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公開番号2025034256
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140538
出願日2023-08-30
発明の名称環状錯体またはその結晶、環状錯体またはその結晶を含有するゴム組成物およびその硬化物
出願人住友ゴム工業株式会社,国立大学法人 東京大学
代理人個人,個人
主分類C07F 3/06 20060101AFI20250306BHJP(有機化学)
要約【課題】炭素-炭素不飽和結合を有する新規な錯体を提供する。
【解決手段】本発明の環状錯体は、環状構造を構成する単位として、式(1)で表される構成単位を有する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025034256000016.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">89</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">161</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式(1)において、M1及びM2は、同一または異なる金属原子;R1~R4は、独立に、水素原子、アルキル基、アルケニル基またはアルキニル基;R1~R4のうち少なくとも1個はアルケニル基またはアルキニル基]
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
環状構造を構成する構成単位として、式(1)で表される構成単位を有することを特徴とする環状錯体。
TIFF
2025034256000014.tif
89
161
[式(1)において、M

およびM

は同一または異なる金属原子であり、R
1
~R

は、それぞれ同一または異なって、水素原子、炭素数1~18のアルキル基、炭素数2~18のアルケニル基または炭素数2~18のアルキニル基を表す。R
1
~R

のうち少なくとも1個は炭素数2~18のアルケニル基または炭素数2~18のアルキニル基である。]
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
式(2)で表される請求項1に記載の環状錯体。
TIFF
2025034256000015.tif
100
161
[式(2)において、M

およびM

は同一または異なる金属原子であり、R
1
~R

は、それぞれ同一または異なって、水素原子、炭素数1~18のアルキル基、炭素数2~18のアルケニル基または炭素数2~18のアルキニル基を表す。R
1
~R

のうち少なくとも1個は炭素数2~18のアルケニル基または炭素数2~18のアルキニル基である。nは3以上の整数である。]
【請求項3】

1
およびM

は、酸化数が+2の金属原子である請求項2に記載の環状錯体。
【請求項4】

1
およびM

は、亜鉛、ベリリウム、鉛、マグネシウム、ニッケルおよび銅よりなる群から選択される少なくとも1種の金属原子である請求項2に記載の環状錯体。
【請求項5】


~R

は、炭素数2~8のアルケニル基または炭素数2~8のアルキニル基である請求項2に記載の環状錯体。
【請求項6】


~R
4
は、-CH=CH

または-C(CH

)=CH

である請求項2に記載の環状錯体。
【請求項7】


~R
4
は、-CH=CH

または-C(CH

)=CH

であり、M
1
およびM

は、亜鉛である請求項2に記載の環状錯体。
【請求項8】
nは、10以下の整数である請求項2に記載の環状錯体。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の環状錯体の結晶。
【請求項10】
環状錯体1分子に対して、鋳型分子を2分子含有する請求項9に記載の環状錯体の結晶。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、炭素-炭素不飽和結合を有する環状錯体またはその結晶、前記環状錯体またはその結晶を含有するゴム組成物、および、前記ゴム組成物の硬化物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ゴム組成物として、基材ゴムに共架橋剤として(メタ)アクリル酸亜鉛を配合したものが広く使用されている。共架橋剤は、基材ゴムを架橋し、得られる硬化物の物性を高める。ゴム硬化物の物性を高めるために新規な共架橋剤の研究開発がされている。共架橋剤として使用される(メタ)アクリル酸亜鉛は、種々の錯体を形成することが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、構造式(20)で表される錯体が開示されている。
【0004】
TIFF
2025034256000002.tif
65
166
【0005】
[構造式(20)において、M

~M

は同一または異なって金属原子であり、R

~R

は、それぞれ同一または異なって、水素原子、炭素数1~18のアルキル基、炭素数2~18のアルケニル基または炭素数2~18のアルキニル基を表す。R

~R

のうち少なくとも2個は炭素数2~18のアルケニル基または炭素数2~18のアルキニル基である。]
【0006】
特許文献2には、式(21)で表される錯体が開示されている。
((RCOO)



(OH)



(21)
[式(21)中、Mは金属原子、Rは、水素原子、炭素数1~18のアルキル基、炭素数2~18のアルケニル基または炭素数2~18のアルキニル基である。複数存在するRは、それぞれ同一でも異なっていてもよい。ただし、Rのうち少なくとも1個は炭素数2~18のアルケニル基または炭素数2~18のアルキニル基である。nは、1以上の整数である。]
【0007】
特許文献3には、式(22)で表される錯体が開示されている。
[M

O(RCOO)



(22)
[式(22)中、Mは金属原子、Rは、水素原子、炭素数1~24のアルキル基、炭素数2~18のアルケニル基または炭素数2~18のアルキニル基である。式(1)において、複数存在するRは、それぞれ同一でも異なっていてもよい。ただし、Rのうち少なくとも2個は、炭素数2~18のアルケニル基、または、炭素数2~18のアルキニル基であり、かつ、Rのうち少なくとも1個が、炭素数6~24のアルキル基である。nは、1~8の整数である。]
【0008】
特許文献4には、式(24)で表される錯体が開示されている。
[M

O(RCOO)



(24)
[式(1)中、Mは金属原子、Rは、水素原子、炭素数1~18のアルキル基、炭素数2~18のアルケニル基、炭素数2~18のアルキニル基、または、構造式(25)で表される一価の基である。式(24)において、複数存在するRは、それぞれ同一でも異なっていてもよい。nは、1~8の整数である。ただし、Rのうち少なくとも1個は、炭素数2~18のアルケニル基、または、炭素数2~18のアルキニル基であり、かつ、Rのうち少なくとも1個が、構造式(25)で表される一価の基である。
【0009】
TIFF
2025034256000003.tif
26
161
【0010】
構造式(25)において、A

~A

は、それぞれ独立して窒素原子または炭素原子を表す。X

は単結合または2価の有機基を表す。R

は水素原子または1価の有機基を表す。なお、A

~A

は少なくとも1つが炭素原子であり、X

およびR

は炭素原子に結合する。nは0~3の整数を表す。A

~A

のうち1つが炭素原子の場合、nが0である。A

~A

のうち2つが炭素原子の場合、nが1である。A

~A

のうち3つが炭素原子の場合、nが2である。A

~A

が全て炭素原子の場合、nが3である。nが2以上の場合、複数存在するR

が互いに結合し、環構造を形成してもよい。]
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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