有し、
前記シリンジは、外筒、第1ストッパ面、摺動面及び係止面を有し、
前記プランジャは、プランジャ本体及び係止部材を有し、
前記プランジャ本体は、頭部と、操作部と、格納凹部を有し前記頭部と前記操作部とを連ねる軸部とを有し、
前記係止部材は、係止部材本体と、係合部を有する係止片とを有し、
前記係止部材本体は、前記係止片よりも下方に位置する第2ストッパ面と、前記係止片よりも上方に位置する第3ストッパ面とを有し、
前記係止片は、前記係合部が前記格納凹部内に入る内側位置と、前記係合部が前記格納凹部からシリンジの径方向外側に出る外側位置との間で揺動可能にヒンジ部を介して前記係止部材本体に連なり、
前記プランジャ本体の前記頭部の下端が前記外筒内の下端位置にある下限位置から前記係止部材本体が前記第1ストッパ面に当接する第1上昇位置まで前記プランジャ本体を上昇させる第1上昇操作により、前記係止片の揺動を前記摺動面との接触によって阻止しながら前記係止片を前記格納凹部の下面からの前記係合部への押圧によって前記摺動面に対して上方へ摺動させることで、前記係止片が前記シリンジの内部から外部に移動され、
前記プランジャ本体をさらに前記第1上昇位置から第2上昇位置まで上昇させる第2上昇操作により、前記係止部材に対して前記プランジャ本体が上昇することにより、前記格納凹部の下面が前記係合部を押圧することによって前記係止片が前記外側位置まで弾性変形によって揺動することで前記係止面に嵌合するとともに前記操作部の下端面が前記第3ストッパ面から前記上方へ離間し、
前記プランジャ本体をさらに前記第2上昇位置から前記頭部の上端面が前記第2ストッパ面に当接する上限位置まで上昇させる第3上昇操作により、前記操作部の前記下端面が前記第3ストッパ面からさらに前記上方へ離間し、
前記プランジャ本体を前記上限位置から第1下降位置まで下降させる第1下降操作により、前記操作部の下端面が前記第3ストッパ面に当接するまで前記係止部材に対して前記プランジャ本体が下降し、
前記第1下降操作の次に前記係止面への前記係止片の嵌合を解除させる解除操作により、前記係止片が前記内側位置まで復元変形によって揺動することが許容され、
前記解除操作の次に前記プランジャ本体をさらに前記第1下降位置から前記下限位置まで下降させる第2下降操作により、前記操作部の下端面が前記第3ストッパ面を押圧することによって前記係止部材が前記プランジャ本体とともに下降するシリンジ型吐出容器。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記解除操作は、前記係止片を前記シリンジの径方向内側へ押し込む操作である、請求項1に記載のシリンジ型吐出容器。
【請求項3】
前記解除操作は、前記プランジャ本体を前記シリンジの周方向一方側に所定の角度だけ回転させる操作であり、
前記プランジャ本体は、前記プランジャ本体に対する前記係止部材の相対回転を規制する回転規制部を有し、
前記解除操作により、前記係止部材が前記回転規制部を介して前記プランジャ本体と共回りすることによって、前記係止片が前記係止面上から、前記係止片を前記内側位置に向けて案内できる案内面上まで移動する、請求項1に記載のシリンジ型吐出容器。
【請求項4】
前記シリンジは当接面を有し、
前記解除操作により、前記係止部材が前記当接面に当接するまで前記係止部材が前記回転規制部を介して前記プランジャ本体と共回りできる、請求項3に記載のシリンジ型吐出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はシリンジ型吐出容器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
段階的な吐出が可能なプレフィルタイプのシリンジ型吐出容器が知られている(例えば特許文献1参照)。当該容器では、プランジャは、1段目の吐出を止めるためにシリンジに係止され且つ2段目の吐出のために弾性変形によってシリンジ内に押し込まれる可動部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-249076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなシリンジ型吐出容器は、内容液が充填されるまで、シリンジとプランジャを別々に保管する必要があり、輸送効率の低下等の問題があった。また、仮にプランジャを押し込んだ状態で保管すると可動部が馴染んでしまい、確実な動作ができなくなってしまう虞がある。
