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公開番号2025033205
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023138763
出願日2023-08-29
発明の名称定量供給装置
出願人株式会社マイス
代理人個人
主分類B65G 47/14 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】小物物品を安定的に貯留部から取り出しやすい定量供給装置を提供する。
【解決手段】定量供給装置100は、定量の小物物品を供給する。定量供給装置100は貯留部20aと回転体40と可動磁石とを有する。貯留部20aは複数の小物物品を貯留する。回転体40は水平な軸を回転軸として回転する。可動磁石は、当該可動磁石が貯留された小物物品を吸着することで回転体40の回転に伴って貯留部20a内における当該小物物品の位置を変化させる磁石である。可動磁石は、回転体40の回転に応じて回転体の径方向の成分を有する方向に移動可能に回転体40に取付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
定量の小物物品を供給する定量供給装置であって、
複数の前記小物物品を貯留する貯留部と、
水平な軸を回転軸として回転する回転体と、
貯留された前記小物物品を吸着することで前記回転体の回転に伴って前記貯留部内における当該小物物品の位置を変化させる磁石である可動磁石と、を有し、
前記可動磁石は、前記回転体の回転に応じて前記回転体の径方向の成分を有する方向に移動可能に前記回転体に取付けられている、定量供給装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記可動磁石の移動方向は、前記径方向に直交する方向の成分を有し、
前記可動磁石が前記回転体の回転方向における後退側に配置される第一位置は、前記可動磁石が前記回転方向における進行側に配置される第二位置よりも前記回転体の中心に近接している、請求項1に記載の定量供給装置。
【請求項3】
前記回転体の回転動作を制御する制御部をさらに有し、
前記制御部は前記回転体を前記回転方向と反対の後退方向に回転させ、
前記回転体が回転しているときに前記小物物品が供給されないと、前記制御部は前記回転体に前記後退方向への回転を開始させる、請求項2に記載の定量供給装置。
【請求項4】
前記可動磁石とは異なる取出用磁石をさらに備え、
前記取出用磁石は前記回転体に取り付けられて前記小物物品を吸着することによって当該小物物品を前記回転体の回転に伴わせて前記回転体の回転方向に移動させ、
前記第一位置と前記回転体の中心との距離は、前記取出用磁石と前記回転体の中心との距離よりも小さい、請求項3に記載の定量供給装置。
【請求項5】
前記可動磁石および前記取出用磁石とは異なる固定攪拌用磁石をさらに有し、
前記固定攪拌用磁石は、
前記回転体に固定されて取付けられ、
貯留された前記小物物品を吸着することで前記回転体の回転に伴って前記貯留部内における当該小物物品の位置を変化させ、
前記第一位置と前記回転体の中心との距離は、前記固定攪拌用磁石と前記回転体の中心との距離よりも小さく、
前記第二位置と前記回転体の中心との距離は、前記固定攪拌用磁石と前記回転体の中心との距離よりも大きい、請求項4に記載の定量供給装置。
【請求項6】
前記第一位置と前記第二位置との間で前記可動磁石が移動する軌跡は、前記回転体の周縁に向けた突形状を有して湾曲している、請求項5に記載の定量供給装置。
【請求項7】
前記第一位置と前記取出用磁石との距離は、前記第二位置と前記固定攪拌用磁石との距離よりも大きい、請求項6に記載の定量供給装置。
【請求項8】
前記回転体の回転軸方向に見て、前記第二位置における前記可動磁石は、前記回転体に伴って移動する前記取出用磁石の中心の軌跡上に配置されている、請求項7に記載の定量供給装置。
【請求項9】
二以上の複数の可動磁石を有し、
前記回転軸方向に見て、一の可動磁石が前記回転体の中心に最も近接して配置される位置と、前記回転体の中心との距離は、他の可動磁石が前記回転体の中心に最も近接して配置される位置と、前記回転体の中心と、の距離よりも小さい、請求項8に記載の定量供給装置。
【請求項10】
前記取出用磁石は前記径方向の成分を有する方向に移動可能に前記回転体に取付けられている、請求項4から9のいずれか一項に記載の定量供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定量供給装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ネジ等の小物物品について、定量の小物物品を供給する定量供給装置(100)がある。この種の技術に関し、下記特許文献1には、小物物品が磁石(11a,11b,11c)に吸着されて移動し、当該小物物品が受皿(10)へ供給される定量供給装置が開示されている。具体的には、水平な軸を回転軸とする回転体(40)に磁石(11a,11b,11c)が取付けられており、当該磁石(11a,11b,11c)が回転体(40)の回転に伴って移動し、貯留容器内の小物物品に吸着して取り出し、受皿へ移動させる。
特許文献1における定量供給装置(100)の回転体(40)には、攪拌用磁石(16)が設けられている。攪拌用磁石(16)は貯留部(6)内の小物物品を吸着して攪拌する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-052615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、攪拌用磁石(16)は所定の軌跡上を回転して移動する一方、攪拌を要する箇所は貯留部(6)内の様々な位置で生じうるため、攪拌用磁石(16)による貯留部(6)内の小物物品の攪拌は十分でない場合がある。この場合、小物物品を貯留部(6)から安定的に取り出しにくいという問題が生じる。
【0005】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、小物物品を安定的に貯留部から取り出しやすい定量供給装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の定量供給装置は、定量の小物物品を供給する定量供給装置であって、複数の前記小物物品を貯留する貯留部と、水平な軸を回転軸として回転する回転体と、貯留された前記小物物品を吸着することで前記回転体の回転に伴って前記貯留部内における当該小物物品の位置を変化させる磁石である可動磁石と、を有し、前記可動磁石は、前記回転体の回転に応じて前記回転体の径方向の成分を有する方向に移動可能に前記回転体に取付けられていることを特徴とする。
【0007】
可動磁石が径方向に移動することで、磁石が回転体40の径方向に移動せず回転体40に対して相対的に固定されている場合に比べて、当該可動磁石は貯留部内のより広い範囲を撹拌することができる。結果、貯留部内の小物物品は取出用の磁石により取り出されやすい状態となる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の定量供給装置によれば、貯留部内のより広範な部分が可動磁石によって攪拌されることで小物物品をより安定的に貯留部から取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第一実施形態にかかる定量供給装置の一例を示す斜視図である。
第一実施形態にかかる定量供給装置の正面側から見た構成を示す図であり、第一貯留領域の構造を示す図である。
第一実施形態にかかる定量供給装置の平面視した構造を示す図である。
第一実施形態にかかる定量供給装置を右側から見た構成を示す図である。磁石および保持穴の一つの位置を実線にて図示している。
磁石の回転体への取付け方を説明するための、当該磁石およびその周囲の部分拡大図であり、縦断面図である。
第一実施形態にかかる定量供給装置における回転体および磁石の動きについて説明するための説明図であり、回転体の正面図である。
図7(a)および図7(b)は、回転体を所定の速さ以上の速さで回転させた場合の第一実施形態にかかる定量供給装置における回転体および磁石の動きについて説明するための説明図であり、回転体の正面図である。
第二実施形態にかかる定量供給装置における回転体の正面図である。
第三実施形態にかかる定量供給装置における回転体の正面図である。
図10(a)および図10(b)は変形例にかかる定量供給装置における回転体を説明するための回転体の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の定量供給装置の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
また、本発明の定量供給装置の動作を、順番に記載された複数の工程を用いて説明する場合があるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番やタイミングを限定するものではない。このため、本発明の定量供給装置の動作を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の工程の実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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