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公開番号
2025034269
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140559
出願日
2023-08-30
発明の名称
コネクタ
出願人
イリソ電子工業株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01R
12/71 20110101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】端子がハウジングに挿入されたコネクタにおいて、接続部等の液体付着部に接触した液体が、接触部等の被保護部にまで到達することを抑制する。
【解決手段】コネクタ10の端子20は、ハウジング30に保持される被保持部20bを有する。被保持部20bは、一対の板面21,21を有する。各板面21は、ハウジング30の壁面と近接する近接面24を有する。一対の板面21,21のうち少なくとも片方の板面21は、毛細管現象抑制面25を有する。毛細管現象抑制面25とは、ハウジング30の壁面と離隔した面であって、当該板面内において液体付着部20aと被保護部20cとを隔絶するように設けられる面を意味する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一つの端子で構成される端子部と、ハウジングと、を備え、
前記端子は、
液体が付着する液体付着部と、
液体の付着から保護すべき被保護部と、
前記液体付着部と前記被保護部との間に設けられ、前記ハウジングに保持される被保持部と、を有し、
前記被保持部は、一対の板面を有し、
各板面は、前記ハウジングの壁面と近接する近接面を有し、
前記一対の板面のうち少なくとも片方の板面は、前記ハウジングの壁面と離隔した面であって、当該板面内において前記液体付着部と前記被保護部とを隔絶するように設けられる面である毛細管現象抑制面を有する、
コネクタ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記一対の板面のうち両方の板面は、毛細管現象抑制面を有する、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記端子は、一対の板端面を有し、
前記一対の板端面のうち少なくとも片方の板端面は、毛細管現象抑制面を有し、
前記少なくとも片方の板端面の前記毛細管現象抑制面は、前記一対の板面のうち一方の板面の前記毛細管現象抑制面と、前記一対の板面のうち他方の板面の前記毛細管現象抑制面とを接続する、
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記端子は、一対の板端面を有し、
前記一対の板端面のうち両方の板端面は、毛細管現象抑制面を有し、
前記両方の板端面の前記毛細管現象抑制面は、前記一対の板面のうち一方の板面の前記毛細管現象抑制面と、前記一対の板面のうち他方の板面の前記毛細管現象抑制面とを接続する、
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記一対の板面のうち一方の板面の前記毛細管現象抑制面と、前記一対の板面のうち他方の板面の前記毛細管現象抑制面とは、前記板面に沿う方向において異なる位置に設けられる、
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記端子部は、少なくとも一つの第一端子と、少なくとも一つの第二端子と、を含み、
前記第一端子と前記第二端子とは、前記第一端子の他方の板面と第二端子の一方の板面とが対向するように隣り合い、
前記第一端子の前記他方の板面の前記毛細管現象抑制面と、前記第二端子の前記一方の板面の前記毛細管現象抑制面とは、前記ハウジングに形成された一体の空間に面する、
請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記端子部は、複数の端子を含み、
前記ハウジングは、前記複数の端子が挿入される空間を形成するための第一金型で形成された空間であって、前記端子の板厚方向において前記端子の板厚よりも大きな寸法を有する拡大空間を有し、
前記端子は、前記拡大空間に露出する露出部を有する、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記ハウジングは、前記端子が挿入される空間を形成するための第一金型が挿入される方向とは異なる方向から挿入される第二金型であって、前記第一金型を支えることにより前記第一金型の傾倒を防止するための前記第二金型で形成される空間である傾倒防止空間を有し、
前記毛細管現象抑制面は、前記傾倒防止空間に面する、