【0005】
そこで本発明の目的は、バイアル瓶など、薬液が封入された容器から、一般的な注射器のように内容液を吸い上げ充填でき、シリンジにプランジャを押し込んだ状態で保管できる段階的な吐出が可能なシリンジ型吐出容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
シリンジ及びプランジャを有し、
前記シリンジは、外筒、第1ストッパ面、摺動面及び係止面を有し、
前記プランジャは、プランジャ本体及び係止部材を有し、
前記プランジャ本体は、頭部と、操作部と、格納凹部を有し前記頭部と前記操作部とを連ねる軸部とを有し、
前記係止部材は、係止部材本体と、係合部を有する係止片とを有し、
前記係止部材本体は、前記係止片よりも下方に位置する第2ストッパ面と、前記係止片よりも上方に位置する第3ストッパ面とを有し、
前記係止片は、前記係合部が前記格納凹部内に入る内側位置と、前記係合部が前記格納凹部からシリンジの径方向外側に出る外側位置との間で揺動可能にヒンジ部を介して前記係止部材本体に連なり、
前記プランジャ本体の前記頭部の下端が前記外筒内の下端位置にある下限位置から前記係止部材本体が前記第1ストッパ面に当接する第1上昇位置まで前記プランジャ本体を上昇させる第1上昇操作により、前記係止片の揺動を前記摺動面との接触によって阻止しながら前記係止片を前記格納凹部の下面からの前記係合部への押圧によって前記摺動面に対して上方へ摺動させることで、前記係止片が前記シリンジの内部から外部に移動され、
前記プランジャ本体をさらに前記第1上昇位置から第2上昇位置まで上昇させる第2上昇操作により、前記係止部材に対して前記プランジャ本体が上昇することにより、前記格納凹部の前記下面が前記係合部を押圧することによって前記係止片が前記外側位置まで弾性変形によって揺動することで前記係止面に嵌合するとともに前記操作部の下端面が前記第3ストッパ面から前記上方へ離間し、
前記プランジャ本体をさらに前記第2上昇位置から前記頭部の上端面が前記第2ストッパ面に当接する上限位置まで上昇させる第3上昇操作により、前記操作部の前記下端面が前記第3ストッパ面からさらに前記上方へ離間し、
前記プランジャ本体を前記上限位置から第1下降位置まで下降させる第1下降操作により、前記操作部の下端面が前記第3ストッパ面に当接するまで前記係止部材に対して前記プランジャ本体が下降し、
前記第1下降操作の次に前記係止面への前記係止片の嵌合を解除させる解除操作により、前記係止片が前記内側位置まで復元変形によって揺動することが許容され、
前記解除操作の次に前記プランジャ本体をさらに前記第1下降位置から前記下限位置まで下降させる第2下降操作により、前記操作部の下端面が前記第3ストッパ面を押圧することによって前記係止部材が前記プランジャ本体とともに下降するシリンジ型吐出容器。
【0008】
[2]
前記解除操作は、前記係止片を前記シリンジの径方向内側へ押し込む操作である、[1]に記載のシリンジ型吐出容器。
【0009】
[3]
前記解除操作は、前記プランジャ本体を前記シリンジの周方向一方側に所定の角度だけ回転させる操作であり、
前記プランジャ本体は、前記プランジャ本体に対する前記係止部材の相対回転を規制する回転規制部を有し、
前記解除操作により、前記係止部材が前記回転規制部を介して前記プランジャ本体と共回りすることによって、前記係止片が前記係止面上から、前記係止片を前記内側位置に向けて案内できる案内面上まで移動する、[1]に記載のシリンジ型吐出容器。
【0010】
[4]
前記シリンジは当接面を有し、
前記解除操作により、前記係止部材が前記当接面に当接するまで前記係止部材が前記回転規制部を介して前記プランジャ本体と共回りできる、[3]に記載のシリンジ型吐出容器。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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