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公開番号2025033883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139898
出願日2023-08-30
発明の名称ボトル
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 1/02 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】柱部に折れが生ずるのを抑制する。
【解決手段】有底筒状の胴部13に、径方向の内側に向けて窪む複数のパネル部14が、周方向に間隔をあけて設けられるとともに、周方向で互いに隣り合うパネル部同士の間がボトル軸O方向に延びる柱部15とされ、パネル部は、径方向から見て、4辺のうちの2辺がボトル軸方向に延び、かつ残りの2辺が周方向に延びる矩形状を呈し、柱部のうち、ボトル軸方向の中央部からボトル軸方向に離れた位置に、この柱部における周方向の全長にわたって延びるとともに、パネル部の深さより浅い複数の溝部16、17が設けられ、複数の溝部は、溝幅より狭いボトル軸方向の間隔をあけて、若しくはボトル軸方向に連ねられて設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
有底筒状の胴部に、径方向の内側に向けて窪む複数のパネル部が、周方向に間隔をあけて設けられるとともに、周方向で互いに隣り合う前記パネル部同士の間がボトル軸方向に延びる柱部とされ、
前記パネル部は、径方向から見て、4辺のうちの2辺がボトル軸方向に延び、かつ残りの2辺が周方向に延びる矩形状を呈し、
前記柱部のうち、ボトル軸方向の中央部からボトル軸方向に離れた位置に、この柱部における周方向の全長にわたって延びるとともに、前記パネル部の深さより浅い複数の溝部が設けられ、
複数の前記溝部は、溝幅より狭いボトル軸方向の間隔をあけて、若しくはボトル軸方向に連ねられて設けられている、ボトル。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
複数の前記溝部のうち、最もボトル軸方向の外側に位置する前記溝部の最深部は、径方向から見て矩形状を呈する前記パネル部の4つの角部からボトル軸方向に離れている、請求項1に記載のボトル。
【請求項3】
前記溝部は、ボトル軸方向に沿う縦断面視で径方向の内側に向けて窪む凹曲線状を呈する、請求項1または2に記載のボトル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
有底筒状の胴部に、径方向の内側に向けて窪む複数のパネル部が、周方向に間隔をあけて設けられるとともに、周方向で互いに隣り合うパネル部同士の間がボトル軸方向に延びる柱部とされ、パネル部が、径方向から見て、4辺のうちの2辺がボトル軸方向に延び、かつ残りの2辺が周方向に延びる矩形状を呈するボトルが知られている。
この種のボトルでは、胴部に径方向の内側に向けた外力が加えられたときに、径方向から見て矩形状を呈するパネル部の4つの角部のうちの少なくとも一つに応力が集中しやすく、この部分を起点に、周方向で互いに隣り合うパネル部の角部同士を周方向につなぐような折れが柱部に生ずるおそれがある。
このような折れの発生を抑えるための手段として、例えば下記特許文献1に示されるように、柱部に周方向に延びる溝部を設けることが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-96521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、胴部に径方向の内側に向けた大きな外力が加えられると、特に軽量化が図られたボトルでは、柱部に折れが生ずるおそれがあった。
【0005】
本発明は、柱部に折れが生ずるのを抑制することができるボトルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るボトルは、有底筒状の胴部に、径方向の内側に向けて窪む複数のパネル部が、周方向に間隔をあけて設けられるとともに、周方向で互いに隣り合う前記パネル部同士の間がボトル軸方向に延びる柱部とされ、前記パネル部は、径方向から見て、4辺のうちの2辺がボトル軸方向に延び、かつ残りの2辺が周方向に延びる矩形状を呈し、前記柱部のうち、ボトル軸方向の中央部からボトル軸方向に離れた位置に、この柱部における周方向の全長にわたって延びるとともに、前記パネル部の深さより浅い複数の溝部が設けられ、複数の前記溝部は、溝幅より狭いボトル軸方向の間隔をあけて、若しくはボトル軸方向に連ねられて設けられている。
【0007】
柱部に、溝幅より狭いボトル軸方向の間隔をあけて、若しくはボトル軸方向に連ねられて複数の溝部が設けられているので、柱部において、複数の溝部が位置する部分(以下、対応部分という)に生ずる応力を分散し、集中しにくくすることができる。これにより、胴部に径方向の内側に向けた大きな外力が加えられても、柱部の対応部分を弾性変形させて、外力を吸収することが可能になり、特に軽量化が図られたボトルであっても、柱部に折れが生ずるのを抑制することができる。
柱部のうち、対応部分が、ボトル軸方向の中央部からボトル軸方向に離れた位置に設けられているので、胴部において、径方向の内側に向けた外力に対して応力が集中しやすいパネル部の角部に、柱部の対応部分が近づけられることとなり、溝部の深さがパネル部の深さより浅くなっていることと相俟って、胴部に径方向の内側に向けた大きな外力が加えられたときに、柱部の対応部分を応答性よく弾性変形させることができる。
【0008】
複数の前記溝部のうち、最もボトル軸方向の外側に位置する前記溝部の最深部は、径方向から見て矩形状を呈する前記パネル部の4つの角部からボトル軸方向に離れていてもよい。
【0009】
複数の溝部のうち、最もボトル軸方向の外側に位置する溝部(以下、外側溝部という)の最深部が、胴部において、径方向の内側に向けた外力に対して応力が集中しやすいパネル部の角部に対して、ボトル軸方向に離れて周方向に隣接していないので、胴部に径方向の内側に向けた大きな外力が加えられたときに、柱部に折れが生ずるのを確実に抑制することができる。
【0010】
前記溝部は、ボトル軸方向に沿う縦断面視で径方向の内側に向けて窪む凹曲線状を呈してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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