請求項1に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたコネクタでは、ハウジングに設けられた端子溝に端子が挿入されることにより、端子がハウジングによって保持される。上記のように組み立てられたコネクタは、端子の接続部が基板に半田接続されることにより、実装される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-110122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなコネクタでは、端子と端子溝の壁面との間に微細な隙間が存在する。そのため、半田ペーストに含まれたフラックスや、基板上のコーティング剤等の液体の異物が、接続部を介して前述した微細な隙間に進入し、毛細管現象によって接点付近まで這い上がっていく可能性がある。その結果、接点に異物が付着して接触不良が発生するおそれがある。
また、コネクタが可動コネクタの場合は、端子の中間弾性部に異物が付着し、可動力が低下するおそれがある。
【0005】
本開示の第1の態様が解決する課題は、端子がハウジングに挿入されたコネクタにおいて、接続部等の液体付着部に接触した液体が、接触部等の被保護部にまで到達することを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係るコネクタは、少なくとも一つの端子で構成される端子部と、ハウジングと、を備え、前記端子は、液体が付着する液体付着部と、液体の付着から保護すべき被保護部と、前記液体付着部と前記被保護部との間に設けられ、前記ハウジングに保持される被保持部と、を有し、前記被保持部は、一対の板面を有し、各板面は、前記ハウジングの壁面と近接する近接面を有し、前記一対の板面のうち少なくとも片方の板面は、前記ハウジングの壁面と離隔した面であって、当該板面内において前記液体付着部と前記被保護部とを隔絶するように設けられる面である毛細管現象抑制面を有する。
【0007】
本態様では、コネクタは、少なくとも一つの端子で構成される端子部と、ハウジングと、を備える。端子は、ハウジングに保持される被保持部を有する。被保持部は、一対の板面を有する。各板面は、ハウジングの壁面と近接する近接面を有する。
このため、ハウジングに端子を挿入する工程において、ハウジングの壁面により、端子を適切に案内することができる。
【0008】
ところで、端子がハウジングに挿入された状態では、端子の板面とハウジングの壁面との間に僅かな隙間が生じる。また、端子は、液体が付着する液体付着部と、液体の付着から保護すべき被保護部と、を有する。そのため、半田ペーストに含まれるフラックスや基板上のコーティング剤などの液体が液体付着部を介して上述の隙間に進入し、毛細管現象によって接触部、中間弾性部などの被保護部にまで到達する可能性がある。その結果、接触部に異物が付着して接触不良を起こしたり、中間弾性部に異物が付着して可動力が低下したりするおそれがある。
そこで、本態様では、一対の板面のうち少なくとも片方の板面は、毛細管現象抑制面を有する。毛細管現象抑制面とは、ハウジングの壁面と離隔した面(離隔面)であって、当該板面内において液体付着部と被保護部とを隔絶するように設けられる面を意味する。
このため、当該板面のうち毛細管現象抑制面よりも液体付着部側の部分で毛細管現象が発生した場合でも、毛細管現象抑制面において毛細管現象が起こらないので、液体が被保護部にまで異物として到達することを抑制できる。
その結果、一対の板面のうち少なくとも片方の板面において、液体付着部に接触した液体が当該板面とハウジングとの間の隙間を伝って被保護部にまで到達することが抑制される。
【0009】
なお、後述の実施形態では、被保護部が、接触部であるが、本態様の被保護部はこれに限定されない。本態様の被保護部は、液体の付着から保護すべき部分であればよく、例えば、中間弾性部であってもよい。中間弾性部とは、端子のうち取付対象物(例えば基板)に固定されるハウジングに保持される部分(被保持部)と、接触部との間に形成される部分であって、被保持部に対する接触部の変位を許容するように弾性変形容易に形成された部分を意味する。例えば、コネクタが固定ハウジングと可動ハウジングとを備える場合においては、固定ハウジングに対する可動ハウジングの相対変位を許容するように弾性変形容易に形成された部分が中間弾性部となる。但し、端子が中間弾性部を有する場合において、コネクタが可動ハウジングを備えなくてもよい。
なお、後述の実施形態では、端子が板材に抜き加工を施すことで製造され、端子が曲部(板材が曲げられた部分)を有しないが、本態様の端子はこれに限定されない。
なお、後述の実施形態では、一対の板面の各々が、平面であるが、本態様の板面はこれに限定されない。
【0010】
第2の態様に係るコネクタは、第1の態様において、前記一対の板面のうち両方の板面は、毛細管現象抑制面を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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