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公開番号2025034314
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140623
出願日2023-08-31
発明の名称清掃液及び清掃シート
出願人積水マテリアルソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類A01N 41/04 20060101AFI20250306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】本発明は、優れた油汚れ落とし効果を有し且つ洗浄後の清掃面に優れた抗ウイルス性を付与することができる清掃液を提供する。
【解決手段】本発明の清掃液は、スルホン酸化合物の金属塩を含む抗ウイルス剤と、油用溶剤と、水と、アルコールとを含み、且つ25℃のpHが8以上であるので、油汚れを良好に落とすことができ、更に、清掃液によって油汚れが落とされた清掃面は、優れた抗ウイルス性が付与され、更に、繊維基材に含浸させることによって清掃シートを構成することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
スルホン酸化合物の金属塩を含む抗ウイルス剤と、油用溶剤と、水とを含み、且つ２５℃のｐＨが８以上であることを特徴とする清掃液。
続きを表示（約 570 文字）【請求項２】
上記油用溶剤は、グリコールエーテル類を含むことを特徴とする請求項１に記載の清掃液。
【請求項３】
上記グリコールエーテル類は、分子中にポリオキシアルキレン構造を有することを特徴とする請求項２に記載の清掃液。
【請求項４】
上記スルホン酸化合物の金属塩は、分子内に芳香環を有することを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の清掃液。
【請求項５】
上記油用溶剤１００質量部に対して上記抗ウイルス剤０．１～３０質量部を含有していることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の清掃液。
【請求項６】
アルコールを更に含むことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の清掃液。
【請求項７】
上記アルコールは、エタノールを含むことを特徴とする請求項６に記載の清掃液。
の清掃液。
【請求項８】
上記油用溶剤１００質量部に対して上記アルコール１０～６０質量部を含有していることを特徴とする請求項６に記載の清掃液。
【請求項９】
繊維基材と、請求項１又は請求項２に記載の清掃液とを含むことを特徴とする清掃シート。
【請求項１０】
上記繊維基材は、不織布を含むことを特徴とする請求項９に記載の清掃シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、清掃液及び清掃シートに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、季節性インフルエンザウイルスの流行に加え、新型コロナウイルス（ＣＯＶＩＤ－１９）が世界的に大流行している。
【０００３】
高病原性のトリインフルエンザウイルスが変異してヒト間で感染が確認されており、更に、致死率のきわめて高いサーズウイルスも懸念されており、ウイルスへの不安感は高まる一方である。
【０００４】
又、食べ物を取り扱う台所やダイニングなどは、特にウイルスに注意すべき場所であり、更に、台所やダイニングは、調理や食べこぼしなどによる油汚れを生じる場所でもあるため、ウイルスの除去と油汚れの除去が必要となる。
【０００５】
特許文献１には、合成繊維を含む繊維集合体に洗浄液が含浸されてなるワイピングシートであって、乾燥状態における前記繊維集合体の坪量が５０ｇ／ｍ
2
以上１００ｇ／ｍ
2
以下であり、前記洗浄液は、ＨＬＢ値が異なる少なくとも二種類のノニオン系界面活性剤を含み、一方の前記界面活性剤のＨＬＢ値が１２以上１５未満であり、他方の前記界面活性剤のＨＬＢ値が１５以上１８以下であり、前記洗浄液が２０５ｇ／ｍ
2
以上３８０ｇ／ｍ
2
以下含浸されているワイピングシートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
ＷＯ２０２０／１０５５８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
しかしながら、上記ワイピングシートは、油汚れを落とすことができるものの、ワイピング後の清掃面に抗ウイルス性を付与することは記載されていない。なお、上記ワイピングシートには、殺菌剤を添加してもよいことが記載されているものの、公知の殺菌剤を単に添加しただけでは、殺菌剤がノニオン系界面活性剤によって失活され、殺菌剤の効果が十分に発揮されないことがあるとの問題点を生じると共に、ノニオン系界面活性剤による油汚れ落とし効果も低下することがあるという問題点を生じる。
【０００８】
本発明は、優れた油汚れ落とし効果を有し且つ洗浄後の清掃面に優れた抗ウイルス性を付与することができる清掃液及びこの清掃液を繊維基材に含浸させてなる清掃シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明の清掃液は、スルホン酸化合物の金属塩を含む抗ウイルス剤と、油用溶剤と、水とを含み、且つ２５℃のｐＨが８以上であることを特徴とする。
【００１０】
本発明の清掃シートは、繊維基材と、上記清掃液とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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