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公開番号
2025034005
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140111
出願日
2023-08-30
発明の名称
経口組成物
出願人
小林製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23F
3/30 20060101AFI20250306BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】本発明は、茶粉末を含む用時調製型の乾燥形態の経口組成物であって、水中での分散性が向上した経口組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】(A)茶粉末と(B)サラシア属植物の抽出物とを含む乾燥形態の経口組成物は、水中での分散性が向上している。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)茶粉末と、(B)サラシア属植物の抽出物とを含む、乾燥形態の経口組成物。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
(A)成分が、ほうじ茶粉末、緑茶粉末、及び/又はウーロン茶粉末である、請求項1に記載の経口組成物。
【請求項3】
前記(A)成分1重量部当たりの前記(B)成分の含有量が、0.03~0.85重量部である、請求項1に記載の経口組成物。
【請求項4】
前記(A)成分の含有量が50~97重量%である、請求項1に記載の経口組成物。
【請求項5】
前記(B)成分の含有量が3~50重量%である。請求項1に記載の経口組成物。
【請求項6】
飲用時における前記(A)成分の含有量が、乾燥重量で0.1~10重量%である、請求項1に記載の経口組成物。
【請求項7】
飲用時における前記(B)成分の含有量が、乾燥重量で0.01~5重量%である、請求項1に記載の経口組成物。
【請求項8】
粉末飲料又は顆粒飲料である、請求項1に記載の経口組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、茶粉末を含む用時調製型の乾燥形態の経口組成物であって、水中での分散性が向上した経口組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
茶粉末を湯又は水に分散させて飲用する茶飲料(以下において、「粉末茶飲料」とも記載する。)は、用時に抽出作業が不要であり利便性に優れること、茶殻が発生しないため廃棄物を生じないことに加えて、茶葉の抽出液とは異なり茶葉の様々な機能性成分をまるごと摂取することができる。このため、粉末茶飲料は、健康効果又は美容効果の促進の観点から飲用されている。
【0003】
粉末茶飲料は、湯又は水に溶解しない成分を多く含むため、茶葉の成分を効率的に飲用する観点、及び飲みやすさの観点から、茶粉末の分散性が良いほど望ましい。
【0004】
例えば、特許文献1には、水又はお湯に、ダマを生じることなく容易に分散・懸濁(一部溶解も含む)させることを目的とした粉末茶として、茶原料を微粉末化した微粉末を造粒して得られる粉末茶が開示されている。また、特許文献2には、分散性に優れた粉末茶混合物として、平均粒子径が異なる粉末茶を所定の重量比で含む粉末茶混合物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-296341号公報
特開2019-129717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
粉末茶飲料は市販品も多く、湯又は水と混合するだけで容易に調製できるように製造されている。しかしながら、粉末茶飲料の分散性は未だ十分とはいえないため、調製後しばらくすると容易に沈殿を生じ、飲用の間にもかき混ぜなおすのが一般的である。このため、粉末茶飲料はより優れた分散性を具備することが望まれる。さらに、昨今の健康志向の高まりに鑑みると、粉末茶飲料の分散性の向上が、非機能性成分である添加物ではなく他の機能性成分により可能になれば、他の機能性成分の共配合による複合的な効果も得られるため望ましいと考えられる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、茶粉末を含む用時調製型の乾燥形態の経口組成物であって、水(以下において、湯も含む意味で用いる。)中での分散性が向上した経口組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、茶粉末を含む用時調製型の乾燥形態の経口組成物にサラシア属植物の抽出物を配合することにより、水中での分散性を向上できることを見出した。本発明は、この知見に基づいて完成されたものである。
【0009】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)茶粉末と、(B)サラシア属植物の抽出物とを含む、乾燥形態の経口組成物。
項2. (A)成分が、ほうじ茶粉末、緑茶粉末、及び/又はウーロン茶粉末である、項1に記載の経口組成物。
項3. 前記(A)成分1重量部当たりの前記(B)成分の含有量が、0.03~0.85重量部である、項1又は2に記載の経口組成物。
項4. 前記(A)成分の含有量が50~97重量%である、項1~3のいずれかに記載の経口組成物。
項5. 前記(B)成分の含有量が3~50重量%である。項1~4のいずれかに記載の経口組成物。
項6. 飲用時における前記(A)成分の含有量が、乾燥重量で0.1~10重量%である、項1~5のいずれかに記載の経口組成物。
項7. 飲用時における前記(B)成分の含有量が、乾燥重量で0.01~5重量%である、項1~6のいずれかに記載の経口組成物。
項8. 粉末飲料又は顆粒飲料である、項1~7のいずれかに記載の経口組成物。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、茶粉末を含む用時調製型の乾燥形態の経口組成物の、水中での分散性を向上できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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