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公開番号
2025034367
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140696
出願日
2023-08-31
発明の名称
血液特性計測装置、透析システム、および計測用プログラム
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A61B
5/1455 20060101AFI20250306BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】より多くの種類の血液特性の計測をより少ない計測装置で可能にするための技術を提供すること。
【解決手段】計測装置100は、光学式センサを含む。光学式センサは、チューブ500内を通過する流体の光学的な特性を検出する。そして、計測装置100は、光学式センサの検出出力を用いて、チューブ500内の流体について、血液のヘマトクリット値の推定、血液の流量の推定、血液の酸素飽和度の推定、および、気泡検知を実施する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
患者の血液の流路において光学的な情報を検出する光学式センサと、
前記光学式センサの検出出力を用いて、前記患者の血液についての、ヘマトクリット値の推定、流量の推定、および、酸素飽和度の推定、ならびに、前記血液の流路における気泡検知を実施するコントローラと、を備える、血液特性計測装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、前記ヘマトクリット値の推定において、前記光学式センサによって検出される少なくとも1色の輝度をヘマトクリット値用回帰式に適用することにより前記患者のヘマトクリット値を算出する、請求項1に記載の血液特性計測装置。
【請求項3】
前記少なくとも1色は、緑色を含む、請求項2に記載の血液特性計測装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記ヘマトクリット値の推定において、さらに、前記光学式センサによって検出される色度のy値を前記ヘマトクリット値用回帰式に適用することにより前記患者のヘマトクリット値を算出する、請求項2または請求項3に記載の血液特性計測装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記流量の推定において、
2以上の流量用回帰式から前記ヘマトクリット値の推定において推定されたヘマトクリット値に対応する1の流量用回帰式を選択し、
前記1の流量用回帰式に前記検出出力のうち少なくとも1色の輝度を適用することにより、前記患者の血液の流量を算出する、請求項1に記載の血液特性計測装置。
【請求項6】
前記少なくとも1色の輝度は、赤色、青色、および緑色の平均輝度である、請求項5に記載の血液特性計測装置。
【請求項7】
前記コントローラは、前記酸素飽和度の推定において、前記光学式センサによって検出される複数の色の輝度を酸素飽和度用回帰式に適用することにより前記患者の血液の酸素飽和度を算出する、請求項1または請求項2に記載の血液特性計測装置。
【請求項8】
前記複数の色は、青色と緑色とを含む、請求項7に記載の血液特性計測装置。
【請求項9】
前記コントローラは、前記気泡検知において、前記光学式センサによって検出される輝度が所与の態様で変化したことに応じて、前記血液の流路における気泡の発生を特定する、請求項1または請求項2に記載の血液特性計測装置。
【請求項10】
前記コントローラは、
前記血液の流路において前記患者の血液が流れている場合には、前記光学式センサによって検出される輝度が第1の態様で低下したときに、前記気泡の発生を特定し、
前記血液の流路において前記患者の血液以外の流体が流れている場合には、前記光学式センサによって検出される輝度が第2の態様で上昇したときに、前記気泡の発生を特定する、請求項9に記載の血液特性計測装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、患者の血液特性の計測に関し、特に、患者の複数種類の血液特性の計測に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、血液特性の計測に関し、種々提案がなされてきている。たとえば、特開平11-104114号公報(特許文献1)は、血液流路に反射材を設け、当該反射材に光をあて、当該反射材からの反射光の光量を計測し、そして、当該光量を用いてヘマトクリット値および酸素飽和度を特定する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-104114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ある患者について、血液特性としてより多くの種類の情報を取得することは、当該患者の状態をより正確に把握するのに有益である。しかしながら、従来では、より多くの種類の情報を取得するためには、より多くの種類の計測装置を必要とし、これにより、医療施設に大きいコストが必要とされていた。また、計測装置の数が増えると、医療従事者が操作するべき装置の数が増え、これにより、医療従事者における大きな負担を強いていた。
【0005】
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、より多くの種類の血液特性の計測をより少ない計測装置で可能にするための技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に従うと、患者の血液の流路において光学的な情報を検出する光学式センサと、光学式センサの検出出力を用いて、患者の血液についての、ヘマトクリット値の推定、流量の推定、および、酸素飽和度の推定、ならびに、血液の流路における気泡検知を実施するコントローラと、を備える、血液特性計測装置が提供される。
【0007】
本開示の他の局面に従うと、血液浄化器と、患者の血液が循環される回路であって、血液浄化器の血液入口および血液出口を含む血液回路と、透析液が循環される回路であって、血液浄化器の透析液入口および透析液出口を含む透析液回路と、血液回路上に設けられた血液ポンプと、患者の血液回路において光学的な情報を検出する光学式センサと、光学式センサの検出出力を用いて、患者の血液についての、ヘマトクリット値の推定、血液の流量の推定、および、血液の酸素飽和度の推定、ならびに、血液の流路における気泡検知を実施するコントローラと、を備える、透析システムが提供される。
【0008】
本開示のさらに他の局面に従うと、コンピュータの1以上のプロセッサによって実行されることにより、コンピュータに、患者の血液の流路における光学式センサの検出出力を取得するステップと、検出出力を用いて、患者の血液についての、ヘマトクリット値の推定、血液の流量の推定、および、血液の酸素飽和度の推定、ならびに、血液の流路における気泡検知を実施するステップと、を実行させる、計測用プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、より多くの種類の血液特性の計測をより少ない計測装置で可能にするための技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
血液特性計測装置の第1の実施の形態を含む透析システムの一例の構成を示す図である。
計測装置100の外観を示す図である。
図2の計測装置100において扉152が開かれた状態を示す図である。
計測装置100の凹部151A,151Bにチューブ500が装着された状態を示す図である。
センサユニット111の斜視図である。
センサユニット111のハードウェアブロック図である。
チューブ500の撮像画像における、送液の設定値の変化に伴う輝度の変化の一例を示す図である。
チューブ500の撮像画像における、血液のヘマトクリット値の違いに基づく輝度の違いの一例を示す図である。
血液のヘマトクリット値の違いに基づく、撮像画像の輝度を用いた流量換算値と血液流量値との関係の違いの一例を示す図である。
血液での気泡発生による、センサ102の撮像画像における影響を説明するための図である。
血液での気泡発生による、センサ102において検出される輝度の変化を説明するための図である。
血液以外の流体での気泡発生による、センサ102の撮像画像における影響を説明するための図である。
血液以外の流体での気泡発生による、センサ102において検出される輝度の変化を説明するための図である。
計測装置100において実行される処理のフローチャートである。
ディスプレイ104における表示画面の一例を示す図である。
第2の実施の形態における透析システム1Aの外観を示す図である。
透析システム1Aのハードウェア構成の一例を示す図である。
第3の実施の形態における透析システム1の構成を示す図である。
図18のコンピュータ200のハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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